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zoom RSS この世界の片隅に 上 こうの史代 双葉社

<<   作成日時 : 2008/01/24 23:07   >>

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こうのさんの独壇場ともいえる、おだやかで、
優しい世界。
書き込まれている昭和の風景に、
心が穏やかに和んでいく。
私は、こうのさんのお書きになる物語の
主人公が大好きで。
ぼ〜っとしてるように見えるのは、
いつも大事なものをゆっくり
見つめているから。私のようにバタバタしていると、
つい大事なものを落としてしまうだけれど、
このすずちゃんは、違う。
例えば、相手の人となりも、ほとんど知らずに
嫁いできた、その日に、
並んで坐っている人が、緊張で何も
喉が通らないのを、ちゃんと
見ているのだから。
人の醜いところは見落とすくせに、そんな
一番感じやすいところは、ちゃんと見てる。
私は、こうのさんの、そんな視点に、ほっこりする。

『私は、いつも真の栄誉をかくし持つ人間を書きたいと思っている』(ジッド)
という言葉を、こうのさんはお好きだそうだけれど、このすずちゃんも、そうですね。

・・・これは、舞台が広島。
原爆前の広島の市街地や、海の風景が書き込まれています。
これは『夕凪の街 桜の国」の、時間的に言うと前の話なんですよね。
ということは・・と思うと、この風景が、とても切なくなります。
こうのさんの筆が伸びやかで、楽しげであればあるほど。
ここに溢れている、慎ましい、たくさんの命を感じれば感じるほど。

今、刊行されているのは『上』だけなんですが。
続きが楽しみなような、少し怖いような・・。でも、出たら絶対買います。

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php

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