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zoom RSS ほたる 〜慶次郎縁側日記〜 北原亞以子 新潮社 

<<   作成日時 : 2006/11/17 23:14   >>

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画像好きなシリーズでございます。
多くは語るまい。
江戸の情景と、この世に生きることの切なさと。
時代小説ってね、主人公は「特別」なひとではなくて、普通に生きている
人間なんですわ。生きていくだけで、大変やねんや、昔も今も・・・。
そんなことを思うだけで、今の自分のちっさな人生も、なんだか
ちょっとだけ愛しく思えたり。ああ、やっぱりこんな思いは、昔から
変わらんとあるよな、と思ったり・・・。
江戸時代、という設定と舞台装置の中にあるから、生の感情を
素直に受け取れる。そんなとこが、好きですね。

北原さんのこのシリーズは、初めにとっても悲しいところから
始まってるんですよね。だからこそ、この慶次郎がなぜ「仏」と
呼ばれているのかが切なくて、悲しみを背負うダンディズムと、それを乗り越えた
客観性が、この物語に深みを与えております。
この「ほたる」では、物語の余韻が、また深くなりつつある気配。
語り過ぎない。その呼吸が、ますますうまくなってます。
寸止めの、粋ですね。いいなあ・・・。
お気に入りは、「惑い」と、「ほたる」です。
手にあるものはいつも苦くて、手に入らないものは美しくて、捕まえようと
思ったらほたるみたいに逃げてくんやなあ・・。という、ちょっと
気持ちいい女の悲しみに浸らせていただきました(爆)
似合いませんか・・似合いませんな、はい。
しっとり、たっぷり。堪能させていただきましたわ。

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