アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「本」のブログ記事

みんなの「本」ブログ

タイトル 日 時
鳥越信先生と国際児童文学館
鳥越信先生が亡くなられた。ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思う。晩年になって、心血を注がれた国際児童文学館があのような形でつぶされてしまったことで、どんな思いをされたかと想像すると、心が痛む。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2013/02/16 22:35
東京本屋めぐりの旅 B
東京本屋めぐりの旅 B 19日(金)は、やっと快晴!再び本屋さん巡りに萌え・・・いや、燃えました(笑) ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/10/24 02:23
東京本屋めぐりの旅 A
東京本屋めぐりの旅 A 18日は、まずシャルダンの展覧会へ。三菱一号館美術館です。ここは、建物とお庭がとても綺麗。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/10/22 22:21
クートラスの思い出 Souvenir de Coutelas 岸真理子・モリア リトルモア
クートラスの思い出 Souvenir de Coutelas 岸真理子・モリア リトルモア 先日、恵文社の一乗寺店に行ったときに、何となく心惹かれて手に取った一冊。ボヘミアンの画家・ロベール・クートラスの生涯を綴った本だ。表紙には、彼の描いたカルト(タロットカードくらいの大きさの、彼が何千枚も描いていたもの)が並べられている。仄暗い闇の中から、滲んでくるようなものを感じて、とても心に響いたのだ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/06/23 23:38
世界の夢の本屋さん Wonderful Bookstore of the world エクスナレッジ
世界の夢の本屋さん Wonderful Bookstore of the world エクスナレッジ 言うまでもなく、本屋さんが大好きです。本屋さんは、出逢いの場所。確かにそこにある本の放つや気配、匂いのようなものを感じたり、ひそやかに語りかけてくる声にじっと耳を澄ましたりするのは、至福の時間です。いい町には、いい本屋さんがあるというのは、私の自説ですが(笑)この本は、いろんな国の、うっとりするような本屋さんを実際に訪ねたレポートで、もうほんとに垂涎ものの美しい本屋さんに、幸せな時間を過ごさせて貰いました。 ここに紹介されている本屋さんは、都会にドーンとビルを構えるような大型チェーン店ではあり... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/06/16 00:23
おいで、一緒に行こう 福島原発20キロ圏内のペットレスキュー 森絵都 文藝春秋
おいで、一緒に行こう 福島原発20キロ圏内のペットレスキュー 森絵都 文藝春秋 私のパソコンのお気に入りには、犬や猫の保護活動をしてらっしゃる方のブログがたくさん登録してある。殺処分されそうなワンちゃん、猫さんを受け出しては、必要な治療やしつけをして里親を探す。捨てられている猫さん、野良さんを保護し、病気を治し、避妊させて新しい家族のもとに送り出す。医療費、えさ代、猫砂やペットシーツ、交通費、譲渡会などの運営と、お金も手間も大変なものがある。捨てられた子たちは、心も体も傷ついている。でも、優しい手の中にいるうちに、劇的に顔も毛並みも変わっていくのである。その心の飢えも満たす... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/06/15 00:13
夢の操縦法 エルヴェ・ド・サンドニ侯爵 立木鷹志 国書刊行会
夢の操縦法 エルヴェ・ド・サンドニ侯爵 立木鷹志 国書刊行会 自分の想いのままの夢を見ることが出来たら、どんなにいいだろう。夢で、好きな人に逢えたり(邪念が見え隠れしますね・爆)現実では出会えないような美しい、不思議な場所に行ったり・・・などということは、誰でも考えることだと思うんですが、その方法について実際に訓練して実践までする人は、あまりいないのではないでしょうか。しかし!それを、至極真面目に毎日意識的に訓練し、夢を意識的に見る―つまり、「睡眠のさなかで自分を意識し、夢の中で覚醒時のように配慮する能力」を手に入れるまでに至った人が、この本の著者です。 ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/06/12 00:58
雪と珊瑚と 梨木香歩 角川書店
雪と珊瑚と 梨木香歩 角川書店 「滋養」という言葉があります。ちょっと古めかしい匂いがしますが、「栄養」というのとは、ニュアンスが違う。しみじみと心と体にしみ込んで、命を永らえさせるもの。弱っていたところを修復してくれるもの。そんな意味合いの言葉かと思うのですが、この物語を読んでいる間、この言葉が何度も頭に浮かびました。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/05/28 00:14
きのう何食べた?6 よしながふみ 講談社
きのう何食べた?6 よしながふみ 講談社 筧氏が、ますますオバちゃん化・・・いや、おっさんオバちゃん化している(笑)おばちゃんは、お弁当を新聞紙では包みませんから〜〜!あ、でも、お弁当の仕切りをアルミホイルっていうのは、可愛い仕切りを買い忘れたときにやるかもしれない。(やるんかい!)だって、男子のお弁当を可愛く作っても、誰も感動してくれないもん。見た目より、量なんよね。そして、味。私はどうもキャラ弁というのはあまり食べたいと思わない。筧氏の作るお弁当の方がずっと美味しそう・・・と思う私は、やはり筧氏と同年代なのだった(笑) ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/05/23 22:39
まるごと日本の季節 学研もちあるき図鑑 学習研究社
まるごと日本の季節 学研もちあるき図鑑 学習研究社 最近、図鑑や事典が再び人気のようです。その気持ち、わかります。人気の原因は、「所有感覚」にあるんじゃないかな、と想います。コレクションの喜び。美しいものを心に刻む喜び。図鑑や事典を一冊持つことで、私たちはある秩序をもって整えられた引き出しを手に入れる。この世界の一部を手に入れることが出来る。先日読んだ『異性』という本の中で、穂村弘さんが男性の所有感覚について語ってらした。曰く、男というものは、「見る」だけで、その言葉を唱えるだけで、「オレのもの」という所有感覚を味わうことが出来るらしい。美しい女... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/05/23 00:55
氷山の南 池澤夏樹 文藝春秋
氷山の南 池澤夏樹 文藝春秋 少年(正確に言うと、少年と青年の間ぐらいか)を主人公にした、成長・・ではなく、教養小説です。なぜ成長ではないかというと、この物語の主人公JINには、成長痛がないから。彼は感じ、学び、受け取り、貯めこんだ分、みごとに広がっていく。子どもと大人の境目にいる年齢の青年が、ある特殊な環境の中に放り込まれることで、そこにいる大人たちからたくさんのことを学び、人生とは何ぞやと考える。読者は、その筋道をたどりながら、様々な思考の流れを楽しむ、そんな小説ではないかと思います。例えば、トーマス・マンの『魔の山』。... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/05/11 01:31
詩の樹の下で 長田弘 みすず書房
詩の樹の下で 長田弘 みすず書房 昔から樹が好きだ。できれば、たくさんの葉が風に吹かれて音をたてるような樹がいい。実家の近くの公園に大きなクスノキがあって、朝夕にそこを通って心の中で挨拶をしながら10代を過ごした。大きな樹は、いつも何かを語りかけてくれるように想う。どんな時も、あの樹が待っていてくれると思うと、気分が沈んだ帰り道も少し元気が出たものだった。この詩集を読んで、久しぶりにあの樹のことを思い出した。今も元気でいてくれてるかなあ・・。この詩集は、長田さんが樹に寄せて書いた詩を集めたものだ。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/04/29 01:40
無菌病棟より愛をこめて 加納朋子 文藝春秋
無菌病棟より愛をこめて 加納朋子 文藝春秋 加納さんが、急性白血病で闘病してらっしゃることなど、何一つ知らず・・・。この本も頁を開くまで小説なのかと思っていたのでした。何と、2010年の6月から、ずっと闘病してらしたらしい。これは、その闘病の記録です。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2012/04/26 21:53
ある一日 いしいしんじ 新潮社
ある一日 いしいしんじ 新潮社 命が生まれる特別な一日を描いた小説です。いしいさんの筆が、父になった誇らしさに満ちてます。もちろん、生まれてくることは喜びだけではなくて、不安とか、畏れとか、悲しみとか、そんなものと一緒に生まれてくるのだけれど。出産という特別な一日から広がる時空が、全ての命と繋がっていく様子が、何ともドラマチックで輝きに満ちてるんです。いしいさんの物語が編んできた、水や、音楽や、食べ物、つまり命の記憶も、ここに全部繋がっているような気がしました。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/04/20 00:29
もうすぐ絶滅するという紙の書物について ウンベルト・エーコ ジャン・クロード・カリエール 
もうすぐ絶滅するという紙の書物について ウンベルト・エーコ ジャン・クロード・カリエール  このタイトルがいい。紙の書物が「もうすぐ絶滅するという」ことを、この世で一番信じていない二人の対談にぴったりだ。私も、この世界から紙の本が無くなる、ということを全く信じていない一人なのだけれど、この本を読んで、ますますそう思った。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 2

2012/04/17 02:34
京都でお花見&一条寺恵文社
京都でお花見&一条寺恵文社 今日は京都に、本屋と桜の小さな旅に行ってきました。そう、本屋さんがメインです(笑)友達と、ずっと「行きたいね」と話していた、一乗寺の恵文社さん。今日は絶対行くぞ!と、観光客でごったがえす京都駅からバスに乗って、熊野神社のあたりでふと「平安神宮さん、行こか!」といきなり決断(笑)しだれ桜を堪能してきました。平安神宮さんは神苑が見事なんですよねえ・・。しだれ桜の天蓋を見上げながら歩く楽しさ。手入れも隅々まで行き届いて、気持ちいい。近くの疎水の桜並木も満開で、ソメイヨシノも満喫・・という最高のお花見日... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 3

2012/04/13 23:31
春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 池澤夏樹 中央公論新社
春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 池澤夏樹 中央公論新社 この本を読んで色々考えているところに、京都でおこった怖ろしい事件の報道を聞いた。まだ詳細はわからないのですが、8人の方が亡くなったとか・・。理不尽という昏い穴は、私たちのすぐ横にぽっかり口をあけているのだと、こういうことがある度に思い知らされます。しかし、思い知らされることと、納得することは違います。どこに納得できないのか・・昨年私たちを襲った最大級の理不尽以来、ずっと抱えているこの宿題に、丁寧に向き合う一冊です。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/04/13 00:35
相田家のグッドバイ 森博嗣 幻冬社
相田家のグッドバイ 森博嗣 幻冬社 これは家族の物語です。殺人も、事件も、何にも起こりません。相田家という、昭和を生きた、ごくごくまっとうな、真面目な家族の日々を、淡々と綴ってあるだけ。でも、これがもう、見事にミステリーなんですよ。それぞれの家庭は、それぞれの価値観で出来ている社会の最小単位で、いわば密室。「家」というハコに入ってしまうと、そこでどんな会話が交わされ、どんな食事を取っているのかも、よそからは見えません。一つの家族が、どんなメンバーで成り立ち、お互いの相互作用で、どんな価値観を作り上げ、生き、死んでいくのか。そのを、... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/04/09 22:25
それでも三月は、また (アンソロジー) 講談社
それでも三月は、また (アンソロジー) 講談社 日米英同時刊行の本です。3月11日を、日本の作家たちはどう捉えたのか、ニュースやインターネットとは違う方法で、それを伝えたいと編まれたアンソロジーです。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2012/04/01 01:02
個人はみな絶滅危惧種という存在 彫刻家・舟越桂の創作メモ 集英社
個人はみな絶滅危惧種という存在 彫刻家・舟越桂の創作メモ 集英社 目にするたびに、何故か気になる存在だった舟越桂さんの本を見つけた。木の手触りをそのまま残しながら、どこかいびつだったり、異形だったりする舟越さんの彫刻たち。彼らは、一心にどこかを見つめているように見える。見ているのは私なのに、なぜか見られているような気がして、ぎょっとする。わかりやすい美しさではない。生々しい肌理と、みっしり詰まった体躯に愚直な魂を感じつつ・・でも、彼らは静かで、時を超えて佇んでいる。こんなふうに、時を超えて佇むものを作る孤独と喜びとはどんなものだろうと、私は思う。この本は、舟越... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

2012/03/17 00:30
ゴランノスポン 町田康 新潮社
ゴランノスポン 町田康 新潮社 今夜はこれを読んで、町田さんに、ズバっと斬られてしまったのである。ほんとに気持ちよく、心の底から斬られてしまった。読み始めは、何やら可笑しいのである。あらあら。やあねえ、そんな事まで書いちゃって、ねえ・・と想っているうちに、それぞれの短編から、蓬髪の町田侍が駈け出してきて、この時代と自分がいろんな顔して纏ってる嘘や、ええかっこしいなとこや、見て見ぬふりをしてるところや、ぬるく淀んでいるところに、ビシバシと斬りつけてくるのである。やだー、もうやだー、と想いつつ、何だかもう、やたらにピンポイントに恥... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/08/22 20:33
町かどのジム エリノア・ファージョン 松岡享子訳 学習研究社
町かどのジム エリノア・ファージョン 松岡享子訳 学習研究社 少しずつ、古い作品などもきっちり読んでおきたいなあと思ってます。児童書やYAを好き勝手に眼につくままに読んできただけなので、体系的な視点に欠けるし、時代と作品との関係などの知識も希薄だし。勉強不足この上ない(汗)ということで、まずファージョンかな、と少々勉強気分でこの本を読んだのですが。何のことはない、ファージョンの自由で暖かい日射しをいっぱい浴びて、ただひたすら楽しんでしまったという結果に(笑)文章に品とユーモアがある。優れた古典教育を受け、なおかつ自由な精神を持っている人にしか書けない文章だ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

2011/08/19 20:00
ふくろう女の美容室 テス・ギャラガー 橋本博美訳 新潮社クレストブックス
ふくろう女の美容室 テス・ギャラガー 橋本博美訳 新潮社クレストブックス 昨日書いた『あの日、ブルー・ムーンと。』は、YA世代にぴったりの物語でしたが、この『ふくろう女の美容室』は、もうがっつり大人の小説です。私たちくらいの、人生のあれこれにいい加減疲れてんねん、という気持ちに、じっくりしみ込んでくる感じ。短編が10篇と、エッセイが2篇収録されていますが、一つ一つが深くてぎゅっと濃いので、いっぺんには読めません。一日一つ、じっくりと。そんな感じで読ませて貰いました。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 2

2011/08/13 23:34
あの日、ブルームーンに。 宮下恵菜 ポプラ社
あの日、ブルームーンに。 宮下恵菜 ポプラ社 とっても愛らしくて切ない初恋の物語でした。主人公の女の子が可愛いんだなあ、ほんとに。まっさらの心が、初めて感じる、「好き」という気持ちに色づいていく。女の子なら・・・まあ、私なんぞはウン十年前の女の子ですが(笑)だからこそ余計に、このピュアさが愛しい。誰かを好きになるって、いいよなあとしみじみ思ってしまう物語です。こんなおばちゃんがそう思うんだから、初恋現役世代にはこたえられないと思います。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 20 / トラックバック 0 / コメント 8

2011/08/12 22:09
おかしな本棚 クラフト・エヴィング商會 朝日新聞出版
おかしな本棚 クラフト・エヴィング商會 朝日新聞出版 これはもう、本好きにはこたえられない。特に、作家さんなど本に関係するお仕事をされる方の本棚に、興味しんしんの、私のような輩にとっては、猫にかつぶし状態で何度も何度もこの中におさめられている本棚の写真を眺めてうっとりした。クラフト・エヴィング商會というのは、吉田浩美さん、吉田篤弘さん、という多才な御夫婦のユニットです。それだけに、本たちに貫かれている美意識があって、気持ちよく混沌で、本棚がそれだけで一つの物語なんですよ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 1 / コメント 4

2011/07/31 23:53
「絵のある」岩波文庫への招待 坂崎重盛 芸術新聞社
「絵のある」岩波文庫への招待 坂崎重盛 芸術新聞社 岩波文庫は、昔とてもお世話になりました。何故かというと、私が住んでいたところには、図書館が近くになかったからです。市内に一つだけある図書館は、なぜか山のきつい坂の上にありました。もう、自転車を必死で押して登らなけらばいけないくらいの坂の上。その分、帰りは物凄いスピードが出るんですが、それがあだとなって、小学校時代のある日、同級生が図書館からの帰り道、自動車事故で亡くなるという悲劇が起こってしまったんです。そこで、なんと学校から「図書館禁止令」が出たんですよねえ。今から考えると、ほんとにおかしい話... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

