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zoom RSS フライ、ダディ、フライ 金城一紀 角川書店

<<   作成日時 : 2005/07/15 23:12   >>

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今日、岡田准一・堤真一主演の「フライ、ダディ、フライ」を見にいってきました。良かった。大いに笑って、泣きました。原作はずいぶん前に読んでいました。とても好きな作品なので、少々見るのが怖かったんですが(大概映画にがっかりすることが多いので)これは見事に小説の感動を映画化してありました。脚本を金城一紀さんご本人が書いておられる、というのもあるのかも。

岡田准一くんのカッコいいことと言ったら・・。鍛え抜かれた動作の一つ一つが美しい。在日であるというだけで暴力を受けた過去を持つスンシンの孤独さと強さ、寂しさを見事に演じていました。彼なしにはこの映画はできなかっただろうと思います。「鷹の舞」のシーンには、ため息がでましたよ。言葉ではなく肉体で思いを表現できるということ。見ているものを魅了するその美しさのために、彼はどこまで努力しているのだろう。名だたる監督さんが彼を使いたがる気持ちがわかりますねえ。

しかし、映画を見てる間中感情移入したのは、堤真一さん演じる「鈴木一」です。理不尽な暴力に傷つけられた娘を、どうしていいのかわからなくて傷つけてしまった父親。その信頼を取り戻すために無茶なトレーニングをスンシンとはじめるのですが、もうその走り方を見ているだけでも笑ってしまうほどカッコ悪い。でも、その姿に泣けるんです。愛するもののために何ができるのか。大切なものをもう一度取り戻そうとする、その戦いに泣けます。
「世界を敵に回してもまもってやれるのは、俺だけなんだ」という思い。最後の最後、勝利の中で得たものは、そんな自分に対する信頼だったのでは・・?

傷ついた子どもを支えようとしたときに、一番大切なのはそこなんですよね、きっと。それを思い出させてくれた、とてもいい映画でした。原作もこれまたカッコいいので、ぜひ読んでほしいなあ。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
TBありがとうございました。こちらからのTBがうまくいかないのでごめんなさいね。
私は金城さんの本を一冊も読んだ事がないのですが、皆さんオススメになっているので、是非読んでみたいと思います!
いま手元に「積んで」ある本を読んだ後になると思うんですけど・・・。
ミチ
2005/07/16 06:32
はじめまして、こんにちは。
私も、つい先日映画を観て、なかなかの面白さに
原作に興味をもち、帰りに買って読みました。
映画で人間像や背景がイメージされているのまま
読みましたが、スンシンが小説の方がダークっぽい。
でも、岡田くんのスンシンは映画のスンシンの設定が
似合っていました。(ややこしい・・・)
“鷹の舞”も映像ならではで、とても綺麗でした。
鈴木さんも、堤さんならではのかっこ悪さと
かっこ良さが、素敵なお父さんになっていました。

金城さんの小説はこれが初めてなので・・・
映画『GO』は観ましたが・・・
「GO」も含めて他作品も読んでみようと思いました。
hirarin-depp
2005/07/16 08:34
<ミチさん、コメントありがとうございます。
 金城さんの小説はとても面白いですよ。ぜひ読んでみてください。
 また遊びにいきますね。ミチさんの映画評面白いです。すごくたくさん
 見ておられるんですね。「愛の神、エロス」見たくなりました!見たら
 感想書きにいきますね。

<hirarinさん、コメントありがとうございます。TBしました。読んでくださいね。
 
ERI
2005/07/16 21:22

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