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zoom RSS 灰色の北壁 真保祐一 講談社

<<   作成日時 : 2005/06/28 21:56   >>

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暑いです。毎日言っても仕方ないんですが、暑いです。すっかり食欲が落ちて、いけません。今から夏バテしてたんでは、いかんのですが。そこで、ひや〜っとした本で少しは涼しい気持ちに・・。

この「灰色の北壁」は、「ホワイトアウト」で知られる真保祐一さんの山岳小説です。そういえば、映画の「ホワイトアウト」を見にいったときも、真夏でした。冬に見ると体にこたえそうな映画でしたもんね。

冬山というのは、山男にはこたえたられないものであるらしいですね。寒いのが苦手なうえに高所恐怖症の私には考えられませんが、どうも男の人をひきつけてやまないものがあるらしい。この本におさめられている3篇も、そんな男たちを描いたものです。どうしてこんな過酷な思いをしながら山に登るのか?

マロリーという有名な山岳家は、「そこに山があるからだ」といったらしい(間違ってたらすいません。うろ覚えです)のですが、過酷で荘厳な冬の山々に自分の身をおく、ということが「生きている」という実感を人にあたえるからなのでしょうか。スキーで長野にいった時、横手山や寺子屋から一望する光景には、確かに「神」のようなものの存在を感じたことがあります。それを自分の体ひとつで感じることで、やはり格別な思いが生まれるのでしょう。夢枕獏の「神々の山嶺(いただき)」を読んだ時にも感じましたが、これはやはり「男の世界」ですね。というか、「男の世界」であってほしいというか。

そう思うと少し残念なのは、この3篇すべてに「女の影」がちらつくこと。山に対峙しながら繰り広げられる心理劇に深みを添えているのでしょうが、ここはやはり「男の物語」にポイントを絞ってほしかったなあ。ただ自分のために登る、というほうがこの厳しさによく似合うのではないのでしょうか。


なんと、ミチさんから、Reading Baton がまわってきました。
あれこれ考えております。近日アップしますね。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
Reading Baton受け取りました。
いろいろ考えてみます。
記事をアップしたらまたコメントに来ますね*
mikki
2005/06/29 00:43

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