2011/07/29 19:39
野良猫ケンさん 村松友視 河出書房新社
野良猫ケンさん 村松友視 河出書房新社 猫もの第3弾・・って、猫ブログじゃありませんからっ!(笑) 村松さんとこの猫さんと言えば、有名すぎるほど有名なアブサン。彼は、21歳で大往生を遂げた。ほんとに大事にされてたんですよねえ・・・21歳って、ほんとに長生きですもん。彼の大往生には泣きました。あれから、猫が飼えない村松さんと奥さんの気持ち、わかるなあ・・。 でも、ここに綴られているのは、いわゆる外猫として村松さんのところにやってくる猫たちの話。自分の飼い猫ではないから、付き合い方の距離感というか、間合いが大切になる。関わりすぎず、干... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/07/23 20:01
死ぬ気まんまん 佐野洋子 光文社
死ぬ気まんまん 佐野洋子 光文社 「命とお金を惜しむな」というのが、若くして亡くなった佐野さんのお父さんの訓示であった。佐野さんは、その通りに生きた。子どもの頃に、ころっと死んでしまった兄や弟たちを見ていた佐野さんは、「死んでしまった人の分も、長生きしよう」などとは考えなかった。そこが、佐野さんが常人とは違うところである。震災のあと、言葉を失っていたときに、一番心に響いたのは、佐野さんの言葉だった。人の生死というものを、等価に、ありのままに見つめることのできた佐野さんの言葉は、何を言ってもむなしく響く心に、強く届いた。佐野さんの... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/07/17 00:48
どこ行くの、パパ? ジャン=ルイ・フルニエ 河野万里子訳 白水社
どこ行くの、パパ? ジャン=ルイ・フルニエ 河野万里子訳 白水社 「どこ行くの、パパ?」フランス語の原題は、[Où on va, Papa?]。 これは、作者のフルニエ氏の息子であるトマが、車に乗るといつも繰り返した言葉。フランス語で読んでみると、それが幼い子にはとても発音しやすい音だということがわかります。何度も何度も口の中で繰り返していると、この言葉が不思議な音楽のように聞こえてくるようにも思います。 トマと、トマの兄のマチューは、生まれつき障害を持っていて、知能はずっと幼い子どものままでした。マチューはあまり目もみえず、耳も聞こえず・・... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 4

2011/07/07 16:12
池澤夏樹の世界文学リミックス 完全版 河出書房新社
池澤夏樹の世界文学リミックス 完全版 河出書房新社 この河出書房から出ている、池澤さん編の『世界文学全集』が欲しいと、おっきな本屋にいくたび思う。私は昔から、けっこう全集系が好きなのだ。しかし、一番の難点は置き場所。どの巻も気合が入って分厚いこの全集、全30巻をどこに置くねん、と考えるとなかなか手が出ない。でも、やっぱり欲しい!と、この本を読んでまた悩む(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/06/27 00:44
君がいない夜のごはん 穂村弘 NHK出版
君がいない夜のごはん 穂村弘 NHK出版 穂村さんのエッセイには、同世代のツボを突かれてしまう。前にも書いたことがあるけれど、私たちの世代は影が薄い。団塊の世代ほど自己主張もなく。昭和の高度成長時代と一緒に育ってきているので、子ども時代は見事に貧しく、大人になると変にバブリーだったりして、ふり幅が大きい分、何でもありなんですよねえ。ほんと、私たちの世代ほど、情報機器や食文化が大きく変わって、なおかつそれに順応してしまった世代はないかもしれないですね。私たちより少し上だと、パソコン駄目、とかゲーム機器まったく使えないとか、DVDの録画予約... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/06/23 00:59
雨の降る日は考える日にしよう[絵本は人生に三度]手帖1 柳田邦夫 平凡社
雨の降る日は考える日にしよう[絵本は人生に三度]手帖1 柳田邦夫 平凡社 今年は本当に雨が多い。放射能の問題もあるし、いろんな意味であまりたくさん雨が降らないで欲しいと思う今年なのだが、そうは問屋が卸さないらしい。自然に対して人はとことん無力だと、思い知らされるような気がする。だからこそ、やはり原発という人が制御できないものは、廃止すべきだとこの雨を見ながら深く思う。雨を見ていると、知らずしらずのうちに、自分の心の中に踏み込んで、そこにあるいろんなことについて考えることが多くなる。洗濯物も乾かないし、お掃除も雨じゃ進まないし(笑)やはり、雨の日は読書ですね。(雨でなく... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/06/21 02:04
猫とあほんだら 町田康 講談社
猫とあほんだら 町田康 講談社 町田さんのところには、10頭の(町田さんは猫に『匹』を使わない。それもまた、町田さんらしい猫への敬意なのだろうと思う)の猫がいる。自宅に4頭。そして、仕事場に6頭。自宅の猫は自分の飼い猫。そして、仕事場の猫は、ボランティアさんからの預かり猫で、病気を持っているから、自宅の猫とは一緒に出来ない。野良出身の彼らは、町田さんにも奥さんにも身体も触らせない。これだけの数の猫がいるというのは、誠に世話だけでも大変なことだ。でも、町田さんは「あほんだら」で、猫よりも身分が低い存在なので(笑)とにかくお猫さま... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/06/16 00:35
なずな 堀江敏幸 集英社
なずな 堀江敏幸 集英社 赤ちゃんを抱っこすると、ほわ〜んとあったかくて、甘い、とってもいい匂いがします。お乳の匂い。ミルクの匂い。それだけじゃない、生まれたての命から発散する、うっとりする匂い。あの匂いを嗅ぐと、母性本能がぎゅっとくすぐられます(笑)赤ちゃんの存在感って、ほんとに凄いものなんですよね。今話題になっている『八日目の蝉』は赤ちゃんを連れ去るお話ですが、その衝動は理屈ではなく、ずしんと身体の奥底にこたえるものがあります。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/06/14 00:28
言葉の誕生を科学する 小川洋子 岡ノ谷一夫 河出書房新社
言葉の誕生を科学する 小川洋子 岡ノ谷一夫 河出書房新社 言葉、って何だろう。私も、常々それを考える。私は言葉で物事を考える。言葉の中に生きている。言葉を書き連ねる。しかし、その一方で言葉を口から出すことがどんどん苦手になる自分もいる。一度口から出すと二度と取り返しがつかなくなる言葉というものが、非常に怖くもある。ネットの海に氾濫する言葉にひどく傷つけられてしまうこともある。毎日、レビューを書こうとじたばたするが、うまく言葉がみつからず、ぼんやりすることもしばしば(笑) とにかく、日々言葉と共に生きている癖に言葉に振り回される私なのだ。だからこそ、こ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/06/10 22:25
ワーカーズ・ダイジェスト 津村記久子 集英社
ワーカーズ・ダイジェスト 津村記久子 集英社 田辺聖子さんの『われにやさしき人多かりき』という本を読んでいて、「可愛げ」という言葉に、惹かれました。「可愛い」と「可愛げ」は違う。子猫や子ども、愛らしいもの、幼いもの、当たり前に可愛いものに対するのが、「うわあ、可愛い」。一方可愛げというのは、「何や知らん、可愛げのない人や」「あのおっちゃん、ちょっと可愛げあるし、憎まれへんなあ」とかいう風に、そこはかとなくその人から滲みでる人間的な魅力や匂い、風韻のようなもののことを言う。それはうまく「これ」とは言葉にしにくく、しにくいからこそ一篇の小説にな... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 4

2011/05/27 23:24
幸田家のきもの 青木奈緒 講談社
幸田家のきもの 青木奈緒 講談社 幸田文さんの孫に生まれる、というのはどんな気持ちがすることか。それはさぞかし重かろう、と想うのだがこの本の中に佇んでおられる奈緒さんは凛として、見惚れてしまうほど美しい。『夢に咲く花』という項で、フランスの音楽祭に濡れ描きのきものを着ていったところ、行く先々で大歓迎され、入れないはずの場所にも「キモノがいくから」という一言で入れた、というエピソードを書いてらした。それは着物の魅力もさることながら、幸田家に流れる様々をその身に湛えた「美」を見る人が感じたからに違いない。私なんぞには、遥か遠くたどり... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/05/21 21:37
ヴォイド・シェイパ 森博嗣 中央公論新社
ヴォイド・シェイパ 森博嗣 中央公論新社 何と、森さんが剣の世界を書かれるとは・・意表を突かれました。意表を突かれましたが、これがまた森さんらしい、面白い世界になっています。 主人公は、物心ついてから、一歩も山から下りることなく、カシュウという剣の達人と暮らしていた若者・ゼン。彼には親もなく、カシュウ以外の人間と知り合いもおらず、一振りの剣以外何も持たない。カシュウが死んでしまったことをきっかけに山を降りたゼンは、初めて人間の世界に足を踏み込む。 何も持たず、カシュウ以外の人間のことを何も知らず、ただ呼吸するように剣を使うゼンの目は... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/05/20 21:52
しっぽちゃん 群ようこ 角川書店
しっぽちゃん 群ようこ 角川書店 「しっぽちゃん」というタイトルを見ただけで、これは読もうと心に決めました。私もよく、うちの猫さんに、「しっぽちゃん」「おしっぽさん」と呼びかけているので(笑)いいですよね〜、動物のしっぽ。私もうちの猫さんのしっぽに執着しています。名前を呼ぶと、パタパタっと動くしっぽちゃんは、私の宝物です。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/05/15 22:36
佐野洋子追悼号&CASA BRUTUS 日本の美術館ベスト100ガイド
佐野洋子追悼号&CASA BRUTUS 日本の美術館ベスト100ガイド 今日も今日とて、友人と本屋を一日ウロウロ。また、ぎょうさん本をチェックしてきてしまいました。ああ・・読みたい本、読まなければならん、と心に決めた本は数限りなくあるのに、人生はとっても短い(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/05/13 01:03
美を感じる心 『たそかれ』『かはたれ』の心と、<あしたの本>プロジェクト
美を感じる心 『たそかれ』『かはたれ』の心と、<あしたの本>プロジェクト 一つ前の記事にも書いたのですが、>【子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト】という活動が始まっています。東日本大震災の支援として、被災地の子どもたちに本を送ろうという活動です。そのプロジェクトの一環として、子どもの本の作家等による応援メッセージ、直筆画を販売して活動資金にするオークションがネット上でも公開されています。 →こちらから ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/05/08 01:11
小泉惇作展(大阪高島屋)&開高健展(なんばパークス)
小泉惇作展(大阪高島屋)&開高健展(なんばパークス) 今日はえらい雪・・。湿った重い雪が積もっています。大阪では珍しい。日ごろ降らない所で雪が積もるとトラブルの元。阪神高速は、多分日本で一番雪に弱い高速道路だと想う(笑)明日の出勤は気を付けなくちゃ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/02/15 00:00
ながいながいよる マリオン・デーン・バウアー文 テッド・ルゥイン絵 千葉茂樹訳 岩波書店
ながいながいよる マリオン・デーン・バウアー文 テッド・ルゥイン絵 千葉茂樹訳 岩波書店 今朝は目覚めると一面の雪。大阪では非常に珍しいことです。出勤する時には吹雪に近くなっていました。今年の冬は厳しい・・。私は恐ろしい寒がりで冷え症です。おかげで、最近身体の調子もあまりよろしくありません。厚着をするせいか、肩も凝ります。ムーミンのように、ベッドにもぐりこんで冬眠したい。今日のような雪の日は、家にこもって本を読むのが一番の贅沢なのに、悲しいことに今日も明日も仕事。辛いのう・・。と、愚痴を書いててどうすんねん、ということで。厳しい冬を送る動物たちが、太陽を連れてこようとする絵本です。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2011/02/11 21:07
きことわ 朝吹真理子 新潮2010年9月号
きことわ 朝吹真理子 新潮2010年9月号 もう、新刊で「きことわ」が出ているのですが、こちらがたまたま手に入ったので読んでみました。 とても良かった。ここ数年の芥川賞の中で、一番私の感覚にぴったりする作品でした。と同時に、小説の可能性、というものを久々に意識した作品でもありました。小説ほど、自由なものはない。時間、空間、記憶、現実、夢想、すべての壁を乗り越え、一瞬の心の動きを捉え、永遠に結びつける。その営みの妙味を、感じさせてもらった。古典的でありながら、新しい。贅沢な読書の時間でした。プルーストの「失われた時を求めて」の記憶の奔流具... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2011/02/10 00:19
妻の超然 絲山秋子 新潮社
妻の超然 絲山秋子 新潮社 川が流れている。男と女の間に。酒が飲めるものと、飲めないものとの間に。あなたと私の間に。病を得た私と、それまでの私の間に。家族と、私の間に。子を産むものと、産まないものとの間に。絲山さんの小説を読むと、ああ、ほんとに人間て一人だといつもしみじみ思う。そして、その事に安心する。私の中の人と折り合わない所が、息をつく。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/12/14 01:02
東京旅行記A 朽木祥さんのトークセッション
東京旅行記A 朽木祥さんのトークセッション ぼんやりしている間に、一週間がたってしまう。 先週東京に行ったことが、もはや夢のよう(笑) ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/10/30 01:14
東京旅行記@ 本屋「ナルニア国」とゴッホ展
この土日、東京に行ってきました。 一番のメインは、ファンである朽木祥さんの、トークイベント。 その他、行ってみたいところもあり、逢いたい人もあり、と いうことで、久々に東京へ。 まずは、銀座の教文館という本屋さんに行くことに。 この本屋さんの8階(だったと思うんですが) 「ナルニア国」という子どもの本のお店があります。 ここの品ぞろえが、ほんとにいいんですよ! 以前、ある人に連れてきて頂いてから、どうしてももう一度 ゆっくり見たくて、東京についてまず銀座を目指しました。 この... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/10/25 23:33
産経児童出版文化賞
ネットニュースで見つけました。 授賞式があったんですね。 今年の受賞作は、 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

2010/06/06 00:53
魔法使いの弟子たち 井上夢人 講談社
魔法使いの弟子たち 井上夢人 講談社 何年ぶりだろう、この人の本を読むのは。 前作の「オルファクトグラム」はとても印象的で この忘れっぽい私が、まだ内容を覚えている。 そして、今回も期待に違わず、面白かった! 息つく間もなく、一気読み(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2010/05/11 01:10
偏愛ムラタ美術館 村田喜代子 平凡社
偏愛ムラタ美術館 村田喜代子 平凡社 自分の好きな絵画について、小説家の人が書いた エッセイなどが、けっこう好きだ。 もちろん、美術史家の方が書かれたものも好きで時々 読むけれど、この村田さんのように「偏愛」的な、美術作品に 対する、個人的な思い入れを書いたものが好きなのである。 美術的な価値とか、歴史的な意味とか、そんな事とは関係なく、 「好きなんだよね」と、野放図に言ってしまえる楽しみがいい。 絵画という、エネルギーの塊から、私は力を貰うことが多いけれど 村田さんの視点もそんな感じ。絵画という、言葉ではない、強烈... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/05/07 00:14
現代霊性論 内田樹 釈徹宗 講談社
今、飛ぶ鳥を落とす勢いの内田樹さんと、 浄土真宗の住職さんである釈徹宗さんとの 「かけあい講義」を一冊の本にしたもの。 言葉で自分の考えを形にし、会話することによって 思考が発展し、先へ、先へ、と展開していく。 その道筋をたどる面白さがありました。 その会話の中に、自分の思考も滑りこませながら、 一緒にものを考えていく余地がある。 哲学における「会話」の意味って、こういう発展性に あるんでしょうね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/03/25 03:03
岸辺の旅 湯本香樹実 文藝春秋
何とも不思議な、生と死の間をゆらゆらと旅する話だった。 読んでいるうちに、彼らが生きているのか、死んでいるのかも どうでもよくなってしまい・・。 ただ、彼らと同じ景色を見て、ひたすら切なく、すべてが胸に迫った。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

2010/03/23 02:20
僕の明日を照らして 瀬尾まいこ 筑摩書房
先日、NHKで児童虐待の特集を放送していた。 家庭の中の虐待というのは、実に目にみえにくい。 しかし、人間が社会の中で生きている以上、必ず、どこかで その現状を捉えるチャンスというのはあるはずで、 事実、何度かあったその機会を、すべて見事に見逃して しまった大人たちの責任は大きいと思う。 このところ、多すぎますね。自分の子を殺してしまう親たちが。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/03/18 01:21
初夜 イアン・マキューアン 新潮クレストブックス
非常に美しくて残酷な物語だった。 人生の中で出会う事は、一期一会。 それが、自分にとってどんな意味を持つのかは、 振り返ってみなければわからない。 そんな人生の分岐点を、マキューアンらしい緻密さで 描きあげた物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/03/12 15:59
あなたを探して マルク・レヴィ 藤本優子訳 PHP
「探し物はなんですか・・」という有名な歌がありますが。 自分が何を探しているのかさえも、わからなくなる事がある。 手に入れたと思ったものがあまりにも簡単にその形を変えて しまう事もあるし、これではなかったんじゃないかと、苦い 後悔の念にかられる事もある。 自分の人生は、たった一つしかなくて・・・。 私たちは、その人生の中でベストを尽くしていくしかないのだけれど。 なんて言うか・・・男の人よりも、女の人生の方が、迷いは大きいと思う。 男の人には人生のわかれ道にならないだろう、結婚や... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/03/10 01:40
グーグーだって猫である 5 大島弓子 角川書店
猫が、どんどん増えている。 これは、何となくわかる。猫が、猫を呼ぶんである。 大島さんは、いい加減な事が出来ない。 とにかく真っ直ぐな人なんだろうと思う。 全力で彼らを救いたいと毎日奮闘する。 猫も、1匹、2匹ならともかく、5匹を超えると、世話は 相当大変である。その上、子猫を拾い、野良猫を招き入れ、 大島さんは必死で彼らに愛情を注ぎ続ける。 腱鞘炎になるわ、帯状疱疹になるわ、それはもう満身創痍でも 大島さんは、目の前にいる、小さな命を放っておく事は出来ないのだ。 彼女にとっ... ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/03/03 00:33
肝心の子供 磯崎憲一郎 河出書房新社
ブッダ、ブッダの息子、孫という三人の物語。 しかし、その三人を合わせて、106頁という薄さ。 ギリギリまでそぎ落とした文章が、読んでいて心地いい。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2010/02/25 22:35
上橋菜穂子さんの講演会 「物語の魅力と魔力」
今日、茨木市立図書館で開催された、上橋菜穂子先生の講演会に行った。 「物語の魅力と魔力」と題した講演会で、上橋先生がこれまで どのようなきっかけで物語と出会ってきたか。 そこから、何を受け取り、どんな想いで物語を書くようになったのか、 というお話を聞かせて頂いた。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 10

2010/02/22 01:43
ほかならぬ人へ 白石一文 祥伝社
直木賞受賞されましたね。 私が今読んだのは、予約の順番待ちの結果ですが。 中編二つを、一気に読ませてしまう筆力はなかなかです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2010/02/18 01:39
針がとぶ 吉田篤弘 新潮社
何とも、自分がちっぽけだと思う事がある。 空を見上げる時もそうだし、このネットの海の中を 漂う時もそう。 あと何冊、生きている間に本が読めるのかな、と思い、 読みたい本の個人的なリストを眺めている時もそう。 何かを追い求め、少しでもこの世界に、自分の手掛かりを 探そうとする時、そのあまりの自分の小ささに、 呆然としてしまう時がある。 うん。この本の表紙に描かれている、海を目の前にした時の 気持ちに近いかも。そしてこの本は、この表紙でペンギンくんが あたっている、小さな焚火のよ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/02/15 02:55
遥かなる水の音 村山由佳 集英社
村山さんらしい、ドラマチックな作品。 パリからサハラへの旅。 一人の男の遺骨を持って、それぞれの愛情の 軌跡と共に旅をする4人の男女。 村山さんの小説の登場人物たちは、ドラマっぷりがいつも過剰で 私はそのせいで物語に入れない事がある。 この物語も概して皆、かっこいい俳優さんがその役を演じて いる感じなのだけれど、それが異国情緒の中で、かえって 非現実の面白さを醸し出していた。 これは、あれですね、異国を旅するけれども、いかにも日本人的な 浄瑠璃の世界ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/02/06 20:29
シアター! 有川浩 メディアワークス文庫
午後から雨が降り出して頭が重い。 眠気と闘っていたが、有川浩さんの「シアター!」を読んで 一気に目が覚める。有川さんの文章には、読者を巻き込む テンポとパワーがありますね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2010/01/25 22:46
ビッチマグネット 舞城王太郎 新潮社
物語を信じることで社会も人間も成り立っているなら、あはは、 なんとも呪術的な社会じゃない? ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2010/01/22 19:27
正倉院美術館 ザ・ベストコレクション 講談社
12月に入って雨が多いですねえ・・。 冬って、このあたりは大概冬晴れの日が多くて、あまり雨が降ることは ないんですが、今年はどうも勝手が違います。 雨だと、どうも、大掃除も、普通の掃除もやる気にならず(勝手な言い訳) ついつい、おこたに籠って本ばかり読んでしまうんですよねえ。 今日読んだのは、「ピーターと象と魔術師」。これは、良かったー。 クリスマスに読むのに、ぴったりの一冊。 これは、改めてレビューを書くとして、あとは、ウリツカヤの 「通訳ダニエル・シュタイン」をずっと読んでま... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2009/12/11 16:32
これでよろしくて? 川上弘美 中央公論新社
川上さんは、ちょっとヘンな人だ。 私は、その、ちょっとヘンの具合・・というか、人間を見る独特の目が とっても好きでエッセイなどもよく読む。 川上さんの目は、心のどこかで気が付いているけれども、言葉にしなかった事を 実に見事に突いてきて、「ああ・・そうやったわ」とため息をつかせるのである。 この小説は、その川上さんの何とも絶妙な人間観察の視線に、もう、ずーっと 「あるある」「うわ、めっちゃわかる」「そうやん」と笑ったり、共感したり、 えらく楽しい時間を過ごさせてもらった。 これは、... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/12/04 00:37
無理 奥田英朗 文藝春秋
急に、とっても寒い。 私は寒くなると動きが鈍くなる・・。(変温動物か) 非常に体温が低く、血圧も低いので、一旦身体が冷えると 復活できないのだ。できれば、ムーミンのように冬眠したいなあと 思う今日この頃・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2009/11/05 11:41
フリーター、家を買う。 有川浩 幻冬舎
未曾有の就職難だとか・・。 ちょうど就職活動に入る息子を持つ身としては、 色々と心配なわけです。 しかしねえ・・こればっかりは、もう、親の出る幕はありません。 とにかく、自分で何とかしてもらわんと。 まあ、スーツ作ったりしてやるくらいが、関の山。 ・・とはいいながら、あれこれ悲観的なニュースを見ては ため息をつく今日この頃ですが。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 4 / コメント 3

2009/10/27 00:38
今日買ったマンガ
久々にマンガネタ(笑) ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/10/24 21:27
芸術新潮8月号 トミ・ウンゲラーのおかしな世界
今頃8月号の紹介というのは、間が抜けてるんですが、 これは、図書館の予約を待っていたから。 表紙を見たときに、「欲しい」と思ったんですが、何しろ 家の中が本だらけ。中をじっくり読んでから・・と思ったわけです。 で、じっくり読んで、やっぱり欲しくなってしまいました(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/10/08 02:14
星間商事株式会社社史編纂室 三浦しをん 筑摩書房
普通に、面白かったです。 肩の力が抜けた感じ。 社史にまつわる謎、恋愛、仕事、家庭、そしてオタクな生き方、 同人誌のBL小説まで(笑)けっこう盛りだくさんに詰め込まれてるのに、 それらのバランスが良くて、最後まで飽きなかった。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 1

2009/10/06 01:27
1Q84 村上春樹 新潮社
久々の更新が、『1Q84』というのは、どうなのか(笑) やっと図書館の予約の順番が回ってきたという・・。 ですので、すっかりブームには乗り遅れましたが 読みました、2巻とも。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/09/21 22:18
宵山万華鏡 森見登美彦 集英社
「きつねのはなし」を思わせる、京都を舞台にした 短編連作です。全ての短編がリンクしながら、ぐるぐる 繋がっていきます。クルン、と万華鏡をひっくり返すように 形を変えながら、いろんなモチーフが複雑な模様を描く。 凝ってますねえ〜。この、読んでいるうちに、頭がくらっと して、京都の小さな路地に入りこんでしまう感じ。 いい意味で、微妙にうざくて上手いです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/09/03 21:23
刻まれない明日 三崎亜記 祥伝社
8月も終わります・・って。これを書いているうちに、 9月になってしまうかもしれない(笑) ENDLICHERI☆ENDLICHERIのライブ後、お決まりのように 体調を崩してました(笑) あまりにその時が楽しすぎて、受け止めるものが 大きすぎて、反動がくるんでしょうねえ・・。 やっと自分のペースに戻ったか・・と思った頃に、今年は 次のライブのお知らせがあったりして、とても嬉しいことですが このアップダウンにいつまで、この体がもつのかしら・・と いらん心配をしたりする(笑) ど... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/09/01 01:03
怖い絵3 中野京子 毎日新聞社
このシリーズも3冊目になって、これで完結だそうです。 ちょっと残念。でも、こういう形で作品を紹介していくのは 非常に労力を要する大変な事だと思うので・・。 このあたりが、ちょうどいいやめ時かもしれませんね。 素人にもわかるように、一つの絵画の背景を説明して 「歴史」という視点から、その作品に光を当てること。 そして浮かび上がったものを、中野さんは「怖い」と 称されていますが、その怖さは、「知る」という快感を 伴っています。今回も、たくさんの絵が紹介されていて、 とても面白く読み... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2009/08/13 11:17
神去なあなあ日常 三浦しをん 徳間書店
三浦さんの、「仏果を得ず」に続く、若者と 仕事を描いた作品。 文楽も、そりゃもうマイナーな存在ですが、 今回は「林業」という、これまたマイナーな お仕事です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/07/03 00:55
三匹のおっさん 有川浩 文藝春秋
有川さんは、面白いなあ。 図書館戦争シリーズで、日本中を萌えさせた 有川節が、どんな感じでやってくるのか楽しみ だったんですが、これまた、渋いところを主人公に もってきましたね。連載が別冊文藝春秋ということで 新しいファン層も、きっちり開拓しつつ、また裾野を 広げてしまったんですね。恐るべし(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 1

2009/06/07 00:44
火を熾す ジャック・ロンドン 柴田元幸翻訳叢書 スイッチ・パブリッシング
作者のジャック・ロンドンは、41年しか生きなかった のだが、非常にたくさんの職を経験した人らしい。 ちょっと、略歴をあげてみます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2009/06/04 00:43
勝てる読書 豊崎由美 14歳の世渡り術シリーズ 河出書房新社
豊崎社長の、熱くて暑苦しい愛の詰まった 一冊です(褒めてます) いや、ほんとに「愛」ですよ。 こんなに本をストレートに愛してる人は、ほんと 少ないと思いますよ。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/05/26 22:30
モンキービジネス 2009 Spring vol.5 柴田元幸責任編集 ヴィレッジブックス
翻訳家の柴田元幸さんの責任編集の文芸誌。 柴田さんの編集ということで、名だたる方々がたくさん 参加しておられます。何と、あの、表に出てこないことで 有名な、村上春樹さんまで、名前を連ねてらっしゃいます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/25 22:34
芸術新潮 2009年5月号 トーヴェ・ヤンソンのすべて
毎年、お誕生日に、親友と本を交換しています。 私は5月に誕生日を迎えたんで、リクエストして 買ってもらったのが、これ。 芸術新潮のトーヴェ・ヤンソン特集号! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/05/21 21:51
極北で ジョージーナ・ハーディング 小竹由美子訳 新潮クレスト・ブックス
昨夜から、空気が冷たい。 寒いのが苦手な私は、すぐに手先と足先が冷えて かちかちになってしまう・・。 そんな私にとって、この小説に描かれている北極の世界は あまりにも厳しく、その癖、ぞっとするほど美しくて どっぷりと引き込まれてしまいました。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2009/04/25 01:20
君と一緒に生きよう 森絵都 毎日新聞社
な〜んにも予備知識なしに、ただ、森さんの本だと いうだけで、何の気なしにページを開いたんである。 そしたら・・・。もう、読み終わるまで涙が止まらなかった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

2009/04/23 02:46
恋文の技術 森見登見彦 ポプラ社
非常に忙しくて、なかなかレビューを書けません(汗) なんでこんなに忙しいんだか・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2009/04/18 01:11
子どもに本を買ってあげる前に読む本 現代子どもの本事情 赤木かん子 ポプラ社
赤木かん子さんを知ってますか。 児童文学の専門家で、YAや児童書の紹介の本を たくさん書かれています。本の探偵さん、つまり 「昔読んだ、こんな本のあったんだけど、タイトルがわからない」と 悶々とする人たちに「ああ、その本ならこれよ」と教えてあげられると いう、生き字引のような人です。そして、赤木さんは 児童書と一緒に生きてきた人ではなくて、子どもと一緒に 生きてきた、つまり現場を知る本の専門家です。 その赤木さんが、「今」の子どもたちの読書事情を書いたのが この本。いやー、ほん... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 1 / コメント 9

2009/03/13 02:50
英雄の書 宮部みゆき 毎日新聞社
花粉症に、すっかり負けている毎日です・・。 脳にもすっかり花粉がまわっているようで 薬を飲むと朦朧としちゃうし・・という悪循環ですわ。 いやですねえ、ほんとに。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

2009/03/12 01:46
夜の光 坂木司 新潮社
坂木さんの学園ものを、初めて読みました。 それぞれ、飛びたい理由を抱えての高校生活。 それを「ミッション」と呼びながら、自分の正体を 知られないために潜伏する。 この距離感、さらけ出さない加減が、「今」っぽくて お洒落な感じです。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/02/14 00:53
図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 ヴィッキー・マイロン 羽田詩津湖訳 早川書房
デューイは有名な猫らしい。 アイオワ州スペンサーの図書館で 18年生きて、たくさんの人に愛された猫。 私は、ノンフィクションという事を知らずに読んだので 実話と知って、少々びっくりした。 日本の駅では、時折猫が飼われていて 今ブームだけれど、さすがに公共図書館で飼われて いる猫はいないだろう。読んでみると、このデューイは スターとして生まれてきた猫ですね、ほんとに。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 4

2009/02/13 01:14
北緯14度 絲山秋子 講談社
絲山さんがセネガルに2ヶ月滞在した、その記録です。 講談社は太っ腹です。「書き下ろしの紀行文のためにセネガルに二ヶ月も行く」という企画を、ポン、と許すあたり、「儲かってる?」と、ちょっと下種なことを考えてしまいますが(笑)また、なぜセネガルなのか、という絲山さんの動機もけっこう適当で、「9歳の時にみた、ドゥドゥ・ンジャエ・ローズのファンだ」という事以外には、さしたる理由もなかったらしい。もっとも、若い頃に留学経験もあり、フランス語がけっこうできるという事も、あったらしいですが。(アフリカは、植... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 1 / コメント 2

2009/01/23 23:19
悼む人 天童荒太 文藝春秋 
ネットニュースを見たら、この作品が 直木賞を取ってはりましたね。さもあらん、という ところです。この本をこのタイミングで読んだのは たまたまですが(笑)タイムリーでしたね(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2009/01/17 00:12
アカペラ 山本文緒 新潮社
山本さんの小説を読むのは久しぶりです。 なんだかねえ・・眼差しが、柔らかく、深くなられた。 三つの中篇が収録されていますが、どれも心の深いところに 落ちてきて、ひっそりと灯りをともしてくれます。 うーん、うちの猫のお腹みたい。(わかりにくいね) 私は、よく猫のお腹に顔を埋めます。ふわふわで たぷたぷで、柔らかくて、小さくて、あったかい。 私は、何でも考えすぎる性格で、よく自分の思考に足をとられて 身動きできなくなります。そんな時、愛してる猫のお腹に顔を 埋めさせてもらって、ほわ... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

2009/01/13 00:46
空とセイとぼくと 久保寺健彦 幻冬社
まったく予備知識なしに読んだ物語なんですが 楽しくて一気読み。 主人公が大変な目にあう物語ではあるんですが、 不思議なユートピア感がただよう、爽やかな作品に 仕上がっています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2009/01/07 01:19
スリーピング・ドール ジェフりー・ディーヴァー 池田真紀子・訳 文藝春秋
読んだ・・長かった(爆) なんだかねえ、去年もお正月、ジェフりー・ディーヴァー読んで 「長いわ〜」と思ってたような気がします。デジャブ。 人は無意識に同じパターンを繰り返すもんですが、 一年は早い(汗)転がり落ちていく、という感じがありますねえ。 いろんな事に焦るお正月です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2009/01/04 20:29
幻影の書 ポール・オースター 柴田元幸訳 新潮社
あけましておめでとうございます。 やっと今日あたりから、溜まった本を読み出して いるところでございます。 年明け一番に読み終えた本が、これ。 こういう、がっつりしたポール・オースターは久しぶり。 読み応えありましたねえ。そして新年から、どっぷりと 小説の描き出すことのできる真実に浸らせて頂きました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2009/01/03 02:38
一年の締め&お礼
2008年が終わろうとしています。 うーん、何となくですが、ちっぽけな自分というのを 非常に自覚した年でした。 だまし討ちのようにやってきた、不況の波とか。 これでもか、というように起こる何やら得体のしれない 事件の数々や。そんなものと、自分の距離感がうまく 掴めない感じ。自分に何が起こるという事ではないんですが 右往左往しているうちに過ぎていった感があります。 このブログも、もうちょっと更新していかなきゃだめだったと 反省しきりです。あれもしたい、これもしたい、と思いながら ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 5

2008/12/29 00:43
Merry X'mas なんやかんや(笑)
皆様、Merry X'mas`*:;,.★ 〜☆・:.,;* ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/12/25 01:28
正直書評。 豊崎由美 学習研究社
「文学賞メッタ斬り」などで、いつも、「そうやん!! そこ、そこ〜〜!!」と、そのキレのいい書評に カツを入れてもらっている、豊崎さんの書評集。 「正直」っていう言葉が刺さります。 そう・・。私のような零細ブロガーも、この「正直」って いうところに、いつも迷うわけです。 もうねえ〜、「これ、何やねん!」と思う小説は幾らでも あって(笑)大体、私はここに書く本の二倍がたは本を 読んでいるわけですが、書けないことが多すぎる。 どうしても、言葉で「負」の感情をあらわしてしまうことに ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

2008/12/16 23:48
猫の形をした幸福 小手鞠るい ポプラ社
このタイトルが良くて読みたくなった本。 綺麗な小説だった。 アメリカの田舎、深い森の中の、古くて大きな家で くらす、恋人のような夫婦と猫一匹。 絵になる風景の中で、過去のある夫婦が 大切なものを育んでいく、その生活が静かに 描かれていて、小春日和の陽射しをたっぷり 浴びたような気持ちになれました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/12/16 01:31
金曜日の編み物クラブ ケイト・ジェイコブス 中根佳穂訳 ランダムハウス講談社
一時、やたらに編み物に凝ったことがありました。 楽しいんですよねえ、編み物・・・。 糸一本が、どんどん複雑な模様の編地になり、 それを剥ぎ合わせるとセーターに、カーディガンになる 面白さは、けっこう病み付きになります。 私は女子大でしたが、皆冬になると、いろんな場所で 編み物してましたね。その中でも、彼のセーターなんぞを 編んでいるのが、一番ステイタスが高いんですが(笑) 今の女子大生は、編み物なんぞするんかしらん。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 0

2008/12/12 23:15
どこから行っても遠い町 川上弘美 新潮社
川上さんの、短編連作集。 雑誌で連載されていたものを、拾い読みしたことは あったのだけれども、こうして一冊に纏まると、 それぞれが響きあって、一つの世界になるのが 楽しい。 東京の、どこかの下町。ごちゃごちゃした界隈の中に たくさんの人がいて、何となく関わりあって生きている。 小さな円が、すこしずつ重なり合って、交じり合い、滲み、 色が重なっていく・・。 いつだったか、画家の安野光雅さんが、風景を描くところを NHKの番組で見たことがある。安野さんは、キャンバスに、おおまかな... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2008/12/07 00:52
未見坂 堀江敏幸 新潮社
堀江さんの小説は、非常に繊細だ。 いつも連想するのは、気が遠くなるほどの手間をかけて 紡がれた、蜘蛛の糸。過去という名の記憶・・・。 その「土地」に生きて、暮らしてきた人たちが 積み重ねてきた、ひそやかな溜息や眼差し。 そして、「今」をともにする人と人との、繋がり。 縦と横にはりめぐらされた、ひそやかな人生の糸に 一瞬の陽があたって煌く「今」を、文章の力で見せてくれる。 それは、私たちが日常の中で、誰でも持っていながら 自分では捕まえられない「今」なのだ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/12/03 08:52
モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社
人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか? 「検索するんだよ」 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 2

2008/11/28 20:38
YA作品 2冊 ファイアベリー 考えるカエル、旅に出る & 路上のヒーローたち
『ファイアベリー 考えるカエル、旅に出る』 J・C・マイケルズ 小田島則子・小田島恒志訳 NHK出版  ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/26 01:25
今日買ったマンガ
本屋さんに行ったら、今日はマンガのあたり日で、 ついつい、3冊お買い上げ(汗) 川上弘美さんの新刊はネットで買っちゃうし、ほんと こんなだからお金が溜まらんのだわなあ・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/21 20:51
大人のいない国 成熟社会の未熟なあなた 鷲田清一 内田樹 プレジデント社
先日同窓会がありました。 そこで、教職についている方々が口をそろえて言うことには・・。 「大学で、大学の学問はもうできない」という事でした。 まず、「国文学」という学科がなくなりつつある。 「日本語学」「日本文化学」というタイトルになりつつあり、 そこで行われるのは、例えば敬語の使い方、話し方など。 昔のように、文学を学問として専門にする授業は、大学院に 行って、やっとできるかどうかだと・・。 「本を読むのが嫌いです」という子たちが、文学部に入ってくる。 まあ、昔の高校生が、今... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/21 00:27
『セーヌの川辺』池澤夏樹(集英社)と『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』内山節(講談社)
たまたま続けて読んだのですが 何となく、自分の中で考えるところがあったので、 一緒に書いてみようかと。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/15 00:13
児童書3冊
ちょっと、書くのが間に合わないんで 怠慢な更新をします(汗) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/14 01:39
ラブコメ今昔 有川浩 角川書店
この本は、図書館の順番待ちが長かった・・。 有川さんの本は、最近あっという間に予約待ちでいっぱいになる。 それにしても、人気作家になりましたねえ、彼女は。 初めて有川さんの本を読んだのが2005年の12月。 そして、ブレイクのきっかけとなった「図書館戦争」の シリーズのレビューを書いたのが、2006年の3月。 あの当時、私がレビューを書いたのは、一番早い部類だったかと 勝手に想っていますが・・と、何が言いたいかというと、 つまり、自分に先見の明がある、という事を、ちょっと自慢 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2008/11/13 00:24
家庭の医学 レベッカ・ブラウン 柴田元幸訳 朝日文庫
親を見送る・・という事のあれこれ。 誰しもが経験する、でも、特別なこと。 その一部始終を、丁寧に書いてある本でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/11/01 21:42
精神のけもの道 つい、おかしなことをやってしまう人たちの物語 春日武彦 吉野朔実・絵  アスペクト
著者の春日さんは精神科医だそうである。 その体験から、「つい、おかしなことを やってしまう人たち」のヘンテコリンな話を 集めてある。 「精神のけもの道」とは、精神の自己抑制能力の タガが外れてしまい、一見普通に見えながら どこかおかしい人・・という意味合いらしい。 屋根歌部屋に、誰かが住んでいると思っている 老婦人の話。お医者さんに憧れながら、地味な 努力をするのはいや。医療器具をそろえたり 専門用語を使ってみることで、妙に満足している人。 覚せい剤を使っているドラ息子のこ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/31 23:10
見知らぬ場所 ジュンパ・ラヒリ 小川高義訳 新潮社
ジュンパ・ラヒリの作品を読むのは2冊め。 『停電の夜に』を読んだことがあったなあ・・。 インドという国を母国に持ち、頭脳を頼りに アメリカという国で生きることを選んだ人たちの 物語。異国に暮らすからこそ、見えてくる文化の 違いを、感受性豊かに書いた佳品だったかと 記憶してます。久々に読んだこれらの作品では その異文化というものの軋みから、テーマが 家族のあり方そのものへと広がりを見せているように 思います。どの短編も読みやすく、すっとそれぞれの 家族の物語に感情移入できる・・... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/31 00:06
ばかもの  絲山秋子  新潮社
「ばかもの」というタイトルが、印象的でとても気になってました。ほんとに、ばかものの話なんですが。読後・・なんだか、泣けてしまって困りましたよ。ばかものである、人間がなんだか愛しくて。絶望の果てに、人を愛しいと思わせてくれる絲山さんが好きですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/28 21:11
非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークZ 石田衣良 文藝春秋
うーん、こってりとした ミルハウザーを読んでしまったので、 この石田さんの本が、ひらひらと軽く(笑) これは、いいのか悪いのか。 このシリーズも7作目。 趣向も落とし方もすっかり安定してきて、 マコトくんが、ジーンズを履いたサラリーマンに 見えてきたくらいです。 いつもながら、石田さんの世界は、非常にわかりやすい。 読みやすい文章と相まって、さらさらと読めてしまいます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/10/22 20:39
ナイフ投げ師 スティーブン・ミルハウザー 柴田元幸訳 白水社
久々に、非常に好みの作家に出会って しまった。空中楼閣の楽しみ。 12の短編が収録されています。 非常に精緻な、磨きこまれた小さな世界。 こういう物語が読みたかった・・と、 どの短編も、むさぼるように読んでしまいました(笑) 言葉の紡ぎ出す魔法。職人芸のようなプロのお仕事です。 うっとり・・。私が知らなかっただけなんでしょうが、 こういう作家に出会うと、いやー、本を読んでてよかったな、 と思いますわ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2008/10/20 20:13
真昼の月 海街Diary2 吉田秋生 小学館
『海街Diary』の2巻です。 すずちゃんの真っ直ぐな瞳が眩しいなあ。 鎌倉の古い家に暮らす4人の姉妹たち。 昔々好きだった、向田邦子さんの「阿修羅のごとく」という ドラマを思い出してしまう。 向田さんと、吉田さんは、視線のありようが、似てる気がする。 特別な場所にいない、日常を暮らす「人間」から たくさんのドラマを感じて引き出す力。 吉田さんの卓越した絵画力が、そんな日常をキュっと 閉じ込めて見せてくれる。 日々暮らす中にあって、でも、流れすぎていくもの、 その時の気持ち... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/10/19 13:28
百瀬、こっちを向いて。 中田永一 祥伝社
中田さんのお名前は、アンソロジーで何度かお見かけしていて この本に収録されているうちの2つは、読んだことがあった。 でも、やっぱり、短編というものは、こうして一冊になることで 存在感が増しますね。それぞれの主人公が魅力的です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/17 19:43
Twinkle トゥインクル ひかりもの 香月日輪 後藤みわこ ひこ・田中 寮美千子 令丈ヒロ子 
関西在住の作家さんたちが、同じテーマ、 同じ条件で書いた短編を集めたもの。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/16 23:53
きのうの世界 恩田陸 講談社
分厚かったわ・・。長かったわ・・。 でも、読んだ(笑)誰かに褒めて頂きたいくらいですが そんなん、知らんがな、っていうところですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/10/14 21:49
蟋蟀 栗田有起 筑摩書房
栗田さんの本を読むのは久しぶり。 でも、読み出すと、ああ、この感触、と 思い出せる。ゆるいような、とぼけたような、 ちょっと眠いような、もやっとした感触。 昼寝から起きたときみたい。 まだ頭は半分眠りの中にいて、 体だけ起き上がっている。 さっき見た夢がぼんやり前頭葉あたりに 漂ってるんだけど、はっきりとはしない。 午後の、少し傾きかけた陽射しの中で 夢と現の間にいる感じ・・。 見たあと、薄ぼんやりと寂しくて目覚めてしまってよかったような、 ちょっと残念なような、そんな夢... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/10 20:20
新世界より 上下 貴志祐介 講談社
最近、長編を読むのが苦しいんですが(笑) 頑張って読みました。長かった・・分厚い分厚い上下巻。 「人間の醜さ」を、貴志さんらしい独特の美学が充満する グロテスクさで書き上げた力作でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/06 00:02
生きるとは、自分の物語をつくること 小川洋子 河合隼雄 新潮社
小川洋子さんと、河合隼雄さんの対談です。 本当は、もっと回数を重ねる対談になるはずだったようですが 途中で河合さんが亡くなられたので、二回だけで終わっています。 その後は、小川さんの追悼文が載せられています。 河合さんは、カウンセリングの大家であるだけに、会話を重ねて いく間に、小川さんの心の内にある言葉を、どんどん引き出していく。 また、小川さんが「人の話を聴く」という事に対して、まさに「耳を傾ける」と いう言葉がぴったりの姿勢をお持ちなので、お互いの考えが シンクロしながら広... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2008/10/03 11:25
訣別の森 末広広海 講談社
第34回江戸川乱歩賞受賞作だそうです。 ドクターヘリ、美人の女医、精悍な北海道犬などなど、 小説らしい筋立てで楽しめるんですが、肝心の、事件の核心・・、 特にこの事件を起こした人物たちの動機が、大人として、どうなん?という 域を出なかった、というのがもったいない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/10/01 01:01
海賊黒パンと、プリンセスに魔女トロル、2ひきのエイリアンをめぐるぼうけん ガース・ニクス 原田勝訳 
いやー、長いタイトルです。おかげで、タイトルに、出版社が 書けなかった(笑)主婦の友社です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/09/30 22:46
夏のくじら 大崎梢 文芸春秋
威風堂シリーズ以外の、大崎さんの物語を初めて読みました。 これはミステリー、というより青春小説ですね。 爽やかな青い空と、オレンジの匂い。好感の持てる物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/09/17 00:27
波打ち際の蛍 島本理生 角川書店
ぎりぎりの、波打ち際。 波にさらわれ、そこに消え行くか。 足元を洗い、寄せてくる気配に、おびえつつ、なんとか この世界に、人間同士の生業に、踏みとどまろうとする。 必死に流されまいと立っている主人公の麻由の、細い足首が 力を入れすぎて震えているのが見える。 そんな光景が見えるように思うほど、丁寧に「心」が描かれた 小説でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/09/03 23:32
おそろし 三島屋変調百物語事始 宮部みゆき 角川書店
番付にすると上々吉。貫禄の出来栄え。 鮮やかな芝居の幕があがるように語り始める宮部さんの 筆は、まさに熟練の冴えを見せて、かつ変な「慣れ」はない。 語りたいことと、その筆力がぴしっと釣り合い、読者を引き込んでいく 名人芸・・。とくと見せて頂きました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2008/09/02 22:58
別冊 図書館戦争U 有川浩 アスキー・メディアワークス
ようやく涼しくなってきまして、うれしい限りです。 今年の夏は、ほんとに暴力的な暑さでした。 ・・と、毎年言ってるような気もして、また来年が恐ろしいことです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/08/25 00:39
さよなら渓谷 吉田修一 新潮社
上手いなあ・・と読み進めるごとに思う小説でした。ざわざわと不穏な気配を漂わせる冒頭から、この夫婦には何かある・・と思わせる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2008/08/21 20:53
ヴァン・ショーをあなたに 近藤史恵 東京創元社
このシリーズ、大好きです。 口ベタな三舟シェフが作る、何とも美味しそうな料理の数々。 そのお料理に絡んだ、ちょっとした謎。 わずかな手がかりから、その謎を解決する気持ちよさ。 ・・そう、読んでいて、ほんとに快いんです。 とってもお洒落な短編ばかり。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/08/19 17:18
別冊 図書館戦争 有川浩 アスキーメディアワークス 
なんやね〜ん、なんでこんなにラブラブやねん!! と、のっけから突っ込みたくなる、ラブラブぶりの堂上と郁ちゃん(笑) お互い、ガマンしてた3年のタガが外れた、というか 何というか・・。 二人が恋人になってからの、なんやかんやが書いてある本でした。 なんやかんやって・・なんやかんやは、なんやかんやです(笑) ほんと、後書きで有川さんが書いてはる通りの ベタ甘・・ありさんウハウハのベタ甘でしたね、はい。 (この、くどいセリフがわかるあなた・・あなたは、私の仲間です・爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/08/08 18:41
ラン 森絵都 理論社
装丁が、理論社らしい、シンプルで垢抜けたいい感じです。 こういうセンスの良さって、なかなかたどりつけないもので 理論社の意気込みを感じてしまいました。 森さんですもんね。うん、わかる、わかる、とページを開きました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/07/31 22:54
荒野 桜庭一樹 文芸春秋社
「荒野」っていいタイトルやなあ、というのが まずありましたね。 直木賞受賞後第一作目、というのに相応しい、 ドン、とした大きなタイトルじゃないですか。 ロマンの匂い・・と私が勝手に思ったのは 「荒野」というと、まず私は「嵐が丘」を思い出すからです。 ヒースが繁る、風の吹きすさぶ荒野・・。 キャサリンとヒースクリフの、愛と憎しみの物語。 思春期の頃に「嵐が丘」にはまって 思い切りロマンチックしてた私にとって(笑) ちょっと、美味しい桜庭さんの罠でございました。 いや・・桜庭さ... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 2

2008/07/18 15:23
曲芸師ハリドン ヤコブ・ヴェゲリウス作 菱木晃子訳 あすなろ書房
課題図書です。中学生の部。 ハリドンという主人公の曲芸師の、孤独と不安の一夜を 書いた物語なので、課題図書としては、少し異色なのかもしれない。 この、探しても探しても、逢いたい人が、見つからないという シチュエーションは、最近経験した猫探しの数日を思い出させて デジャブ感いっぱい・・。読後少々疲れました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/07/11 20:43
漂泊の王の伝説 ラウラ・ガジュコ・ガルシア 松下直弘訳 偕成社
何気なく手に取った本なのですが これが、思いがけず良かった。 時間を忘れて、必死で読む本って、いいですねえ・・。 舞台はアラビア半島。 昔、とっぷりはまった、千一夜物語を思い出させる物語なんですが 一人の王子の数奇な人生を通して、自分と闘う力、運命と闘う意味を 考えさせる冒険の物語になっています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/07/11 00:36
メジルシ 草野たき 講談社
母と娘の問題、というと、「イグアナの娘」という、 萩尾望都さんの作品を思い出してしまうのだが、 この草野さんの「メジルシ」も、連鎖ともいうべき、母と、娘の 苦しさを取り上げた物語。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2008/07/04 20:34
怖い絵2 中野京子 朝日出版社
怖い絵って、面白い。 「怖い」という感情は、想像力のお友達だから。 それだけ、ここに紹介されてる絵が、想像力をかきたてる パワーに満ち溢れてる、ってことですね。 そして、その絵が描かれた時代背景や、画家について 深く知れば知るほど、その絵に対する想像力は膨らんでいく。 その道先案内をするのが、中野さんはお上手です。 ここに紹介されている絵画は、ほとんど知っているものばかり でしたが、中野さんの文章を読むと、その作品に対して 自分が漠然と思っていたことを、言い当てられるような気が... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/07/02 02:16
東京島 桐野夏生 新潮社
タフだわ。桐野さんのタフネスぶりには感嘆詞をいくつ つけても足りないくらい感心します。 設定も展開も、「生」のエネルギーが、これでもか、これでもか、と 迸って、ちょっとぐったりするほどです。 無人島に流れ着いた32人の男達と、一人の女。 その人間たちの「生きる」ことを巡る、ごちゃごちゃの攻防が描かれて いて、ド迫力でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/06/28 23:12
切羽へ 井上荒野 新潮社
井上さんの小説は、いつも読んでいるのにレビューを書くのは 久しぶり。何でやったんかなあ・・。 大体、ここに書くより、何倍かは本を読んでいるんですが レビューを書こう、と思う本は割りと少なかったりするんですよね。 面白い、と思っても何も書けないこともあるし、あかん、悪口になるで、 と思って書かないこともある(笑) 書きたい、と思う引っかかりが自分の中に、その時あるかないか、なのかも しれません。タイミング、みたいなもんですねえ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2008/06/27 17:35
恋人たち 野中柊 講談社
野中さんらしい、美しい装丁。 この物語に出てくる、マチスの色を思わせる「赤」です。 いいですねえ。装丁というのは物語の一部だと思うんで この神経を使った本の出来に、まず満足いたしました。 素敵な本は、いい匂いがします。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/06/26 16:53
灯台守の話 ジャネット・ウィンターソン 岸本佐知子訳 白水社
・・・わたしは日が暮れるまで灯台に残った。去るとき、太陽は沈みかけ、 反対側の空に満月が昇ろうとしていた。わたしは両手をのばし、 片方の手に沈む陽を、もういっぽうの手に昇る月をおさめた。 わたしの金と銀、わたしの人生からの贈り物。人生という贈り物。・・・ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2008/06/25 17:22
変愛小説集 岸本佐知子編訳 講談社
「愛」って、何? なんて、からかいがちによく言いますが。 何かを愛する・・囚われてしまうほど強く愛する、っていうのは ほんとに傍から見たら、ある意味滑稽なことでもありますよね。 なぜ、その人を、もしくはそれを好きなのか、魅かれてしまうのか。 本人にとっては抜き差しならない思いであればあるだけ、 人には理解してもらえなかったり。 この短編集は、そんな、「愛」の、へんてこりんで、奇妙な一面を 描き出した物語を集めたもの。訳しているのは、これまた奇妙な味の エッセイを書かれる岸本さん... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/06/20 01:51
流れ行く者 ―守り人短編集― 上橋菜穂子 偕成社
本編が完結した後の外伝。 短編というか・・中篇が三つ入っています。 バルサの少女時代の出来事を描いてあるのですが、 一つ一つが、とても深い。 上橋さん、今更言うのもなんですが、さすがです。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 2 / コメント 2

2008/06/04 02:20
心臓に毛が生えている理由 米原万里 角川学芸出版 
万里さんが亡くなられてから二年が経つのだけれど こうして時々著書が刊行されるので、なんだかまだ、どこかで 大勢の猫や犬と賑やかに暮らしておられるような気がして仕方ない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/06/02 00:40
科学の扉をノックする 小川洋子 集英社
「博士の愛した数式」で、数学の持つ「美」に開眼した小川さん。 今度は、科学という、大きなジャンルにノックです。 小川さんが、それぞれの分野の第一人者に、頬を染めて 話を聴いている、その初々しい感じが、とてもいいですわ。 小川さんという聞き手が柔らかで感受性に満ちているので お話をされる偉い先生たちも、自分のカードを、思わず深くまで 見せてしまっている、そんな感じ。 私も、小川さんに負けず劣らずの理系ダメダメ人間なんですが それだけに、小川さんが感じるあれこれを、同じように新鮮に ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/05/30 02:33
今週買ったマンガ 
今週は、ぎょうさんマンガを買ってしまいました(汗) どうやら、旦那さんのお給料が減らされるんじゃないか、 という現実の中。 こんなにマンガを買ってていいのか(反省してないやろ) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/05/25 22:02
花が咲く頃いた君と 豊島ミホ 双葉社
豊島さんの小説を読むのは、何作目なんだろうなあ・・。 この人の物語の独特の居心地悪さ(褒めてます)に始めは ちょっと異物感を感じたもんなんですが、最近は、私にも豊島さんの 毒が回ってきたのか(褒めてます)これが、気持ちよくなってきました(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/05/22 01:15
食堂かたつむり 小川糸 ポプラ社
ピン、と一本糸が張っているような、強さを持った作品でした。 ちょっと気力が弱っていた私は、この物語を読むのに、何日も かかってしまった。読み流すことができない、というか。 目をそむけたくなるものを、ちゃんと見なさい、と言われる感じ。 いや、そんな命令口調ではないな。 流し込んだり、よそ見しながら食べたりできなかった。 丁寧に作られた料理を前にして、背筋を伸ばして、ゆっくり頂きました。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 5

2008/05/16 23:06
ショコラティエの勲章 上田早夕里 東京創元社
最近、やたらにお菓子を食べたい(笑) 特に、チョコレートがやたらに食べたい、今日この頃・・。 太る、という恐怖と抱き合わせの快感でございますが。 甘いもん、美味しいですねえ〜。 何かしら、家に甘いもんがないと、心がさびしゅうございます。 デパ地下なんて歩くと、あれこれ食べたい欲望でうずうずしますが いかんせん、そんなには胃袋が大きくない。 でも、何かしら買ってしまうんですよね。 そして、また、最近のケーキというのが、お高い!! ちっさくても、一つ500円くらいするのは、当たり前... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/05/15 23:24
国際児童文学館 「文化」はお金で買えない
大阪府にある国際児童文学館が、橋下知事の発案で統合、消滅しようとしています。同館は、万博公園の中にある、児童文学の資料の収集・研究を主にした施設です。出版社から、年間一万点を超える資料の寄贈もあり、児童文学というものを、多方面から検証する役割を担っています。でもね・・これが、たった一回見に来ただけの、児童文学を何も知らない人の一言で、無くなってしまう危機にさらされています。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 3

2008/05/13 21:59
戸村飯店青春100連発 瀬尾まいこ 理論社
瀬尾さんの久々の長編。 大阪の話なんで、私も今夜は大阪弁丸出しでいきますわ。 あったかい物語やった・・。 学校の先生してはる、瀬尾さん。 エッセイなどを読むと、ほんとに、いい先生やなあ、と思う。 等身大で、生徒に向き合っておられるように拝見します。 その経験が、また、瀬尾さんの中で、いろんなものを熟成させて いるように思った作品でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/05/12 00:50
静かな爆弾 吉田修一 中央公論新社
「想いを伝える」というのは、どういうことなんだろう。 最近、これを考えることが多いんですよね。 「伝える」ことで何が生まれるのか。 人は、自分が考えること、思うことを誰かに伝えたい、と願う。 例えば、私は、なんのためにこのブログを書いてるんだろう・・。 そんなことを考えてしまう。 誰に、何を伝えたいの? ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/05/09 20:38
流星の絆 東野圭吾 講談社
ここのところ、ちょっとイマイチな感じが続いていた 東野さんですが。 これは、よかったですよ。 ストーリーテラーの面目躍如ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 2

2008/05/09 00:28
風花 川上弘美 集英社
川上さんの小説は、いつもながらレビューが書きにくい。 ここに描かれているのは、徹頭徹尾、言葉にし難いその時の 一瞬の空気、匂い。心に差し込む光に刻々と映っていく風景・・。 主人公の「のゆり」の記憶が、自分の中に積み重なっていくうちに 私は、この自分のいる場所から、、のゆりの心の中の迷路に迷い込んでしまう。 そこから、私はずっとのゆりの中に潜んだまま、ただ「感じて」いた。 理屈も理由もなく、のゆりの目に映り、その指先が感じることを・・。 いつもそうなんですが、川上さんの小説の主人... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

2008/05/06 00:05
狐火の家 貴志祐介 角川書店
密室ミステリ4編。 「硝子のハンマー」の、元(?)泥棒、防犯コンサルタント榎本と 女弁護士青砥のコンビ。二人のやりとりは、ちょっとずつギャグが 滑っていく気配がありますが(笑)これが、また独特の味わいかも。 「密室」という、もう、ミステリの王道中の王道に、真っ向から勝負した 貴志さんの心意気を買いますね。 ミステリは、密室に始まり、密室に終わりますね。 でも、この世の中に、どれだけ密室トリックが溢れているかを考えると 私なんかは呆然としてしまうので、「密室書くぞ」と思いはるという... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/05/04 00:17
ティファニーで朝食を トルーマン・カポーティ 村上春樹訳
久しぶりに読んだこの小説は、大人の寓話・・御伽噺。 昔、確かに自分にもこんなことがあったような、懐かしさを 感じさせる佳篇でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 3

2008/05/02 00:13
死刑 森達也 朝日出版社
この本を、図書館で予約してから、随分経ってしまっていたので 自分でも忘れてしまっていたくらいなんですが、 なんとも、タイムリーな時に来たなあ、と・・・。 読め、っていうことなんやろうなあ、と今日はこれに一日埋没しておりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/04/26 01:36
鼓笛隊の襲来 三崎亜記 光文社
三崎さんの短編集。 なかなか切れ味よくて、どれも三崎さんならではの味わいの短編ばかり。 日常の中に、ふっと一つ、架空の設定を混ぜてある。 台風の変わりに、鼓笛隊がやってきたり。 公園の滑り台に、本物の象がやってきたり。 美しい女の背中に、ボタンが付いていたり・・。 噛み切れない異物を飲み込む違和感を感じながら、その物語世界を 咀嚼していく、その痛みのような感覚が、いい。 確かに、一つ一つはありえない設定なんだけれども、その設定が、なにやら どこか懐かしい。懐かしい、という言... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2008/04/24 01:35
5年3組リョウタ組 石田衣良 角川書店
どうも、最近エロ傾向が強い石田さん。 ちょっと馴染めないことが多いんですが・・。 いや、私、エロいのは嫌いじゃないです。 エロスは、大事だと思ってます。 でもねえ・・石田氏の最近のエロ系は なんというか、男の人に都合のいいエロス のような気がして、感覚的に馴染めない。 ということで、ちょっと敬遠してたんですが、これは舞台が 小学校ということで読んでみました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2008/03/26 00:52
フラミンゴの家 伊藤たかみ 文藝春秋
徹頭徹尾、コテコテの大阪弁の物語。 コテコテ・・というか、非常にリアルな大阪弁。 ドラマなどで扱われる大阪弁は、もうちょっと 昔の大阪弁であることが多い。 そう。ちょっと、誇張された、いかにも、の 大阪弁なんですが、この伊藤さんの大阪弁は、 リアル大阪弁という感じの、今、この時に、あちこちで 使われている、生の匂いのする大阪弁だった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/03/19 23:26
ボクシング・デイ 樫崎 茜 講談社
「ボクシング・デイ」って、何かご存知ですか? 私も、この本で初めて知ったんですが、一日送れで クリスマスプレゼントを開ける日だそうです。 普通、クリスマスプレゼントは、24日のイブか、 25日に開けるものですよね。 でも、皆が皆、そうできるわけじゃない。 いろんな事情で、プレゼントを開けられなかった 人のために、ある日。それが、ボクシング・デイ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 0

2008/03/14 02:14
新・御宿かわせみ 平岩弓枝 文藝春秋
秘かに、時代小説はずっと大好きです。 高校時代に池波正太郎先生にハマってから それはたくさんの時代小説を読んできましたが。 やはり、この「御宿かわせみ」は外せないシリーズ ですよね、時代劇ファンなら。 いつから読み始めたのかも定かではないくらい このシリーズを読んできました。 はじめは、るいと東吾の恋の行方が、よみたくて。 そして、長らく読むうちに、私の中には、この「かわせみ」の 世界がずっと別世界として存在するようになる・・。 これは、シリーズものの強さです。 この「かわ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/03/12 01:22
HEARTBLUE 小路幸也  実業之日本社
「HEARTBEAT」の続編。 舞台をニューヨークに移しての長編です。 主人公のワットマンは、巡矢と委員長に縁のあった 警察官。その彼のところに、一人の少女の失踪事件が 持ち込まれる・・・。 ワットマンの父親も警察官。謹厳であった父親は ワットマンの誇りと憧れの象徴。しかし、家族の過去には ある事件があった。ワットマンの姉が幼い頃に失踪して いるのだ。少女の失踪事件が、段々とその家族の謎に 絡んでいく。 一方、やはりふとしたことから、この事件に関わってしまった巡矢。 彼がそ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2008/02/29 00:51
阪急電車 有川浩 幻冬社
阪急電車、地元でございます(笑) 若い頃は、ずっとこの電車で学校に、 仕事に通っておりました。 関西の人間には、この物語に出てくる駅が 「ああ・・あそこね」と想像できて、余計に 楽しいですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 6

2008/02/27 02:12
怪人エルキュールの数奇な愛の物語 カール=ヨハンセン・ヴァルグレン 立石光子訳 ランダムハウス講談社
これは、一見そうとは思わなかったんですが、 バレンタインに相応しい愛の物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/02/15 02:09
アントン ―命の重さ― エリザベート・ツェラー 中村智子訳 主婦の友社
歴史、というものを見たとき、その残虐さに 目を覆いたくなることが、それはもう、たくさん ある。世界史などを少し覗くと、そこはもう 残虐と戦争の歴史・・。他にないんかいな、と 思うほどの血塗られた出来事ばかりで、 うんざりしてしまうことがある。 その中で、繰り返されてどんどん増幅していく 憎しみや、ゆがみを、心を体に受け止めてしまうのは いつも弱いもの、と相場が決まっている・・。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 1

2008/02/13 00:39
悶絶スパイラル 三浦しをん 太田出版
久々のしをん節、炸裂。 読み終わったあと、しばらくぶりにあったオタク友達と 一晩中語り合ったように、ぐったりしました(笑) ボーイズラブ関係は、まったくうとい私ですが、漫画には やはりこの人生かけてきた私。(そんな人生なんか・・) そこで、しをんさんに習って、泣ける漫画ベストファイブ、 というのを考えてみました(笑) ベストファイブやけど、順不動でね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/02/09 19:27
心に龍をちりばめて 白石一文 新潮社
どうもタイトルに「龍」が出てくると読みたくなる。 なぜかというのは、まあ置いといて(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/02/08 21:20
タルト・タタンの夢 近藤史恵 東京創元社
美味しい料理にうっとりしながら、同時に謎解きの楽しさも 楽しめる。最近、こういうグルメミステリーとも言うべき物語を よく見かけます。それだけに、二番煎じではない、自分の色を 出すのは、なかなか大変なことかもしれません。 単なるウンチクものになっても詰まらないですしね。 近藤さんは、さすがにお上手です。七編ある物語、一つだけ・・と 思って読み始めたら、とまらず。メニュー仕立てになっている 短編を、一つ残らずお腹に収めてしまいました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2008/02/06 01:04
オチケン! 大倉崇裕 理論社
最近、若い人の間で、落語がちょっとしたブーム らしいですね。うちの息子もIpodにたくさん落語を 入れて聞いています。落語っていいんですよね〜。 私は、やはり上方落語が好きで、桂米朝師匠を 尊敬しております。 枝雀師匠も、大好きやったなあ・・・。生きてくれて はったら、どんなにええやろ、と今でも思います。 ...続きを見る

