「文学賞メッタ斬り」などで、いつも、「そうやん!!そこ、そこ〜〜!!」と、そのキレのいい書評に カツを入れてもらっている、豊崎さんの書評集。 「正直」っていう言葉が刺さります。 そう・・。私のような零細ブロガーも、この「正直」って いうところに、いつも迷うわけです。 もうねえ〜、「これ、何やねん!」と思う小説は幾らでも あって(笑)大体、私はここに書く本の二倍がたは本を 読んでいるわけですが、書けないことが多すぎる。 どうしても、言葉で「負」の感情をあらわしてしまうことに 抵抗を感じてしまうんですよねえ。 言葉をネットに乗せる、という事に対する責任を感じて しまうわけです。その責任を、私はHNで書いているこの 場所では、果たせない。それはね、実名できちんと レビューを書いている人の特権だと思うわけです。 一旦自分のもとを離れた言葉は独り歩きしますからね。 ・・と思っている私に、豊崎さんは、キツい一言はなってくれました。 「おめえの原稿なんて、オデの書くものと一緒で、誰も正しいと 思って読まれちゃいねーよ」 はい、その通りですね(汗) 私は、やっぱり臆病で覚悟が足りないんですね。 うん、愛が足りない。私なんぞは、あかん、と思ったら すぐに読むのをやめてしまうし、けっ、と放りだして 見向きもしないんですが、豊崎さんは、そんな無碍なことは できないんですよねえ・・。それだけ、文学を愛しちゃってるんですね。 天敵ともいえる、ジュンちゃん(某大物性愛小説家)を叩くくだりなんか、 その、文学に対する愛情をひしひしと感じて、大笑いしながらも 胸が熱くなりました。私はねえ・・もう、気色悪くて読めなかったんですが、 豊崎さんは、ちゃ〜んと読んでる。精読します。 まず、その根性が凄い。本読みにとって、自分があかん、と思う本を 読むのは拷問に近いですもんね。 でも、そこをゆるがせにしないのは、豊崎さんの誠実さです。 「書き下ろし袋とじ」曰く。 「酷評にこそ丁寧な読解が必要なんです」。 人に刃を向けるには、それ相応の覚悟がいる。 そう・・返り血を浴びて満身創痍で相手と刺し違える覚悟が いるんですよね。それだけの熱意と愛がなければ、 書評なんて書かなくていい、ちゅうことなんですよ。 自分の意見を堂々と言う、ということは悪口を言うことと違う。 伝聞ではなく、人の意見に左右されるんでもなく、 どこまでも冷静に、「あかん」ところを切り分けていく。 それは、豊崎さんが、ひたすら文学を愛しているから。 だから、安い小説に、煮えくり返っちゃう。 ・・・その熱さが魅力ですね。 そして、好きな小説、いいと思う作品を褒める時は、「オデ」口調が 影を潜めてマジなお顔になってしまうところも、何だかわかります。 どうも豊崎さんとは小説の好みが合う、ということを こうしてまとめて読むことで発見しました。 また、読書リストが長くなったよ(汗) 人の一生って短い・・・本を読むにはあまりにも。 おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php |
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明けましておめでとうございます。 |
ナカムラのおばちゃん 2009/01/03 21:53 |
>ナカムラのおばちゃん |
ERI 2009/01/04 01:45 |
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