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サエズリ図書館のワルツさん1 紅玉いづき 星海社
サエズリ図書館のワルツさん1 紅玉いづき 星海社 最初は、ごく普通の町にある図書館の物語かと思っていました。しかし、どうも違うらしいと気づいてから一気に面白くなって読みふけることに。この物語は、近未来の図書館。しかも、本というものがとてつもなく高価で手に入りづらくなってしまった時代の図書館のお話です。まるで骨董品のような扱いを受けている紙の本。それを、登録さえすればただで貸してくれるという、この時代には非常識な場所。それがサエズリ図書館です。そこには、ワルツさんという若くて聡明な特別探索司書(!)がいて、「こんな本が読みたい」というと魔法のよう... ...続きを見る

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2012/09/29 23:39
母の遺産 新聞小説 水村美苗 中央公論新社
母の遺産 新聞小説 水村美苗 中央公論新社 しみじみと、日本も私も中年になってしまったなと、この物語を読みながら思ったことでした。「汚れちまった悲しみは 倦怠のうちに死を夢む」と詠んだ中原中也は、中年になる前に生を終えてしまったのだけれど、私たち日本人の大多数は、汚れちまった悲しみを抱えたまま、親を見送り、自らの老いと直面する、長い時間を過ごすことになります。もう、その現実を、これでもか、これでもかと畳みかけてくる、この小説のスリルと緊迫感といったら(笑)深く骨身にしみました。他人事じゃない悲惨さを、これでもかと描いてあるんですが・・・「... ...続きを見る

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2012/09/25 23:55
金沢日帰り旅行記2 〜 金沢21世紀美術館
金沢日帰り旅行記2 〜 金沢21世紀美術館 金沢21世紀美術館に行ったのは木曜日(20日)です。この日の金沢は曇りから雨模様。あの有名な「スイミング・プール」を青空のもとで見たいと思っていたのですが、雨のプールの底も面白かった。記憶が呼び覚まされる感覚です。昔昔、プールにもぐって水面を見上げた時の記憶。友達の声がくぐもって聞こえて、一瞬現実から遮断されるような感覚が甦ってきて、我ながら不思議でした。そのお天気のせいでしょうか。現代芸術の世界にいながら、やたらに古い記憶がぽこぽこと湧いてくる、不思議な時間を体感しました。 ...続きを見る

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2012/09/23 00:32
金沢 日帰り旅行記1 〜玉川こども図書館
金沢 日帰り旅行記1 〜玉川こども図書館 金沢に「おいしい本箱」の相方と日帰り旅行に行ってきました。金沢は、加賀百万石のお膝元。元々好きな町ではありましたが、久々にその文化の厚みと豊かさにすっかり魅了されて帰ってきました。当初の目的は21世紀美術館だったのですが、行きのサンダーバードの中でいろいろ地図を見ているうちに、『玉川こども図書館』という名前を見つけて、いきなり目的地に追加。これがとっても大当たりの素晴らしいこども図書館で、実り多き小旅行になりました。 ...続きを見る

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2012/09/22 01:02
日本児童文学 2012 9・10月号 『ソルティー・ウォーター』と『明日美』
今号の『日本児童文学』のテーマは「3.11と児童文学」である。震災から1年半ほど時間が経って、3.11が少しずつ文学という形に現れてきた。この号では、3.11以降の核の問題をテーマにして、芝田勝茂さんの『ソルティー・ウォーター』と、菅野雪虫さんの『明日美』という作品が掲載されている。どちらも、核とともに生きていかねばならない子どもたちの物語だ。 ...続きを見る

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2012/09/14 00:51
かっこうの親 もずの子ども 椰月美智子 実業之日本社
かっこうの親 もずの子ども 椰月美智子 実業之日本社 維新の会が国政に進出するとか。よもやそんなことは無いと思いますが、こんな団体が政権とったら大変なことになりますよ。相続税100%とか言ってますけど、そうされて困るのはお金持ちではなく、(お金持ちはさっさと外国へ逃げるでしょう)生活に追われ、汲汲と生きている私たちです。要はお金は親に貰わず自分で稼げ、ということなんでしょうが、人生というものは、100人いれば100通りの事情があります。例えば障害を持っているとか、病気で働けないとか、幼い子どもがいるとか、そんな人は自分の住む家さえ取り上げられたら、... ...続きを見る

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2012/09/12 00:40
とにかく散歩いたしましょう 小川洋子 毎日新聞社
とにかく散歩いたしましょう 小川洋子 毎日新聞社 小川さんの新刊『最果てアーケード』を、発売してすぐ買い、ちびちび、ちびちびと読んでいて、まだ終わらない。小川さんの物語は、私にとっては美味しい美味しい飴ちゃんのようなもの。言葉のひとつひとつを口にいれて転がして味わい、そっと舌触りを楽しむ。長期間枕元に置いて、あちこち拾い読みしたり、また一から読んだり、そんなことをしながらいつの間にか自分の中に溶け込んでしまうことが多いので、必ず買って読んでいる割にはレビューが書けなかったりする。言葉があまりに緊密に結びついて物語世界を作っているので、それを他の... ...続きを見る

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2012/09/08 22:51
バク夢姫のご学友 柏葉幸子 児嶋なおみ絵 偕成社
バク夢姫のご学友 柏葉幸子 児嶋なおみ絵 偕成社 この人、何だかいけ好かない、と思う。感じわるーい、もしくは、きっと友達にはなれないよね、と思う。でも、学校でも仕事でも、どうしてもその人と一緒に行動しなきゃいけなかったりすることがあります。この物語の主人公の女の子・五月も、いきなり、ちょっと変わったお上品な言葉を話すバクと過ごさなくてはならなくなります。ぽっちゃり、いや、ぽってり体型、五月曰く「イノシシの変種」みたいな外見なのに、自称「夢姫」。慇懃無礼な物言いの、プライドが高くて凄い音痴の妙なバク。学校なら避けることも出来るけれど、どういうわけ... ...続きを見る

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2012/09/07 22:45
サラスの旅 シヴォーン・ダウド 尾高薫訳 ゴブリン書房
サラスの旅 シヴォーン・ダウド 尾高薫訳 ゴブリン書房 この物語の主人公のホリーは、本当に可愛げのない女の子です。口からは悪態やしらけた言葉しかでてこない。「つまりあたしは実のないヒイラギ、あるのは棘だけだ」この言葉の通りに、とげとげのハリネズミです。体中に溜めこんでいる怒りのオーラがふつふつとこちらに伝わってくるんです。でも、読んでいるうちに、あてどない旅の中で、段々彼女の繊細さや悲しみが見えてくる。アンテナがぴりぴり震えるようなホリーの心と旅しながら、この子のたどりつく先は、どこなんだろうと、頁をめくるのを最後までやめられませんでした。 ...続きを見る

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2012/09/06 01:08
ロージーとムサ ミヒャエル・デコック作 ユーディット・バニステンダー絵 朝日学生新聞社
ロージーとムサ ミヒャエル・デコック作 ユーディット・バニステンダー絵 朝日学生新聞社 残暑が厳しいままの9月突入ですが、せめて気分だけでも季節先取りで(笑)歩き出そうと扉を開けたとたん、冷たい風が吹き付けて立ちすくんでしまった時に、心をあっためてくれる一杯のあったかいお茶。そんな本です。 ...続きを見る

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2012/09/02 00:45

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おいしい本箱Diary 2012年9月のブログ記事/BIGLOBEウェブリブログ
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