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zoom RSS ウラナリは泣かない 板橋雅弘 講談社 YA!ENTERTAINMENT

<<   作成日時 : 2006/11/21 11:57   >>

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画像ウラナリくんが、ちょっとずつ少年から青年になっていく・・・。
大きな男は、ゆっくり大きくなっていったら、いいんだよ。
(オカンみたいやね)・・・同じ年頃の息子がいるんで、つい
オカン目線で読んでしまうんですが。なんだかねえ。この不器用さ
が、可愛いというか、愛しいというか。相変わらずさくらちゃんに
振り回されつつ、がんばってるウラナリくん。でも人生は、なかなかに手厳しい。

高校生になり、本格的にハンドボール部の練習にも取り組んでいる、ハヤブサ。
カーサンとの月一回の焼肉デートで、ハヤブサは知りたくないことを母から
聞かされる。それは、サクラにとっても一大事。なんと、再婚しているハヤブサの
母と、サクラの父親の間に、赤ちゃんが生まれるらしいのだ。
なんだか、自分の行き場所がどんどん無くなっていくような気がする二人。
しかも、部活の顧問のセト先生と、ハヤブサの父も、本格的に付き合っているらしい。
体の故障で自分の好きなポストからはずされてイライラしている友人のイズモにも
そのことで責められ、またまたハヤブサは孤独感にさいなまれる。
唯一のよりどころであるサクラのまわりには、いつぞやのフジ君がちょろちょろし、
サクラもそれを嫌がってはいない様子・・いや、むしろそのことを利用して
ハヤブサを挑発してくる始末。まさに八方ふさがりのハヤブサ。
どうする、どうする?

この年頃の子どもにとって、親の色事ほどイヤなもんはないかもしれへんなあ。
自分が、一番性に敏感、というか良くも悪くもむき出しの反応をしてしまう
年齢だからかも。男の子って、特に許せないかもしれないなあ、母親が
父親以外の人の子どもを生むのって。わかる・・と思う反面、一方で彼らの
親世代でもある私は、「ま、しゃあないな。親にも親の人生があるもんね」と
思ったりする。彼ら10代の若者から見たら、恋愛・・とか、おっちゃん、おばちゃん
のくせに信じられへん、と思うでしょうが。こればっかりは関係ないんですよね、
きっと年齢って。かえって、「もうこれが最後の恋かも」とか思ったりして
若者の恋より、抜き差しならなくなっちゃうかもしれんな、と想像しますねえ。
かまわれ過ぎてもイヤ、かと言ってほったらかしなのは寂しすぎる、と
10代の難しいことったら・・。と、つい親の立場に立ってしまった私は
やはりおばちゃんか。いや、親の離婚やいざこざが、子どもにとって大きな
ストレスだってことは、わかるんですよ。でもね、大人も人間だから。
・・・それをわかっていくのも、また大人になるっていうことなのかもしれないですね。
そのあたりの揺れと複雑なところをリアルに書いてあるのが、面白いですよ。


サクラちゃんは、いわゆる「ツンデレ」タイプなんですね。
素直になれるタイプじゃない。
好きな男の子に、かえって意地悪しちゃう。
しか〜し!!当て馬を使っちゃいけません。これは、私はキライ。
大して好きじゃない子をたきつけて、気になる男の子に、こっち向かせようとする。
えてしてモテるタイプがやっちゃいそうなことなんですが、フジ君がかわいそうじゃ
ないかあ・・。女って、基本好きじゃない男のことって、どうでもいいからなあ・・。
残酷だねえ、特に若い女の子は。可愛いから、許されちゃってるけどね。
甘く見てると、前回みたいにいたい目を見ちゃうぞ・・。とお説教しといて、っと。
でも、やっぱり可愛いね、サクラちゃん。美人は得だ〜!!

カーサンのお腹の中にいた赤ちゃんは、悲しいことにいなくなってしまう。
自分のあれこれ揺れ動く感情より、その命のはかなさを強く
感じたハヤブサ。何よりも、その命の重みが、ちょっと彼を大人にした。
その痛みを抱いて、最後にサクラにするキスは、いかにも青春の味。
中年になっても恋はできるけれど、こんなキスは青春時代だけのものかも。
いや、いいね。おばちゃん、また萌え、でした。(こんなんばっかりか!!)
同じ年代なら、きっともっと楽しめると思います。

おいしい本箱 → http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=001138

ウラナリくんシリーズ http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000555
             http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000573
             http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=001073
  
     













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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ウラナリは、泣かないいま読んでいます。
家庭がふくざつすぎです。
mari
2006/12/03 18:19
>mariさん
複雑ですねえ。でも、これからもっと色んな形の家族が増えてくるのかもしれない・・。その中で、子供がどう自分を獲得していくか、というところにもこの物語に興味を感じます。でも、若いっていいな。傷ついても、それを力に変えることができますもんね。
ERI
2006/12/04 01:08

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