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/02/04 00:54
群青の空に薄荷の匂い 焼菓子の後に 石井睦美 ジャイブピュアフル文庫
今日は、この本を読んで、とても幸せな気分です。 心が、女の子になれました(ほんまんかいな) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/02/02 00:55
ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳 早川書房
この本の最初の訳本「長いお別れ」を読んだのは、果たして いつの日だったのか・・。高校生くらいだったのかなあ・・。 近所の古本屋の中から発掘したような覚えがあるんですが。 昔、いい図書館が近くになかったので、お小遣いの中から 本を買わなければならなかった私は、随分古本屋さんの お世話になりました。特にミステリーは・・。 レイモンド・チャンドラーと言えば、この「ロング・グッドバイ」と 「さらば愛しき人よ」ですね。両方昔読んだのですが 久々に、村上春樹訳で読み返して「こんな場面、あった... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2008/01/25 16:40
星へ落ちる 金原ひとみ 集英社
これねえ、けっこう新刊なんですけど、図書館の棚にポツっと あって。あら、と思って借りました。新刊にはあっという間に 予約が何十人と入るうちの図書館で珍しいこと・・と思って たんですが。う〜ん、ちょっとね、この本は、寂しさが募りますね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/01/23 23:32
ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮社
伊坂氏の久々の長編。物語を読む楽しみ、 たっぷり体感させて頂きました。力作です。 面白かった・・。ずっとドキドキしながら 読んでおりました。時々頁から目をあげると、 うちの猫が気持ちよさげに昼寝しておりまして。 どっぷりこの物語の緊張感にはまっていると、 そんな光景もとても大切に思えてきたりしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 3

2008/01/17 23:51
カレンダーボーイ 小路幸也 ポプラ社
過去に戻って、もう一度やり直せたら・・って思うことって 絶対ありますよね。私も多々アホな過去がありますから(笑) あそこからもういっぺん、と思うこともあります。 そして、やっぱり、過去に戻るなら、今のこの精神状態と頭を持って 戻りたい。そしたら、人生もっと大切に、充実して過ごせるんじゃないかと 妄想したことも、一度や二度じゃない。そんな妄想を、そのまま形に したかのような小路さんの作品。興味深く読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2008/01/15 00:59
やがて目覚めない朝が来る 大島真寿美 ポプラ社
饒舌に語る物語と、語らないことによって何かを描き出そうとする物語がある。 この大島さんの「やがて目覚めない朝が来る」は、後者だ。 何も、詳しくは語られない。それは、すべて耳の大きな有加という女の子が その耳で聞いたことだけ。しかし、そこから放たれる「いつかあったこと」の香りは どこからか匂う薔薇のように「生」の輝きを放ち続ける。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2008/01/10 20:45
借金取りの王子 垣根涼介 新潮社
本当にこんな職種があるんでしょうか。 リストラ請負会社。一定の人数の人員を整理したい企業から 業務を委託されて、リストラ勧告を行い、円満に事を運ぶことを 目的とする。でも、これは、絶対あたるな。だって、同じ会社の人間が 同僚に、退職勧告をするのは、けっこう心理的に厳しいし、いらない 揉め事も、感情のもつれも引き起こしてしまう。でも、そこを第三者に 噛んでもらうことで、穏便に事を済ませることができる。 考えましたね〜〜。ビジネスチャンス、っていうのは、こういうことろに 転がっている... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2008/01/06 01:15
ウオッチメイカー ジェフリー・ディーバー 池田真紀子訳 文藝春秋
さすがの出来栄え。このミスの海外篇一位、というのも頷けます。 このシリーズは、ずっと読んでいて楽しみにしているのですが、 あまり裏切られたことがない。人物造形、緻密な構成、スリル・・。 まあ、どれを取っても見事なものです。これは、多分取材にしろ プロットにしろ、チームが組まれているんでしょうね。 プロジェクト、という名が相応しいような、そんなゴージャスさを感じて しまいます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2008/01/03 21:06
一年の締め&お礼
今年も、終わります。 個人的に、いろんなことがあって・・。 あまり思うように更新できなかった一年でした。 人生、いろんな時期があって、今自分が渦中にいる時には、その 全貌は、見えない。でも、これまでも、振り返れば、全て必要な ことだったと思うことが多かったので・・。 今のあれこれも、先に繋がる道なのだと、心の底で思えるから ばたばたせずに、じっとしていようと思っています。 また、そのうち、調子があがってくることもあると思うので、それまで やめないことを目標に、ぼちぼち続けていこ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

2007/12/31 20:06
おめでとう 川上弘美 文春文庫
小説っていうのは、言葉を使って、言葉にならない思いを 書く・・という、もうそれ自体二律背反みたいな矛盾を抱えたもの で、その格闘が、読みどころだと思っているんですが。 川上さんの小説は、その「言葉にならない」ところを、あたかも 手でさわるかのように書き現してしまう、その芸当ゆえに、 「小説」というよりは、そこに、ぽかん、と当たり前のようにあるのが、 凄い。この小説も、ふっと拾った石ころを12個集めて、ポケットで ころころ言わせているような、愛しい感じ。 ほんとは、この石ころは、私... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 3

2007/12/29 23:42
彩乃ちゃんのお告げ 橋本紡 講談社
彩乃ちゃんは、11才の教祖さま。おばあちゃんが、始めた 宗教の教祖さまとして、どうやら運命付けられているらしい。 そして、よくある跡目争いというのに巻き込まれてしまうたびに あちこちに潜伏・・というか。預けられてしまう。 その預けられた3箇所での、彩乃ちゃんと、彼女によって、ちょっと 運命が変わった人たちのお話。 それぞれの運命の変わり方は、本当にささやかなんですが、そのささやかさが 細やかな彩乃ちゃんの優しさそのもののようで、心にとても気持ちいい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/12/29 02:12
図書館革命 有川浩 メディアワークス
このシリーズも完結です。 郁と堂上の恋も・・期待通りの大円団でしたねえ〜。 シリーズ4冊。当初の勢いを失わないまま、最後まで 突っ走ることができたのは、誠にめでたい。 今回も、「表現の自由」を巡っての「良化委員会」と図書隊との闘いが 続いているわけですが。相変わらずのテンポの良さが、小気味いいです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 8

2007/12/15 01:14
ダイイング・アイ 東野圭吾 光文社
東野圭吾さんです。新刊です。 ここのところ、続けて、ん?な作品が続いているので、今回は 東野さんだ、ということを忘れて読みました(笑) で・・結果は・・やっぱり、う〜ん・・。あんまり好きじゃないですねえ。 ただこれ、1998年から、99年に、雑誌に連載されていたもの らしいので、今とは交通事故の量刑も違っているし、東野さん自身 変わっておられるでしょうから、今これを評価する、というのも少し 間抜けであるのですが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 2

2007/12/13 20:34
リボン 草野たき ポプラ社
この物語は、一年間進研ゼミの中学講座で連載されたものらしい。 揺れる中学校三年生の一年間。その女の子の心の記録。 草野さんらしい繊細さと、伸びやかさが素敵な一冊でした。 タイトルの「リボン」は制服の胸に付けるリボン。 卒業式で尊敬する先輩にリボンを貰うという習慣・・これは よくあります。彼氏を作ることが伝統とされている卓球部で 人気のなかった先輩に、リボンを貰いにいく役目になってしまった 亜樹。人助けのつもりで貰いに行ったリボン。なのに、その 先輩にあっさりリボンを渡すのを断られ... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 3

2007/12/13 01:33
私の男 桜庭一樹 文芸春秋
実はこの本、大分前に読んでまして、どう書こうか悩んでおりました。 このグロテスクの中から浮かび上がる聖性が何なのか・・・。 心の中に、睦みあう花と惇悟が残していった染みのような 痕を見つめながら考えてしまった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 4

2007/12/12 01:12
ぼくには数字が風景に見える ダニエル・タメット 古屋美登里訳 講談社
著者は、サヴァン症候群で、数学と語学の天才である、一人の青年。 数字に対して「共感覚」を持っている。つまり、数字に色や形や感情を感じて しまうのだ。彼には、数字が美しいイメージや風景に見える。 だから、普通の人間なら、覚えられない数字の羅列でも、簡単に暗記 できてしまう。彼は、円周率の暗唱でのヨーロッパ記録を樹立している。 その桁数、なんと小数点以下、22514桁。語学にも素晴らしい才能があり、 新しい言語(ヨーロッパ言語、つまりラテン系)なら、ほぼ一週間ほどで 普通に会話するこ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/12/04 21:57
ホテルジューシー 坂木司 角川書店
坂木さんの新刊。がんばる人への応援歌、という色合いが 最近強い坂木さんですが、これもやはりそう。 世話焼きで、正義感がやたら強くて、じっとしていられなくて・・長女。 うわあ、ちょっと若い頃の自分っぽくて、どことなく辟易しながら 読んだんですが(笑)この沖縄の、懐の深さと人の大きさが、良かった ですねえ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2007/12/02 21:28
キャベツ 石井睦美 講談社
いいお兄ちゃんだなあ・・と、うっとりしながら読みました。 こんなお兄ちゃんに、毎日ご飯を作ってほしい(そこかい) 毎日、ちゃんと晩御飯を作ってくれるお兄ちゃん・・。 お弁当まで作ってくれるお兄ちゃん。 こんなお兄ちゃんを好きにならずにいられようか。ねえ・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/12/01 19:50
猫のあしあと 町田康 講談社
たくさんの猫が、町田さんのところにやってくる。 町田さんは、どんな猫でも、はい、と言って受け入れる。 町田さんにとって、この猫は受け入れるけれど、この猫は受け入れない、という ことは耐えられない。それは、町田さんの業というか、内なる声なのである。 その声に抗えない町田さんは、どこにも行き場のない猫たちを自分の 懐に入れてしまう・・。一匹一匹を引き取るとき、やっぱり町田さんも 悩むのである。自分の力が小さなことであることも、知っている。 全ての困っている猫を助けるわけにはいかないのだ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/11/30 17:39
走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹 文藝春秋
私はハルキスト、というわけではないけれども、村上春樹の 本が出ると、読む。二十ウン年、読み続けているんだから、大したもんだわ(笑) そして、その間ずっと第一線の小説家であり続けていることは、やはり 凄いと思う。まず、一通り作家もメンバーが入れ替わってますからね。 その持続力の秘密・・というか、この人の気質が、とてもよく現れた エッセイだと思う。「走る」ことについて語りながら、彼が小説を書く姿勢、 「書く」ことに立ち向かうときの、意識を同時に語ることになっております。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/11/29 22:58
渋谷に里帰り 山本幸久 NHK出版
渋谷という街には、二回ほどしか降り立ったことがないんですが。 しかも、タワーレコードくらいまでしか歩いてないですしね。 でも、やたらに人が多い、ということだけはわかりました(笑) そんな街を舞台にした、サラリーマン奮戦記、というところでしょうか。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/11/24 00:30
coyote October 2007 & 「雷鳥の森」
アマゾンから、注文した「coyote」の10月号と、 リゴーニ・ステルンの「雷鳥の森」が届きました。 「coyote」は、ポール・オースターの特集です。 柴田元幸さんの訳した「City of glass」が読める、そして 対談もあり、ニューヨーク、ブルックリンを柴田元幸さんが 歩く、という企画・・。これは、買わずにおられようか(笑) うん・・やはり、オースターは柴田さんの訳がいい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/11/07 00:48
リゴーニ・ステルンの動物記 ―北イタリアの森から― マーリオ・リゴーニ・ステルン 福音館書店
この本は、ある方に勧めていただいたのだが・・。 「本を読む」という喜びが素直に体の中に満ち溢れるような本だった。 イタリア・・アルプスの山々が、なんとも美しくて心に染み入るようなんですよ。 作者のリゴーニ・ステルンは、イタリアの人。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/11/05 00:21
ねにもつタイプ 岸本佐和子 筑摩書房
小川洋子さんと対談されているのを読んでから、ずっと 気になっていました、この本。しかし、何しろ今しようと思った ことも、すぐ忘れるマヌケなんで、ついつい忘れてたんですよ。 そしたら、若いお友達が「これ、面白かったですよ」と教えてくれて 「そうそう!」と飛びついたという次第。面白かった。 この小さな小さなミクロの、非常に個人的な世界に、思い切り共感 しました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2007/11/03 10:49
遠まわりする雛 米澤穂信 角川書店
古典部シリーズ最新作です。 いや〜、安定感。読む側も、なじみの友達に会う感覚で、 お話にするっと入っていける。相変わらずの省エネ奉太郎と、 お嬢様える。軽い里志に賑やかな伊原・・。それでいてサザエさん みたいに時間の進まない世界・・ ではなくてこの物語の中で、ゆるやかに時は流れて皆、ちょっとずつ 変わっていく。その繊細な味わいがとっても魅力的です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/11/02 10:54
サクリファイス 近藤史恵 新潮社
非常によく練りこまれた、緊迫感に満ちた物語でした。 「サクリファイス」とは「犠牲」ということ。自転車競技では エースを勝たせるために、チーム全体でそれをサポートする。 つまり、一つの勝利のためには、常に捨て駒が存在するということ。 もちろん、スポーツであり、勝負の世界である限り、そこには 人の感情が渦を巻く。この物語は、そんな自転車の世界に生きていく 人間の心の中を緻密に追いかけてあります。 自転車という競技の駆け引きと、そんな人間のドラマが見事に絡み合う。 いや〜・・自転車とい... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 3

2007/11/01 23:56
予定日はジミー・ペイジ 角田光代 白水社
あの妊娠中の、自分の体が自分でないような、あの独特の 感覚を久々に思い出してしまった。私はすぐに妊娠に 気づいてしまう方で・・。まだ小さすぎて写真にも写らない 週数でお医者さんにいきましたね。それは、何と言うか・・ 一言で言うと異物感です。普段ではありえない 違和感があるんですよ。この物語は、そんな妊娠する、 子どもを生む、ということに女の人なら誰でも一度は抱く 違和感を丁寧に書いてありますね。 角田さんらしい毒のオブラートに包まれた、剥き出しの世界。 そこに含まれてる本音... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 4

2007/11/01 00:49
インシテミル 米澤穂信 文藝春秋
最近更新をさぼってまして(汗) しばらくこんな状況が続くと思われますが・・。 こんなゆるい感じのブログに、コメント&TBくださる方々、本当に ありがとうございますm(_ _)mお返事がおくれることがあると思いますが 必ずさせて頂きますので・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/10/20 23:53
怖い絵 中野京子 朝日出版社
「これまで恐怖と全く無縁と思われてた作品が、思いもよらない怖さを 忍ばせているという驚きと知的興奮である」 という前書きの言葉の通り、とても面白く読めた。 よく知っている絵もあり、初めて見る絵もあり、なのだが。 絵画は、書き手の意思を越えて、真実を映し出してしまうことがある。 その怖さを、うまく掬い取ってはると思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

2007/10/15 01:39
チェリー 野中ともそ ポプラ社
本当は、この本を読んだことを、誰にも何にも言わないで、 ショウタのようにじっと、この優しい色の物語を心に抱いていたい。 ・・そう思わせるような、甘く優しい物語だった。 誰にも汚せない大切なもの。誰に理解されなくても抱きしめて離せない 人を愛しいと思う気持ち。生きている喜びを全身で感じて過ごしている モリーという年上の人を愛してしまったショウタの物語。 このモリーという人の、なんて魅力的なこと・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/10/13 01:59
あなたの呼吸が止まるまで 島本理生 新潮社
12歳。思春期の入り口。女の子は、男子より早く大人に 踏み込んでしまう。男子ほど急激ではないけど、その入り口に立つときの 恐れにも似た戸惑いは、よく覚えている。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/10/09 02:45
東京・地震・たんぽぽ 豊島ミホ 集英社
東京に阪神大震災並みの地震が起こったら・・。 というテーマで書かれた14の短編。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 5

2007/10/03 01:52
桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。 桜庭一樹 東京創元社
桜庭さんが読書家だということは、薄々知ってたんですが、 こんなに本好きだとは(笑)もう、どんだけ買うねん、てほど 本買ってはるやないですか。う・・うらやましい。 私もけっこう買ってしまうほうなんですが、こんなに見境のない 買い方はできない(褒めてます)お金が・・こんなに使えないからね_| ̄|○ でも・・わかるなあ、これ。 本に対しては、金銭感覚がバカになっちゃうとこ、ありますね。 お洋服とかバッグとかも買うのは好きですが、安物好きなので、 値段とむっちゃ相談して買うんですが・・。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2007/10/01 02:05
映画篇 金城一紀 集英社
大事な人と、過ごす時間。大事な人と語り合う時間・・・。 たまたま出会った人が、かけがえのない人になるきっかけ。 映画というものが、人生にたくさん落としてくれる思い出を 描いてあります。ばらばらなお話でありながら、皆どこかで ちょっとずつ繋がっている。その鍵になるのが「ローマの休日」 なのも、素敵でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 4

