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zoom RSS 3月のライオン 6巻 & スピカ(羽海野チカ初期短編集) 羽海野チカ 白泉社

<<   作成日時 : 2011/07/24 00:05   >>

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画像2冊を同じ月に刊行という羽海野さん祭りに、顔をほころばせつつ本屋から帰宅。
『3月のライオン』は6巻です。表紙は二階堂くん。二階堂くん大好きだから、嬉しいなあ。


『3月のライオン 6』

皆がそれぞれの場所で闘い続ける第6巻。その闘いの果てはまだ見えません。見えないながらも・・ひなちゃんを、自分の大切な人を守ろうとする零が、少しずつ心の目を開いていきます。開いた目に見えてくるものは、人の心。
この作品は、登場人物の背景を急いで語りません。少しずつ、少しずつ、零の歩みと共に、あかりさんたちの、そして二階堂くんの過去が、想いが綴られていきます。ああ、そうだったんだと、彼らの過ごしてきた時間に想いを馳せながら、私はまた1巻から読み返してしまいました。もつれてしまった糸を少しずつほどこうとしてもがき。見えない光を少しずつさがして歩いていくこの物語の中に生きている人たちの闘い・・決してカッコよくもスマートでもない零の、彼らの闘いが、とてもとても心に沁みます。

何かを少しでも変えたいと思う。信じるものを貫く。それは地道な、果てしない闘い、自分との闘いです。それは決してすぐに、手っ取り早く成し遂げられるものではなくて、まっすぐ行こうとすればするほどしんどくて辛い。でも、その闘いこそが尊いんです。そこを飛び越えて無理やり何かを変えようとすると、方向を間違ってしまうことがあるんじゃないか。今日、このマンガを読みながら、そんなことを考えました。

ノルウェーで、たくさんの若い人たちを殺した男は、自分を変えずに周りを変えようとした。しかも、一番手っ取り早い方法で。若者のサマーキャンプを狙って・・・たくさんの命を奪って。本当に言葉がありません。親御さんはどんな想いをしておられるか。そう思うだけで息子を持つ身として胸がつぶれます。もし、その犯人の男が、物語を読む人だったら。こういう、たった一人の心に寄り添う物語を感じることのできる人だったら。こんなことは起こり得ないのに・・。そう思います。


画像


『スピカ』

羽海野さんの、初期短編集。胸キュンの物語が収録されています。一番胸キュンだったのは、可愛いワンちゃんの出てくる「ミドリの仔犬」。優しい少年と、傷ついた仔犬が出会う・・・これだけでもう泣けてしまうのですが、このワンちゃんの可愛いことったらありません。クルタン(そのワンちゃんの名前)みたいなワンちゃん欲しいよ!クルタン・・と、悶えてしまった。猫族の私ですが、ワンちゃんとも暮らしてみたいなあと最近思うのは、年齢的なものなのか、何なのか。ほんとに可愛いから、ぜひクルタン読んでください。この本の印税は、東日本大震災の義捐金として寄付されるそうです。


2011年7月刊行
白水社

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