おいしい本箱Diary

アクセスカウンタ

zoom RSS フロスト気質 上・下 R・D・ウィングフィールド 芹澤恵・訳 創元推理文庫

<<   作成日時 : 2008/11/04 01:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像今日は一日曇り空。
初冬のこんなお天気は苦手です。
低気圧が通過する時、私はよく頭痛に襲われて
しまうんで、じっと身動きせずにやり過ごすのに
苦労します(笑)
だから・・ひたすら読書(いいわけかいな)
こんな時に、シリアスな本を読むと、どかんと落ちて
しまうので、上質なミステリーなどが最適です。
そして、できれば、なじみの古友達なぞに会えると
もっと嬉しい。
で・・むっちゃ久しぶりにフロストのおっちゃんに
嵌りました。これ、図書館の順番待ちが凄かった・・。
上下巻ものというのは、回りが遅いです。
皆読むのに時間かかるんですよね。
でも!頭痛に関わらず、一日で、一気に読了。
面白かったですわ・・おかげで夕方には元気になりました。

画像

相変わらず、お下品で、下ネタのジョークばっかり垂れ流して
誰かのお尻を見るとカンチョーしてしまうフロストのおっちゃん。
(イギリスにも、カンチョーがある、っていうのが不思議。これは世界共通の
いたずらなんでしょうか・・何かフロイト的な解釈が付きそうですが)
これまた、相変わらず、イギリス中の事件が降りかかる勢いで、
フロストのところにやってきます(笑)
もう、次から次へ、これでもか、これでもか、っていう中で、
ほんとに不眠不休で働く彼が、なんともおいたわしい・・。
でも、おっちゃんは大人です。どんなに寝てなくても、どんなに
警視に嫌味を言われても、厄介なことを押し付けられても、
とにかく気持ちをジョークに突っ込んで働きます。
「泣くがいやさに笑い候」って言葉がありますが・・。
フロストのおっちゃんのジョークを聞いてると、段々、それが
彼の必然だと思えてくる。やりきれないこと・・多すぎますから。
特に、事件の被害者が子どもだったりする時には。
今回の芯になる事件の被害者は、子どもです。どんな理不尽な目にあっても
とにかく、子どもを何とか助けたい。不器用で、なかなか、すっと答えには
たどり着かないおっちゃんのジタバタぶりに滲む「本気」が、素敵です。
出世しなくてもいいし、別に人に褒められなくてもいい。
フロストのおっちゃんは、事件が解決できたら、それでいいんです。
その価値観が、気持ちいい。今回、フロストの優しさ・・ヒューマニズムのようなものが
(ようなものって)端々に感じられて、微笑ましかったですね。
どうやら、署内には、フロストびいきが増えている様子。
いやー、好かれちゃってるやん、って、肩を一発どつきたくなりました。

たくさんの事件がいっぺんにおこって、それが偶然の輪で繋がって、
くっついたり離れたりしながら、最後に雪崩をうって解決していく。
途中、このとりとめのない事件の起こり方は、収集がつくんか、と
思ってしまうんですが、これが、なんともいい具合に、収束していくんですねえ(笑)
この最後のカタルシスが、ちょっと快感です。
・・・もう著者のウィングフィールドは亡くなってしまったんで、
あとフロストもので読めるのは、残り2作。翻訳を、心して待ちたい。
この、ジョークだらけの本を訳すことができる芹澤恵さんに、拍手。
さぞかし大変かと・・いや、簡単な翻訳なんてないでしょうけど。
テンポを殺さず、訳すのは、ほんとに大変だと思います。
これだけ読みやすいのは、ほんとに素晴らしい。
あと2作も、楽しみに待ってます。

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php





フロスト気質 上 (創元推理文庫 M ウ)
東京創元社
R.D.ウィングフィールド

ユーザレビュー:
フロスト警部に会える ...
得がたいシリーズ久し ...
シリーズ最高傑作!待 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ





フロスト気質 下 (創元推理文庫 M ウ)
東京創元社
R.D.ウィングフィールド

ユーザレビュー:
一気呵成下巻は息もつ ...
値段高すぎ。でも面白 ...
フロスト警部とモース ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

記事一覧

フロスト気質 上・下 R・D・ウィングフィールド 芹澤恵・訳 創元推理文庫 おいしい本箱Diary/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる