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zoom RSS バルサの食卓 上橋菜穂子・チーム北海道 新潮文庫

<<   作成日時 : 2010/04/07 23:28   >>

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画像いやー、美味しそうです。この本は、上橋先生の物語に
出てくるお料理を再現したもの。
バルサの活躍する守り人シリーズや、「獣の奏者」のシリーズを
読んでいると、それはそれは美味しそうなお料理にたくさん遭遇します。
上橋先生は、いつも「自分の食べたいものを書いてる」と
おっしゃってましたが。結構な食いしん坊とお見受けしました(笑)
そんな脳内にいっぱい蓄積されていたお料理の数々が並んでいて
ちょっと興奮してしまいました(笑)

物語の中のお料理って、ほんとに美味しそうに思えるんですよねえ。
上橋先生も書かれていましたが、幼い頃に読んだ本に出てくる
お料理というのは、実に憧れの的で。
大体、家でケーキを焼く、なんていう文化が、私たちの幼い頃には
全くなかった。オーブンで作るお料理、というものが見当もつかないままに
赤毛のアンに出てくる、様々なお料理を想像して涎たらしてました(笑)
レモンパイ、タフィ、サブレ、いちごのパイ、レヤーケーキ。
「アンの幸福」に出てくる、卵をたくさん使った特別なケーキは何て
いう名前だったかな。
「若草物語」で、末っ子のエイミーが学校に持っていって怒られる
「ライムの塩漬け」がどんなもんか、梅干しが大好きな私はずっと気になっていたし(笑)

大人になってからは、池波正太郎先生の作品に出てくる食べ物たちに憧れましたし。
ちょっと忘れられないのは、泉鏡花の「眉かくしの霊」に出てくる、田舎の宿で
出されるツグミの丸焼き(笑)実際に出てきたら、自分が食べられるのか自信は
ないものの、鏡花の筆の冴えに、まさにその宿で、たっぷり豪勢な一夜を過ごした、
という気分にさせて貰いました。
あと、ご自分も素晴らしいお料理を作られる幸田文さんの「台所のおと」も
素晴らしかった。慈姑をすりおろして油で揚げる料理が美味しそうでしかも
自分にもできそうな気がしたんですよねえ。
ちょっと作ってみた事があるんですが(汗)どうも、うまく揚げられず・・。
失敗してしまった苦い記憶もあります。
でも、ほんとに、食べ物というのは不思議な力を持っていて、物語の中で
主人公たちがいろんなお料理を食べる、その事が読み手に、物語世界を
非常にリアルに実感させるんですよね。
「食べる」という事は、人間の一番基礎となるものだからでしょうけど。

例えば、守り人シリーズの中で、バルサが旅の途中にいろんなものを食べる。
私は、その度に、ほっとしていました。彼女はいつも、緊張を抱えた旅を
しているわけです。用心棒として、常に生と死の狭間の、細い綱渡りを
するような旅をしている・・その中で、彼女が美味しいものを食べて、
ふとくつろぐ一瞬。それが、どんなに大切なものか心に迫るんですよ。
そして、このレシピを見ると、一瞬で、その物語の情景が目に浮かぶんですよね。
その意味では、この本は、心のご馳走でもあります。
上橋先生は、文化人類学のフィールドワークとして、世界中を旅して、
「何でも食べるのが基本」という暮らしを送ってらっしゃる方なので、
ここに出てくるお料理の数々も非常に多国籍でバラエティに富んでます。
しかも、これは自分にも作れそう。「ノギ屋の弁当風鶏飯」は絶対食べたい(笑)
作るど〜〜!!(よゐこの濱口風・爆)

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「バルサの食卓」 上橋 菜穂子・チーム北海道
「精霊の守り人」のタンダの山菜鍋や「獣の奏者」でエリンが母親と食べていた猪肉のごちそう、「狐笛のかなた」で小夜が作って小春丸と一緒に食べた胡桃餅。 ...続きを見る
日々の書付
2010/05/13 22:21

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