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help リーダーに追加 RSS 陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎 祥伝社

<<   作成日時 : 2006/06/21 23:37   >>

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画像気になっていた「陽気なギャング」の続編をやっと
読みました。シリーズものの楽しさ、十分に味わいました。
このシリーズは、それぞれのキャラがはっきりしてて、
うんうん、この人ならこう言うよな、とニヤニヤしながら
読めてしまう。ちょっと時代小説の楽しみにも通じるとこが
ありますね。

人間嘘発見器のリーダー格・成瀬、演説の達人で突っ込みどころ満載・響野、
体内時計の持ち主で運転の名手・雪子、天才スリで若く明るい久遠の
四人組。スマートな銀行強盗を身上とする彼らが、それぞれに巻き込まれた
ちょっとした事件たち。それがどんどん繋がって不思議な連鎖をなしていく。
伊坂氏独特のプロットの妙と、軽妙な会話が楽しいギャング・サスペンス
第二弾。

四人それぞれがまったく違う事件に巻き込まれていくようで、
それが見事に繋がっていくのは、いつもながら流石の面白さです。
もっともはじめ雑誌に連載したときは関連させるつもりはなかったらしいですが。
ま、そのせいかちょっと前半と後半でテンポが違ってしまっているのは
仕方ないですね。前半の、自分からトラブルに突っ込んでいく面々が
面白い。遠くから犯人を観察して事件を察知する成瀬の頭脳プレイ
も楽しいですが、わずかな鍵から謎のチケットの裏を読んで楽屋に
のりこむ雪子がかっこいい!!なんだか男らしさが増した感じ(爆)
響野のムダ口もどこまでも調子よく、久遠の飄々とした明るさも
カラッとして、これは伊坂氏にしかだせない突き抜けた味です。
響野がすっかり突っ込まれキャラとして定着。
奥さんに突っ込まれ、久遠にからかわれ、雪子に呆れられ、成瀬にすっかり
だまされる。成瀬がリーダーで頼れる存在であることは変わりないんですが、
この四人を繋ぐのは、このいじられ放題の響野だと思うんですよ。
後半は、誘拐事件を軸に話が展開するんですが、出てくる犯人も
悪役もなんとなく間が抜けてておかしいですね。
ラストは例のごとく成瀬の一人勝ちなんですが、
成瀬の罠にあっさりはまってあげる響野がいるから、成瀬も安心して
仲間を騙せる、っつうもんです。

この四人組と遊んでいると、鬼平犯科帳にでてくる個性豊かな
盗賊たちを思い出すんですよね。盗賊の三ヶ条「盗まれて難儀を
するものに手を出さぬこと、人を殺傷せぬこと、女を手ごめにせぬこと。」
を守りつつ、何年もかけて準備をして、芸術的な盗みで人を煙にまく
泥棒たち。片手で悪事に手をそめながら、自分たちなりの美学と正義感を
持ってる。その黒と白の間にいる彼らのアナーキーな魅力が、
あのシリーズの大きな魅力なんですが、このシリーズもやはりその楽しみが
ありますね。う〜ん、成瀬が大滝の五郎蔵、雪子は密偵のおまさ、久遠は
粋でいなせな伊三次、響野は・・相模の彦十なんてどうでしょう。妄想ですが(爆)
このシリーズは、息なが〜く、続けていただきたい。
私はシリーズもの、というのが好きです。
安心してその物語の世界にひたれて、長くお付き合いしてるうちに
すっかり友達になったような気分になれるとこがいいんですよ。
伊坂氏。よろしくお願いいたします〜!!

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=001080
伊坂氏の本  http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000287
         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000500
         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000367 
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         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000514
         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000565 
         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000727
         http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=001060

うわあ。こうやって並べるとむっちゃ登録してる。ほんまに個人的に好きなんやね、
伊坂氏の作品が・・。我ながら笑っちゃったわあ・・・。


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陽気なギャングの日常と襲撃伊坂 幸太郎 (2006/05)祥伝社 この商品の詳細を見る いつもはメモをしながら読むのですが、この本は純粋に読書に集中。 陽気なギャングは、やっぱいいっすね! このわくわくが溜まんない。 ...続きを見る
しんちゃんの買い物帳
2007/04/06 17:18

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
おもしろかったのですが・・、こう、なんか、残らないというか。
でも、それがこの作品の価値なのかもしれませんね。「〜地球をまわす」も再読しなくちゃ。
すの
2006/06/24 06:46
こんにちは♪
私も先日読んだばかりです!
伊坂さんの本の登場人物はなにかこう「品」があるから好きです。
陽気なギャングに遭遇して響野の演説を聞きたいと思うのは私だけではないはず?
ミチ
2006/06/24 09:50
>すのさん
これは残らなくっていいと思ったり・・。楽しくウハウハ笑って読めて「あ〜。面白かった」なんていうのは読書の一番の楽しいところですよね!

>ミチさん
そうですね。伊坂さんの作品の登場人物は、それぞれ自分の美学を持っていて、それが魅力です。「自分」があるから、崩れないのかなあ。
響野の演説、聞きたい!に一票。きっちり時間を計って聞きたいですね。
ERI
2006/06/24 21:28
ERIさんこんにちは(^-^)
またTBはらせてもらいましたぁ。
ほんとにどのキャラも、脇役までもが魅力的でおもしろかったです。
伊坂さんの本には、ひどい悪人が出てくるものもけっこうあるけど、これはいい人ばっかりで和みます(笑)
ほんとにおもしろかった(*^_^*)
kimi
2006/07/02 16:59
>kimiさん
TBとコメントありがとうございます!
この物語のキャラ、どれもいいですね。何してもおかしくて、ほのぼのします。こんな銀行強盗にあってみたい〜!(爆)
ERI
2006/07/02 22:37
TBさせていただきました。
ホントに響野さんはいじられキャラに確定ですね。
それがとても面白かったです。
tomekiti
2006/07/14 14:35
ERIさん、こんにちは。雪子、雄々しかったですよね。“男らしさが増した感じ”に(爆)でした。そうそう、響野はいじられ放題でしたね。みんな響野のキャラがわかっているので突っ込んで、その言い訳がまた笑えました。この4人、私は前作で「ルパン三世」論を考えましたが、「鬼平犯科帳」だったのですね!!。時代劇は、私のウイークポイントなので(ほとんど読んでる宮部みゆきさんで、このジャンルだけ手付かず)、気がつきませんでした。シリーズものの魅力ってありますよねー。この作品も続いて欲しいです。
藍色
2006/09/22 14:10
>藍色さん
「ルパン三世」の方がおしゃれかも(爆)私は時代小説フリークなんで、ついこういう例えに・・。時代小説はシリーズが多いんですよ。
素敵な作品も多いです。一度読んでみてください。
池波正太郎先生は、絶品です・・。山本周五郎などは読みやすいですよ。
最近なら、諸田玲子さんや、北原亞以子さんもオススメです・・って、全く本文と関係ないやん(爆)
ERI
2006/09/22 22:14

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