2007/09/27 22:17
その向こう側 野中 柊 光文社
女の子の閉じ込めた思いが、淡い色彩で描かれる。 薄い水色や桃色の硝子球をたくさん転がしてできる 光の反射のよう。でも、一番大切な、濃い色をした思いは 転がさない・・転がせない。そのもどかしさと、想いを抱き続ける 甘い痛み。女の子から女になる一瞬の気だるい時間が、ゆっくり流れる。 苦くてほろ甘いビタースィートのデザートのような味わいでした。 お洒落だわ・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/09/25 23:59
ブルースカイ 桜庭一樹 早川書房
二年前に書かれている、桜庭さんのSF。 ライトノベルではなく、ハヤカワ文庫での作品ということで 珍しいですよね。「GOSICK」の世界を彷彿とさせる、中世ヨーロッパを 舞台にした出だしが、ワクワクとスリリングで、一気に引き込まれました。 こういう世界は、桜庭さんのお得意ですね。 SFということで、一気にタイムワープして、シンガポールの近未来。 そして、これもまた桜庭さんのキーワードである「少女」の住む現代の鹿児島。 桜島の爆発によるタイムスリップが繋ぐ異世界・・・。という趣向です。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2007/09/24 21:18
頭のうちどころが悪かった熊の話 安東みきえ 絵・下和田サチヨ 理論社
理論社らしい丁寧な装丁の、可愛い本。 どれも短編。読むのに時間はかからないのに、ぴりっとブラックな味わい。 そう・・ピリ可愛く、何やら不思議に愛しい物語たち。 柔らかい肌触りに引かれてうっとり撫でていたら、チクっと刺さった棘に 掌を噛まれてしまったりします。それでいて、その傷を、そっと誰かに伝えたくなるような 生きている味わい。 子どもが読んでも楽しいけれど、大人が読むと、もっとじんわりきます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 1

2007/09/19 17:59
リビアの小さな赤い実 ヒシャーム・マタール ポプラ社
自分のよく知らない国の物語を読みたいと思うことがある。 この世界の端っこにいて、半径1kmくらいの間でしか生きていないもんだから・・。 本を読みたい、という欲求には、きっと「知りたい」という欲望が半分くらいあるんですが、 よその国の物語を読む、ということは、その国の人の心の中に旅すること。 ・・・最近イスラム圏の国の物語を読んでみたいと思うのは、やはり色んなニュースを 見たりする上で、「わからへん国」という自分の無理解を悲しく思うからだろうと思う。 イスラムという宗教の概要はわかって... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/09/18 01:55
いっぺんさん 朱川湊人 実業之日本社
この朱川さんはよかったなあ〜・・・。 読み出したら止まらなくなって一気読みしました。 人の・・この世界の闇と光の間にある、ぼんやりとした領域で 息をしているあれこれを、詩情を湛えつつ掬ってみせる、その 物語に漂う気配が好きです。 前作の「水銀虫」は、ちょっと私には物足りなくて、その気持ちを ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/09/15 00:03
サニーサイドエッグ 荻原浩 東京創元社
ハードボイルド・・フィリップ・マーロウ・・さらば愛しき人よ。 トレンチコート、ギムレット、煙草の煙・・。 ニヒルでシャイで、タフな私立探偵。いや〜、永遠の憧れですなあ。 荻原さんは作家として、いろんなジャンルに挑戦する多彩な人ですが このシリーズは、荻原さんの良いところが素直に出てるような気がします。 ユーモア、暖かさ、やりすぎない諧謔。 探偵物が好きでさぞかし読み込んだだろうと思うセリフが随所にちりばめられて それを探すのも、ハードボイルド好きにはたまらんでしょう。 和服が似合... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 2

2007/09/07 00:45
ぐるぐる猿と歌う鳥 加納朋子 講談社ミステリーランド
加納さんの書く、ミステリーランド。期待していたんですが これがまた、なかなか面白かった。加納さんらしい・・子どもの頃に 吸っていた空気を、久しぶりに吸い込むような、懐かしい匂いのする物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/09/05 00:27
鴨川ホルモー 万城目学 産業編集センター
万城目さんの物語を読むのは、これで二作目。先に「鹿男あをによし」を 読んじゃったんですよね・・。まあ、いいんですが。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 2

2007/09/01 23:54
遊戯 藤原伊織 講談社
藤原伊織さんの遺作です。 読みながら・・途中で終わってしまったらどないしよう・・と 思いながら読んでいたら、やっぱり途中で終わってしまった。 これはもう、本当に寂しいことで・・。 またこれが面白いんですよね。 ネットゲームがきっかけで知り合った男女。 伸びやかで聡明な女と、父親に絶え間なく暴力を振るわれて育った 孤独しか知らないような男。その二人が、淡々と、さりげなく関わりを 深めていく様子が、非常に細やかに描き出される。 運命の恋・・・というにはあまりにも落ち着いた、さりげな... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/08/31 01:55
テロル ヤスミナ・カドラ 藤本優子訳 早川書房
自分の人生がひっくり返る。それまで信じていたものを 根こそぎ奪い取られる・・それも、一番愛しているものの手で。 非常に残酷な一撃から始まるこの物語は、自爆テロというショッキングな テーマを扱いながら、同時に繊細な心の襞を追う愛の物語にも成りえていて 読み応えがありました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/08/30 02:26
木漏れ日に泳ぐ魚 恩田陸 中央公論新社
恩田さんの、密室心理劇。 男と女。生活を共にしていた二人が過ごす、最後の夜。 お互いに、言いたいことを胸に抱えながら、それをどこで切り出そうか どこで吐き出してしまうか、もやもやとしながら、空っぽの部屋で 会話が始まる・・。初めは普通の恋人同士かと思っていた二人は 二人だけの秘密を共有しているらしい。その秘密をナイフのように ちらつかせながら進む、探り合い。その緊迫感を楽しむ趣向ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 6

2007/08/25 00:55
楽園 宮部みゆき 文藝春秋
圧巻の上下巻。やっぱり、凄いですね、宮部みゆきさんは。 あれだけの分厚い上下巻、一気読みでした。全く筋運びが だれることもなく、たくさんの登場人物が混同することもなく。 見事に物語が盛り上がり、クライマックスに向かって収束し、最後に 消えない余韻を残して、完結する。いつも宮部さんに進呈している言葉ですが やはり彼女はミステリーの女王です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2007/08/20 00:55
ワーキング・ホリデー 坂木司 文藝春秋
坂木さんの、ハートフル・ストーリー。 心底からの悪人が、全くでてこないという・・。 宮部みゆきさんの「楽園」と並行して読んでいたので、この優しさが かえって胸に沁みました・・。「楽園」は凄かったですからね・・。 こちらは、明日書きます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2007/08/18 01:08
読む人間  読書講義 大江健三郎 集英社
「読む」ことによって人生を過ごし、「読む」ことに触発されて小説を 書き、一生をすごしている人の、自らの読書の記録。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/08/15 01:36
ありがとう、さようなら 瀬尾まいこ メディファクトリー
先生として、頑張っておられる瀬尾さんのエッセイ。 素直な、率直な気持ちがありのままに書かれてる。 飾らない人だなあ・・・。 毎日を、生徒と同じ目線で、新鮮な気持ちのままで過ごしてる。 私は、学校というのが苦手だった。 中学、高校、となにやら居心地が悪いままに過ごしてしまったのだが、 こんな先生が担任なら、毎日学校に行くのが楽しみになりそうだ。 実際、生徒にも好かれているらしく、細々と世話を焼かれているのが なんだか嬉しい感じですね。 面白いのは、瀬尾さんもどっちかと言うと、学校... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/08/12 00:24
青年のための読書クラブ 桜庭一樹 新潮社
少女・・って何だろう。 やたらに人の心の中に巣食う「少女」というものを、ノスタルジーの 匂いに乗せて、桜庭さんらしく描き出してあります。 そこはかとないエロスと一抹の生臭さもちゃんと描きつつ。 そう・・「少女」と「グロテスク」は背中合わせなんだということを 桜庭さんに、教えられてしまった・・。これからは、「少女」と聞くと この作品を思い出してしまいそうです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 7

2007/08/11 01:56
6時間後に君は死ぬ 高野和明 講談社
「6時間後に君は死ぬ」・・このタイトルにはびっくりしましたが。 読んでみると、思いがけずハートフルで、よく練られたいい作品でした。 予知、という割と使い古されたテーマを題材に、ここまで緊迫感ある 作品を粒をそろえて書くことができる・・力量がありますね。 予知をするのは、心理学者の山葉圭史。どことなく、影の薄い感じですが なかなか好青年です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2007/08/10 01:25
毎日かあさん C 出戻り編 西原理恵子 毎日新聞社
西原かあさん、ちょっと心配してました。 鴨さんが亡くなりはったこと、知っていたから。 西原さんの長年のファンとして、鴨さんのことはずっと気になってた。 男としての強さと弱さの両極端を持っていたような人で・・。 この世の怖いもの、弱い立場にいる人間達の悲劇を見すぎたんじゃないかと 鴨さんのアルコール依存症を知って、そう思ってた。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/08/08 01:01
しゃべれどもしゃべれども 佐藤多佳子 新潮社
しゃべる、ということは、これでけっこう難しいもので・・。 特に人前で喋る、というのはヘンに緊張感を伴います。 私はけっこう平気な性質ですが、それでも時々何を喋っているのか わからんようになります。 ところが・・この世には、大勢のお客さんを前に、たった一人でたくさんの 登場人物を使い分け、なおかつ笑わせ、しんみりさせ、どこかの異世界に 連れて行く、という離れ業をする方たちがおられます。そう。噺家、という 方々。言葉、仕草一つで見事に情景を浮かび上がらせる、言葉のプロです。 この物語... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/08/04 00:38
ジャック・デロシュの日記 ―隠されたホロコースト ジャン・モラ作 横川晶子訳 岩崎書店
この世で一番恐ろしいもの・・それは「無関心」という怪物なのかもしれない。 この「エマ」という少女がその無関心に必死で爪を立てる、一見もがいて いるしようにしか見えない姿に、実はたった一つの希望がある・・。 非常に大きな問いを含んだ物語です。 ホロコースト。もう、何十年も昔のこと・・と忘れ去ることはできない、記憶。 それを受け止めるのか、忘れたふりをするのか。 それを一人で抱え込もうとした、少女の葛藤がリアルで、読んでいる間中 緊張感が抜けなかった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/08/03 00:18
ちんぷんかん 畠中恵 新潮社
若旦那・・・とうとう三途の川の手前まで行ってしまったんですね・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 1

2007/07/30 01:42
ふじこさん 大島真寿美 講談社
ちょっとここのところ、いろんな事に疲れて心が弱っていて。 大きな話が読めない・・。自分の持っている熱量が、大作を受け止めきれない。 頁をあけては気が遠くなり、ぼけ〜っとしたり。停滞気味なんですよね・・。 そんな時には、大島さんです(笑) ひっそり心に抱いて忘れてる小さなピアノを鳴らしてみるような。 そのピアノは、長らくほっとかれて調律も少し狂っていたりするんですが、 思い出してゆっくり鳴らしているうちに、ぷつんと張り詰めた糸がゆるんで 心ほどける・・。そんな快感があります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 7

2007/07/29 00:11
終生ヒトのオスは飼わず 米原万里 文藝春秋
先日お亡くなりになった米原万里さんのエッセイ。 ペットをたくさん飼っておられた米原さんの、ペット奮戦記ともいえる 一冊。最近、猫と日々を過ごしている私には、心にこたえる一冊でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/07/27 00:33
マジカル・ドロップス 風野潮 光文社
「ビート・キッズ」で、音楽に賭ける男の子たちの青春を書いて 印象深かった風野さんの、新作。やはり、音楽がテーマなんですが、 今度の主役は、オバサン。40過ぎたオバサンが、魔法のドロップの力を借りて 15歳の女の子に戻る・・というお話。   昔「メルモちゃん」というマンガがありました。手塚治虫さんです。 魔法のキャンディを食べると、大人になったり、動物になったり・・・。 変身できるのですが、一番多かったパターンが、子どものメルモちゃんが 大人になるというもの。当時メルモちゃんと同じ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2007/07/23 00:10
サイン会はいかが?(威風堂書店事件メモ) 大崎梢 東京創元社
人気シリーズになりましたね。 威風堂でも、この本は売れているのかしらん。 前回の長編から、一作目と同じ形式の短編に。このほうが、やっぱり 面白いですね。このミステリーの魅力の半分くらいは、本屋さんの裏話あれこれに あるんで。長編だと、そこが弱くなるんですよね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 13 / コメント 5

2007/07/20 23:05
シー・ラブズ・ユー (東京バンドワゴン) 集英社 小路幸也 
ほのぼの東京下町人情ドラマ第二作。 家族・・しかも大家族。今の日本に一番少ない風景かもしれない。 だからこその、ユートピア。 決して本当にはない、幸せの形なのかも。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2007/07/19 01:15
カシオペアの丘で 重松清 講談社
この年齢だから重松さんがこれを出版する気になった、というのを 毎日新聞の書評で読みました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 6

2007/07/16 18:37
夜明けの街で 東野圭吾 角川書店
不倫の話でしたねえ・・。 もう、初め主人公の渡部が派遣社員の秋葉と深い仲になって いくとこなんか、もうあんまりベタなんで、どうしようかと思いましたよ(笑) これって、男の人の夢だよなあ・・。 美人の、他の男には冷たいツンデレタイプの若い女の子が、なぜか 自分には積極的。秘密のデート。あっさり抱かれてくれて・・・。 なんでこんなにベタな恋愛書いてるねん、と突っ込みたくなった ところにやっと事件の影が見えてきて、正直ほっとしました。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 6 / コメント 0

2007/07/15 22:15
正義ノミカタ 本多孝好 双葉社
正義・・って、難しい。 正義と自己満足との線引きとか。 正義という名で行われる暴力とか。 自分で正義だと思っていることは、本当に正義なのか。 一歩ひっくり返ると、正義は何にでも変質する。 これは、自分の弱さを自分の力にしていこうとする、勇気の物語。 読み終わったあと、とても爽やかな気持ちになりました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2007/07/14 00:10
直木賞候補発表 予想?じゃなくて、そうなってほしいな、という希望
もう直木賞の候補発表なんですねえ・・。 おいおい、月日が流れるのが早いよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2007/07/08 22:52
みずうみ いしいしんじ 河出書房新社
この何日か、ずっとこの本を抱えて、読みかけては眠り・・眠っては起きてこの本を読み・・コポリ、コポリと音を立てる湖のほとりをさまよっていたのだ、イエー・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2007/07/08 00:27
【新釈】走れメロス 他四篇 森見登美彦 祥伝社
森見さん、楽しく遊んでおられます。 この芸の細かい遊び方が、なかなか楽しい。 「山月記/薮の中/走れメロス/桜の森の満開の下/百物語」の五編の小説を 下敷きにして、「夜は短し歩けよ乙女」で出てきたキャラクターなんかも 登場して、もう独特の森見ワールドが展開されています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2007/07/07 01:56
めぐらし屋 堀江敏幸 毎日新聞社
この本の「めぐらし屋」というタイトルを見たとき、「めぐらす」という 言葉に、なんだか懐かしい響きを感じてしまいました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/07/04 01:36
美晴さんランナウェイ 山本幸久 
山本さんの温かさが、じんわりとにじむ作品でした。 体温のぬくもり。誰かと一緒に膝かかえて坐ってるときに、伝わってくる体温。 がっつり抱きしめあうんじゃなくて、共に暮らしているものが廊下ですれ違う ときにふっと笑いあう感じ。当たり前のように家族が一緒にいることの不思議さ。 その不思議さが、幸せってことなのかもしれませんね・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 0

2007/06/30 23:37
臍の緒は妙薬 河野多恵子 新潮社
久々の河野多恵子さんの短編集。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/06/16 01:37
小川洋子対話集 小川洋子他 幻冬社
大好きな小川さんの対話集!嬉しいやん、ということで 誰と対話してはるのか知らずに読み出したんですが、これが面白かった。 私は小川さんを、作品やエッセイからしか知らないんですが、こういう対談と いうのは、いろんな人と話をする、ということでその人の持つ多面性がでますね。 ファンとして、なるほど、と思うところがたくさんあって興味深い本でした。 私は小川さんから発せられる言葉が好きなんだが、対談でも、そこかしこに、 はっとする言葉があって、それに惹かれてしまう。その言葉が小川さんから 出て... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/06/07 01:27
聖餐城 皆川博子 光文社
読んだ!!読み終わった!!ふわあい!!と、それだけでテンションが あがる大作。長かった・・読み応えがあった。そして、面白かった。 皆川さん、素晴らしいです。ほんと、これだけの物語を書けることに。 これだけの、一大叙事詩を描き出し、一時も退屈させない、力量に。 そして、この大作を貫く、素晴らしいロマンに・・・。 ゴシックロマンの女王と、お呼びしたい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/06/05 18:09
鹿男、あをによし 万城目学 幻冬社 
「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 14

