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zoom RSS 精神のけもの道 つい、おかしなことをやってしまう人たちの物語 春日武彦 吉野朔実・絵  アスペクト

<<   作成日時 : 2008/10/31 23:10   >>

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画像著者の春日さんは精神科医だそうである。
その体験から、「つい、おかしなことを
やってしまう人たち」のヘンテコリンな話を
集めてある。
「精神のけもの道」とは、精神の自己抑制能力の
タガが外れてしまい、一見普通に見えながら
どこかおかしい人・・という意味合いらしい。
屋根歌部屋に、誰かが住んでいると思っている
老婦人の話。お医者さんに憧れながら、地味な
努力をするのはいや。医療器具をそろえたり
専門用語を使ってみることで、妙に満足している人。
覚せい剤を使っているドラ息子のことを、「一流大学出」だと
まったく架空の物語の中で語ってみる親。
ささいな事にこだわる強迫神経症・・・。
春日先生の語り口は、非常にドライで、
「こんな事があるんだよねえ〜、アッハッハ」と
完全に他人事で、先生と一緒に、
「いやー、世の中、ヘンな人がぎょうさんいますよねえ〜、アハハ」と
笑えれば楽しかったと思うんですが。
どうも、私は春日先生のように傍観者になれない。

私は、想像力というか、妄想力が人一倍ある。
幼少の頃は、妖精や小人が実在すると固く信じていたし
自分の想像の中で展開するたくさんの映像にいつも脅かされていた。
(どうも、妄想というものは、恐怖というものに反応しやすいよなあ)
大人になるにつれ、あまりにも感じやすい自分の一部分を意識的に
閉じていくことと、年齢を重ねて図太くなってきたという相乗効果で
今は周りに「怖いもんなし」とか言われるまでになったけれど、
その・・自分のタガが、何かの拍子で、ポン、と外れたとき、
ずぶっとけもの道にはまってしまうような気がする(笑)
この本に書いてある、それぞれの事例を読んでいても、
どうも一緒に笑えなくて、「おかしな人」として紹介されている人の
ほうに、なんとなく自分がにじり寄っていくようで、そっちの方が怖い。
できれば、屋根裏の怪人を信じるくらいで置いときたい(笑)
「私って、むっちゃ普通の人間やんな〜」と友人に言うと
皆けげんな顔をする今くらいのところで、踏みとどまっておかねば
ならん・・と思った一冊でした(笑)


おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php



精神のけもの道―つい、おかしなことをやってしまう人たちの話
アスペクト
春日 武彦

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