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zoom RSS No.6 #5 あさのあつこ 講談社 YA!ENTERTAINMENT

<<   作成日時 : 2006/10/06 00:03   >>

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画像久々の刊行のような気がするなあ・・。
待ってました!!の5巻。
前回非常に気になるところで終わっていたんで、楽しみにしてました。


とうとう矯正施設に潜入したネズミと紫苑・・。
そこは壮絶な死の世界。いや、この阿鼻叫喚の世界の
描写は物凄くて、恐ろしい・・・。
うごめく死体、それを乗り越えて進まなければならない極限状況・・。
その中で、これまで知らなかった自分の感情と戦わなければならない
紫苑・・。その紫苑を引っ張り、叱咤し、導いていくネズミ。
この中で交わされる二人の会話は、まるで自分たちの内面に
深くくいこむ刃のよう。その刃の突きつけあいの中で、また培っていく
絆・・・。こういうところを書かせたら、あさのさんは非常にうまい。

ネズミが紫苑の中に何をみているのか。
それはたった一つの希望のようでもあり、たった一つの絶望のようでも
ある。どうやら紫苑はやはり特別な何かを背負う存在のようだ。
その宿命は、もしかしたらネズミよりも厳しいものなのかもしれない・・。
無垢という覆いの中に紫苑が何を持っているのか。
どうやらそれがこれからの重要な要素になりそうな気配。
またまた、気になるじゃありませんか・・・・。

この矯正施設は、ありえない地獄のように思えるけれども、やはり
これまでも存在したことがあり、今も私たちの知らないところに確かに
存在する地獄なのだと、思う。
その中でネズミがいう「おれは、あんたに紫苑のままでいてほしい」
という言葉は、あさのさんの叫びでもあるだろう。
自分が自分らしくあること。極限の状況の中でそうできる人間は
どれだけいるのだろう・・・。
しかし、あさのさんは紫苑にきっと恐ろしい試練を課していくに違いない。
その時紫苑はどうなるのか。あさのさんの書くこの物語の辛さから目が離せない。

ネズミと紫苑の苦しみと同じ時間に、イヌカシが拾った小さな命。
その生命力に、ちょっと気持ちが救われました。

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