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<<   作成日時 : 2007/12/13 20:34   >>

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画像東野圭吾さんです。新刊です。
ここのところ、続けて、ん?な作品が続いているので、今回は
東野さんだ、ということを忘れて読みました(笑)
で・・結果は・・やっぱり、う〜ん・・。あんまり好きじゃないですねえ。
ただこれ、1998年から、99年に、雑誌に連載されていたもの
らしいので、今とは交通事故の量刑も違っているし、東野さん自身
変わっておられるでしょうから、今これを評価する、というのも少し
間抜けであるのですが。

この物語に出てくる、誰にも共感できない。
主人公の慎介も、お金だけで動くいやな男だし。
そのほかの登場人物たちは、それぞれ物語の粗筋の中で
動く駒なので、性格的な肉付けもたいしてない。
強いて言うなら、理不尽な交通事故で殺されてしまった被害者である
美菜絵・・彼女の魂が乗り移った謎の女・瑠璃子ということに
なるんでしょうが・・。彼女が一体何がしたかったのかが、最後まで
よくわからなかったんですよねえ・・。
自分を殺した人間達に復讐したい、というなら、それはそれで
理解できるんですが。なぜ、慎介を誘惑して、抱いてるんだか・・。
美菜絵がのりうつっているのは、自分を殺した女なのだから
その肉体をめちゃめちゃにしてやろう、ということなのかしら。
でも・・たとえその目的でも、憎い男と、情事に及ぶ、っていう
のが、私には理解できないし、気持ち悪い。
しかも、その場面の書き方は、まさに男目線の、たっぷり扇情的な
もので・・そんなことをしなければならない、女の悲しみのかけらもない。
「小説宝石」だからねえ。「お色気、ひとつお願いしますよ」
ってな感じなんでしょうかねえ。

まあねえ・・これはミステリーなんだし、その謎めいた女や
失った記憶の謎、というところを楽しめばいいもんなんでしょうけど。
まあ、二時間ドラマですね。
記憶喪失、謎の女、豪華な億ション。
ジャ、ジャ、ジャ、ジャ〜〜〜ン・・っていう。
ミステリーというのは、うまく騙されてなんぼ、そのうまく騙された
忘我の時間を楽しむものなんですが。
ちょっと騙されて損した気持ちになるのは、何ででしょう。
うわあ・・酷評やなあ。

ただ、交通事故というものの理不尽さは、ほんとにそうだと思います。
本当に、何の理由もなく、理不尽に殺されてしまう。
そして、そのことに対する社会的な支援も、フォローもまだまだ
きちんとは整備されていないのが現状です。
対人無制限、なんていう保険会社のうたい文句が、どれほどウソに
満ちたものであるのか・・。残されたものの背負う苦しみが
やはり、軽くしか見られていないんですよね・・。
この冒頭の、車で体が潰れていくシーンは、非常に恐ろしい。
車を運転するものとして、気をつけなければ。
今日、真っ暗な道を右折しようとして、無灯火で走ってきた自転車に
ひやっとしました・・。皆様、自転車はちゃんとライトを点けてくださいね(ノ><)ノ

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
冒頭の交通事故はズンと来るものがありました。
でも本当、共感できる人いませんでしたね〜。恋人がどうにかなっちゃってても「欲をかくからだ」で終わっちゃうし、彼女も入院中に家捜ししてとんずら?
刑事も、警察官ですよ〜、そのわりにあっさり被害者。
じゃじゃまま
2008/03/26 21:38
>じゃじゃままさん
コメントありがとうございました。
共感する人が、こんなにいない小説も珍しかったですねえ(笑)
何だか、読んでるうちに、そくそくと寂しくなってきちゃって。この人たちの大切なもんって、何だろう?とか思っちゃいました。ミステリーだから、そんなところは、いらない、っちゃあいらないんでしょうが・・。
ERI
2008/04/03 20:47

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