おいしい本箱Diary

アクセスカウンタ

zoom RSS オンタロスの剣 (クラッシュ・ブレイズシリーズ) 茅田砂胡 中央公論新社

<<   作成日時 : 2006/08/16 01:12   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

画像クラッシュ・ブレイズのシリーズ5作目。
今回も小ネタかと思いきや、ルウがえらい目に・・・。
しかし、ケリーを助けたがために、こんなイヤな目に何度も
あうとしたら、こりゃたまらんよなあ。
リィやケリー、ジャスミンの活躍よりも、ルウをひどい目にあわせた
その人たちに、果てしない気持ち悪さを感じてしまった。

ネタばれになっちゃうので、気をつけてくださいね。
はたまた、権力をたっぷり持っている、もはやこの世に
おさらばしかけのお年寄りにルウがさらわれてしまうわけです。
狙うのは、ルウの超能力。でも、ルウがいうことなんかきくわけがない。
う〜ん、そこからが、なかなかえぐい展開です。

不老不死・・って、そんなにいいものなんかな〜。
そりゃ、お肌や身体は若いに越したことはないけど。
文楽の越路太夫さんが、「芸の修行のために、人生が二回ほしい」
とおっしゃっておられた。それは、よくわかるような気がする。
なにしろ、文楽という芸能は、「長生きも芸のうち」といわれるほど
奥が深い。これから、と思う太夫さんが亡くなられて切ない思い
をしたことも何度かある。でもなあ、それもやっぱり人生が一度
しかないからこそその姿勢が美しいんであって・・。

先日同窓会で、大学時代の恩師のことをちょっと書きましたが・・。
老いてなお美しい、ということは素敵なことだなあと、しみじみ思った
んですよ。若い、ということは、それだけで美しいものです。
もちろん、若いがゆえにしんどいこともたくさんあって、ただ礼賛されること
でもないけれども。そのイタさもひっくるめて、やはり若いということは
美しいよな、と思う。でも、そこから綺麗に年をとっていくことって、
本当に難しいこと。自分もそうだけれども、段々感性が衰えていく。
ドキドキすることが少なくなる。身体と一緒に気力も衰えていく。
先生が、なぜあんなにいつまでも魅力的でおられるのか。
心に「少年」を飼っておられるのではないか、と思う。
子どもっぽいのではなく、「少年」の目・・。
この世界に対する驚きや、好奇心の目。そして、いつまでも学ぼうと
する気持ち。それが、いつまでも生きていることが、人間を輝かせる。
この本にでてくるようなイヤな年寄りにはなりたくないなあ・・。
そのためにも、私は心に「少女」を飼っていたいですね(蹴)
・・なんていいながら、むっちゃ意地悪ばあさんになってたりしてな。
な、Sちゃん・・。そう思わん?(爆)

ルウとリィの、種族を越えた結びつきが、いいなと思いながらも、
ちょっと展開がワンパターンになってきたのは、否めない。
長くつきあってきたキャラの魅力でもたせているけれども、それも
だんだん新鮮味がなくなってきたかな・・。
どうでしょう・・。このアタリでこの物語には決着をつけてまた違うものを書いて
みられては?・・なんて、読むほうは気軽にいいますが・・。
でもね、なんだか勿体ないような気がするんですよ。
ストーリーテラーとして才能を十分にもっておられる人だから。
ぼちぼち新分野へ・・。どうでしょう。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『オンタロスの剣・茅田砂胡』 読了
去年の夏に出会った『デルフィニア戦記』の続々編として続いている、『クラッシュブレイズ』シリーズ。なかなか図書館に新刊として入らないうちに、どんどんと月日が流れてしまいました・・・なので、発行年数を見たらびっくり・・・ もう、2年も前なのね・・・。そんな... ...続きを見る
夜の散歩道
2007/12/25 00:03

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

記事一覧

オンタロスの剣 (クラッシュ・ブレイズシリーズ) 茅田砂胡 中央公論新社 おいしい本箱Diary/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる