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zoom RSS RDG レッドデータガール はじめてのお使い 荻原規子 角川書店

<<   作成日時 : 2008/11/11 23:50   >>

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画像荻原さん、久々のファンタジー。
長編になりそうな気配です。

主人公の泉水子は、山伏の修験道である
熊野の山深い場所にある玉水神社で育った娘。
学校にも車でないと通えないところに育った彼女は
引っ込み思案で、特異体質。パソコンや携帯は彼女が
さわっただけで、使えなくなってしまう。
両親の特異な職業のせいで、祖父とひっそり暮らしていた
泉水子だが、高校進学を控えて、急に人生が変わり始める。
とても都会では暮らせないような彼女に、なぜか父親が
東京の全寮制の高校に進学しろというのだ。
しかも、何故か、父親の友人の息子の深行を下僕として
付き添わせるという。何もわからないままに困惑する泉水子は
東京で母に会うために、修学旅行に参加するのだが・・。


タイトルの「レッドデータ」とは、絶滅の恐れのある、野生生物の情報を
集めた本の事で、絶滅の危機に瀕している生物は赤い紙に印刷されて
いるらしい。つまり、泉水子(いずみこ)も、絶滅しかかっている生物?の
一つであるということらしい。どうやら、彼女には、非常に位の高い姫神が
降りてくる・・憑依するらしく、それは、彼女の血筋に関係することらしい。
その姫神を歴史の中で守ってきたのが山伏の一族で、深行はその
血をひくものである故に、彼女に運命付けられているらしい・・。
らしい、という言葉が続くのは、まさに、この巻が、長編の、ごくごく始まりの
第一章であるらしく、まだ、何も明らかになっていないから。
肝心の泉水子自身が、まだ羊水に漂う赤子のごとく、まだ何の意識ももたない
ような、白紙の状態なのである。憑依されるものとして、白紙であるのは
一つの資質なのかもしれないが、高校進学を前にして、初めて自分の意志で
前髪を切ったように、これから、彼女の「意志」が出てくるのかもしれない。
わずかに、その姿を見せた姫神と、まだ何の形もないような泉水子が、
これからどんなドラマを見せてくれるのか、楽しみですね。
「普通の女の子になりたい」などと、一昔前のアイドルのようなことを
言っていた泉水子が、あっさりと「無理だわ」と自覚するあたり、
大物の片鱗は見せていますが、まだまだこれから。
「憑依」されるものとして、つまり、入れ物として、やたらに大切に
されてきた泉水子が、自分の意志を持つ時、どうなるのか。
そこに興味があります。

・・あと、登場する男性陣が、泉水子の捉えようのなさを補うように、
妙にカッコよくセクシー路線。ヘリから登場する深行の父・雪政なんか、
ちょっとやりすぎの感がありますが(笑)荻原さんのファンタジーは、
「恋愛」がいつも大きな要素になって絡むので、この男性陣(きっと、もっと
出てくるはず)が、泉水子とどういう関係になっていくのかも
楽しみです。あと・・公安にいる母と、シリコンバレーにいるという父という
取り合わせも、なんだか凄いじゃありませんか。
この、壮大な伏線がどう展開していくのか、どきどきして見守りたいと
思います。

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php




RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
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荻原 規子

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