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zoom RSS 本当はちがうんだ日記 穂村弘 集英社

<<   作成日時 : 2005/07/23 00:12   >>

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読みかけの本を放ったまま、息子とルパンを見てしまいました。ルパンは不変だ。相変わらず不二子ちゃんに騙されてあげ続けるカッコいいルパン。声優のみなさんがいつまでもお元気であり続けることを願います。栗田寛一は頑張ってる。でも、あの「不二子ちゃ〜ん」というルパンのすべてがこもったセリフの軽味は、やはり故山田康夫さんのものだったなあ。自分を笑うルパンの「男」を感じてしまう「不二子ちゃ〜ん」だった・・。ルパン大好きです。

穂村さんのこのエッセイの最後の文章にもルパンの話がでてきます。不二子ちゃんをなぜルパンが追い続けるのか?昔子どもの頃は、それが不思議だった。「また騙されてるじゃんか」と、不二子にいらいらしたこともあったりして。それを「嘘と裏切りの塊」としてひとりで生きる魅力の象徴だ、なんて穂村先生のツンと胸をついてくる言葉にうなずく自分は、やはりそれだけ人生の見方が変わったということなんでしょうかね。

全くの同年代ならではの共感とおかしさで、今回もたっぷり笑わせていただきました。「本当の私」という仮想の自分がいる、という感覚はよ〜くわかります。私たちの世代は、これ、という色を持たないままに年だけ重ねている中途半端な層なんじゃないかなあ。一世代上の団塊の世代のように火炎瓶をなげたりするほどの思想や熱さもなく、さりとてマイペースを貫く「新人類」といわれた下の世代ほどもクールになれず、「どうすりゃいいの?」と思ったまんま気がつけば働き盛りといわれる年に・・。そんな視線のさだまらない自意識のあり方に、いつもちょっと自信がなさげなんですよね。でも、そんなひりひりした自意識を持ち続けるのって、悪いことばかりじゃない。だって、いつまでもアンテナの立った自分でいられるから。自分に安心してそこにあぐらをかくのは、こわい。いつもいろんなことに感動したり、違和感を感じたりすることが「自分」を自分で確認することだと思ってます。穂村さんのエッセイを読むとそれを感じるんだなあ。たまらなくおかしくて、ちょっとさびしい。締め切りから逃げたくてネットオークションを見続けるくだりなんて、最高におかしい。おんなじことしてるんだもん。

ところで、穂村さん、結婚なさったんですか?この真相も知りたくもあり、知らないほうがいいかと思ったりするんですが。でも、気になる!

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本当はちがうんだ日記(穂村弘・著)★★★  相変わらず面白い。この自意識のありようは、だれもが身につまされるのでは。けど「性欲キス」とか「寝ながらハチミツパン」とか、今回は露悪的過ぎる告白が多くて、女性ファンが減ったりするのでは。と、少し心配に…。かとい.... ...続きを見る
つるつるいっぱいの宇宙
2005/07/23 15:06

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