2007/06/02 20:30
ダーティ・ワーク 絲山秋子 集英社
これが非常に凝った短編集であることに、しばらくは気づかないまま読んでいた。積み上げた短編のそこかしこに、見え隠れする、それぞれの登場人物たち。それがモザイクのように、一つの世界を作る面白さ・・。いつもの、会話のキレと緻密な構成が組み合わさって、独特の世界を作り上げている。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/06/01 23:07
このベッドのうえ 野中柊 集英社
「恋」の短編集。野中さん独特の、酩酊が味わえます。 それぞれの短編の、主人公たちの、白い、柔らかな体の感触が 伝わってくるような、甘やかな雰囲気。いいな〜。やっぱり、恋ですよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2007/05/27 00:45
それからはスープのことばかり考えて暮らした 吉田篤弘 暮らしの手帖社
ひっそりと丁寧に作られた小さな扉を連想する、静かなお話。 その扉を開けるには、小さな心の鍵が必要。それを持っている人には とても心地よい場所。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2007/05/24 01:18
家日和 奥田英朗 集英社
熟練の気配ですね〜、奥田さん。 どこにでもある生活の、どこにでもある人生の一コマ。 それを、喜怒哀楽、きっちり掬って過不足なく物語として描き出す。 今、テレビでいいホームドラマって、少なくなったじゃないですか。 なんかこう・・こんな世界、あるんかいな、っていう設定だったり、 やたらに感動モノだったり、なんだか違うなあ、と思うことが多い。 (と言っても、ほとんどテレビ見ない私が言っても信憑性ないですか・爆) でも、やっぱり小説、ドラマの一番の普遍性って、ホームドラマにあると思います。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 3

2007/05/21 01:00
玻璃の天 北村薫 文藝春秋
「街の灯」の続編。ベッキーさんシリーズ2作目です。 この時代の、家柄のいい令嬢が主人公・・って、北村薫さんの雰囲気に よく似合うんですよね。品がいい。先日行った鎌倉で見た、個人のお家とは 思えない素敵な洋館を思い出し、そこに英子ちゃんを坐らせてこの本を読みました。 うん、いいな。とびきりの美人ではないかもしれないが、聡明な面差しと 感じやすい表情が、くるくる入れ替わるような、魅力的な女の子。 その彼女と、「男装の麗人」という言葉が良く似合う、「別宮」ことベッキーさん は、なかなかい... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/05/20 01:57
漱石先生の事件簿  猫の巻 柳広司 理論社
漱石先生がとても好きなんで、これは読んでみなくちゃ、と 思って手に取ったんですが、これは、「猫」を読んでない人向きやと いうことが、わかりましたわ。 内容が、「猫」から一歩も出てないんですよね・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/05/19 01:25
ウラナリ、さよなら 板橋雅弘 講談社YA!ENTERTAINMENT
ウラナリくんとさくらちゃんのシリーズの、これが最終巻です。 終わってしまうんやなあ・・と感慨にふけりながら読み出したんですが・・。 えっ?ええ〜〜っ?何で、こんな展開なん?と眼が点に。 これは・・ありですか? 私は、こんな展開を読みたかったわけじゃないんやけど・・と、なんだか とっても悲しい気持ちになってしまった。 こういうシリーズの登場人物って、自分の中で命を持っている感覚なんですよね。 友達・・というには、年齢が離れすぎてるけど、お母さんみたいな、 半分友達みたいな感覚で二人... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/05/18 00:30
ハイドラ 金原ひとみ 新潮社
ハイドラとは、ギリシャ神話に登場する九つの頭を持つ水蛇。切っても切っても、 新しい頭が生えてくる化け物である。「沼のようなところにいて、じめじめして、 腐敗臭がする」。そんなイメージを主人公に重ねてあるらしい。主人公は24才の モデルの女性早希だ。新崎という写真家の撮る写真集の、ほぼ専属モデルであり、 なおかつ新崎と暮らしている。新崎は、ほぼ早希をほったらかしで、彼女に お金と空間以外、何も与えない。彼女をがらんどうにしておき、その崩壊する 様を写真に収めるのが目的のように・・。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/05/17 00:29
まんまこと 畠中恵 文藝春秋
もう、大人気の畠中さんの時代物。 名主の家の跡取り息子が主人公。 体は弱くないけれど、叶わない恋を胸に秘めた、一見お気楽な若者です。 ・・・うん、面白かった。安心して読めて、ちょっとキュンとして、楽しい謎解きも あって。いいなあ。時代物は好きです。気負わず、肩肘はらず、素直に読める。 気のいい、主人公に、いい感じの親友二人。 そして、暖かい家庭。憧れの幼馴染の年上の女性・・と、ちょっと「御宿かわせみ」を 思わせる面々です。「御宿かわせみ」は、永遠の時代劇と言ってもいい、憧れのシリー... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2007/05/11 23:20
大きな熊が来る前に、おやすみ 島本理生 新潮社
島本さんが、一つ階段を登りはったな、と思う中篇三つ。 私としては、これが芥川賞でも良かったと思う出来でした。 おっかしいな、何でこれやなかったんやろう、と思いましたね。 男と女がいて、なぜか恋愛をしたりする。 その、不思議さと、不気味さについて。 手がかりのない壁のように立ちはだかる、「分かり合う」という願い・・。 その壁の向こうから、おずおずと伸ばした指の、冷たい感触を感じるような。 同じ体温を持っているのに、全く違う「種」として在る、ということ。 そのことに対する、女が抱く、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/05/11 01:31
八日目の蝉 角田光代 中央公論新社
事件を起こす側に、自分がなってしまったら。 いつも人事のように、「ふ〜〜ん」と思っている立場に、もし自分がなって しまったら。そういう小説は、多いんですが、この「赤ちゃん誘拐」っていう のは、女の盲点をつく、というか、本能的なところを責められるようで辛いですわ。 新しく始まったお仕事で、たくさんの赤ちゃんにお会いする機会に恵まれているんですが ほんとに、赤ちゃんというのは魅力が・・魔力がありますね。 小さい体に、命がいっぱい詰まってて。 あちこちを見つめる瞳に、世界への驚きをいっぱ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 4

2007/05/09 23:37
月光スイッチ 橋本紡 角川書店
一言で述べてしまうと、お馬鹿さんなことをしてる、恋人達の話、に なってしまう。何しろ、奥さんの出産の留守の間に、その家に転がり込んで よろしくやっている間の話なんだからなあ・・。 世間的には、おいおい、っていう愚かな話。 誰にも褒められない、誰に相談しても、「やめときいな」って、言われてしまう話。 いや・・誰にも言えない話。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2007/05/07 00:33
千年樹 荻原浩 集英社
樹齢千年を越す、楠をめぐる物語。 過去と今が交錯し、その「場」の中で時空が繋がり、人々の様々な感情に リンクしていく。葉ずれのざわめきと共に、過去と現在が交錯する・・。 千年の時を、ただじっと生きる「樹」の強さに対する畏怖の念。 底知れなさに対する恐れが、物語に幻想性を添えている。 「押入れのちよ」の系列かと思うが、私はこちらの方が面白かった。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 4 / コメント 8

2007/05/05 23:41
シャルビューク夫人の肖像 ジェフリー・フォード 田中一江訳
私は妄想派だと、よく人に言われてるんですが(爆) その妄想派の心の中にふくれあがる幻想を、これでもか、と書いた 秀作。見えないものを想像するということの果てしない営みを 細密画のような細かい筆致で書き上げてあります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/04/29 01:06
水上のパッカサリア 海野碧 光文社
日本ミステリー文学大賞の新人賞作品。 ハードボイルド。書かれたのは女性らしい。 ハードボイルドに出てくる女性は、大体似てくるもんなんだけど、 (なんと言うか、まあ、こんな女はおらんやろう、という男の人から見た 女性が多い・・それも、あながち悪くないが) この「奈津」という女性は、なかなかに魅力的でした。 緻密な構成の中にはさまれるエピソードから、その外見とは関係ない 人柄の綺麗さが、すこしずつ、香りのように立ち上って読者を包んでいく。 生い立ちと、裏家業のせいで、女というものに、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/04/28 00:15
もう一日 ミッチ・アルボム 小田島則子・小田島恒志訳 NHK出版
もう、自分の人生にどうしようもなく絶望してしまった時。 命を絶とうと思いつめた時。 一度だけ過去に戻ってやり直せたら・・。そんな奇跡を描いた物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/04/21 23:09
ごくせん 15巻 最終巻 森本梢子 集英社
何と、これで完結ですわ〜。 残念やけど、可愛い4組の生徒達も無事卒業して、いい終わり方 やったなあ・・。初めの花火大会の慎ちゃんの女ったらしぶりには、大笑い しつつ萌えました(爆)ま、カッコイイ慎ちゃんじゃないと、使えない技ですけど♪ ヤンクミと慎ちゃんの仲も、ファンが期待するとおりのいい感じやし。 最後の、あまりにもさらっと告白する慎ちゃんに対して、ヤンクミ反応しすぎ(爆) 慎ちゃんに手玉にとられつつ、ハッピーエンドですね。 この漫画の魅力は、このヤンクミの不器用な真っ直ぐさと、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2007/04/20 20:47
九月の恋と出会うまで 松尾由美 新潮社
なんだか気だるい四月・・皆様、お元気ですか。 この時期は、どうも苦手で、心も体も不安定になるんですが。 いろいろあった疲れもあり、特にだらだらしてしまっております。 TB、コメント、遅れがちで申し訳ありません。 故あって、しばしば新幹線に乗っておるのですが、フレッシュマンらしい 方たちによく出会います。ブラックのスーツに、ちょっと緊張した笑顔。 全てが動き出す、春。それを超えがたく思うのは、もはやフレッシュでは なくなったせいか(爆)・・・いやいや、もう一花。桜は散りかけですが、 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2007/04/13 15:44
幸福に驚く力 清水眞砂子 かもがわ出版
最近、この方の「そして、ねずみ女房は星を見た 大人が読みたい子どもの本」を 読んで自分なりに衝撃を受けまして、 (レビューはこちら)→ http://oisiihonbako.at.webry.info/200701/article_18.html この本も入手して読んでみました。感想は・・一言で言うと、改めて尊敬する方と出会えて 幸せやな、と思いました。この年になると、謙虚さが段々薄れて、なんでも わかったような気になりがちなんですが・・・。この方の、学んで、学んで、学び続けて そ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/04/05 00:11
無銭優雅 山田詠美 幻冬舎
森茉莉さんの「贅沢貧乏」という作品を思い出す、このタイトル・・。 あの作品は、自分の世界で、一人を楽しむ物語だったけれど、 これは、人生を重ねた男女が、自分達だけの恋愛を楽しむ話。 都会的でも、おしゃれでも、なんでもない二人。 どっちかというと、かっこ悪い部類にはいってしまう二人なんだけど その二人だからこそできる、恋の真剣さが伝わってくる。 純愛・・なんていうと、まるで若者、少年少女だけのものみたいだけれど、 この年齢だからこそできる純愛が、切ない。恋愛を書かせたら、山田詠美は ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2007/03/24 23:18
図書館危機 有川浩 メディアワークス
ほんまにバタバタしてますが・・。 これは、書かんとあきません。凄い楽しみにしてたシリーズなんやから。 何しろ、前回郁ちゃんの王子様が堂上だということを、彼女自身が初めて 知ったところで終わってましたからね!!どうなんねん・・と思ったら、意外に あまり進展はなかった、というか、純情が服着て歩いてるようなこの二人に ふさわしく、もうイライラするような奥手っぷりです(爆)これで、郁ちゃんが やっと堂上を、一人の男性としてきちんと意識するというスタート地点にたった・・。 うん、これで、いい... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 7

2007/03/13 01:10
フィッシュストーリー 伊坂幸太郎 新潮社
短編というより、中篇か。 「動物園のエンジン」 「サクリファイス」「フィッシュストーリー」 「ポテチ」 の 4編所収。物語同士の関連性はあまり、ない。したがって「死神の精度」「チルドレン」の ように伊坂ワールドを楽しむ、というところまでいかない。しかし、それぞれに いつものように凝ったつくりで、楽しめる一冊になっております。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 3

2007/03/04 01:50
禁じられた約束 ロバート・ウェストール 野沢佳織訳 徳間書店
この本のレビューを書こうと思いつつ、ずっと持っていました。なんだか、この命の重みが、うまく書けるかどうかわからなくて。ちょっとプライベートで、命についていろいろ考える機会があって、この物語について書いてみたくなりました。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 3

2007/02/28 23:16
言葉のなかに風景が立ち上がる 川本三郎 新潮社
川本さんの文学論は、けっこう昔から好きで、目に付いたら読みます。 文学論って、理屈だけでも、感覚だけでも面白くない。 その折り合い方が、自分の感じと重なることが多いんですよね・・。 あ、私のはただの感想です・・言うまでもないですが。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/02/25 22:29
ファンタジーのDNA 荻原規子 理論社
「空色勾玉」や、「西の善き魔女」のシリーズで有名な荻原規子さんが ファンタジーについて書いた本です。ファンタジーというものに対する 荻原さんのスタンス、創作していく上での姿勢、これまで影響を うけた作品についてなど、たくさんのことを語っておられて、荻原さんの ファンなら、見逃せない内容。また、ファンタジーというもの、漠然と 皆がファンタジーとはなんぞや、と考えているものについて、荻原さん なりの見解を示しておられてそれも面白い。ファンタジー好き、そして 読書というものが、自分という... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/02/23 21:20
夢を与える 綿矢りさ 河出書房新社
綿矢さん、ひさびさの長編です。 これが、なかなかの力作。 やっぱり彼女は、力量がありますね。これだけの長編に、一本芯が 通ってる。一人の少女が、何を失っていったのかが、しっかり書かれています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 2

2007/02/21 10:03
のだめカンタービレ 17巻 二ノ宮知子 講談社
あああ・・千秋サマが、悩んでおられる・・。 男前が悩むと、ちょっと萌え♪ですね。(アホ) 自分でピアノでバッハを弾きながら、指揮もやっちゃうなんて、 素敵でございます・・・。ほんまに、こんなことできる人、いはるんですか? モーツアルトは、やってたなあ(アマデウスで) こんなに天才で、何でもできてしまうのに、ふっと心が揺れる 弱さを持ってるとこが、またいいですわ・・。 だって、弱さを知らん人間に、美しい音楽は奏でられんと思うから。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/02/20 20:27
最愛 真保裕一 新潮社
真保さんの書く「女」は、ちょっとどこか甘くて、古い。この物語も、どうしても そんな感じが否めないのが勿体無いんですが。 男の人が頭で考えた女、というところから、もう一つ抜け出せないような気がする。 この物語も、とっても力作なのに、そこがちょっと不満でした。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/02/19 01:30
君になりたい 恋の短歌 穂村弘編 後藤貴志絵 岩崎書店
これは、「めくってびっくり短歌絵本」というシリーズです。 岩崎書店から出ておりまして、ウチの図書館では児童書で いれておりますが、ポップな絵がとても綺麗なんですわ。 大人が見ても十分楽しいと思います。 中に入っている短歌は、与謝野晶子から現代短歌まで、割とスタンダードな 感じです。一つ一つの短歌のページが、ぴらっと三つ折になっていて、 開くわけです。そこに、ほむほむの簡単な解説?感想?が入っている んですが、それがとっても乙女チック・・・いや、ロマンチックなんですよ。 短歌を読み... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/02/18 02:35
時計を忘れて森へいこう 光原百合 創元推理文庫
ちょっと色々あって、レヴュー更新が 滞っております。ま、こういう時もある・・・。 こんなときは、無理せず自分のペースで、と思ったりしてます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 3

2007/02/16 23:25
講談社YA!ENTERTAINMENT 
このシリーズは、大体目を通すことにしてます。 商売っ気が強い講談社さんのシリーズだけに、時代に敏感でもあり、 若い子のニーズに沿う作り方をしてはるなあ、と思うことが多い。 「No.6」や「妖怪アパート」「ウラナリ」「ファンム・アレース」など 楽しみにしてるシリーズなども、けっこう多い。 今日も今日とて2冊読んだんですが・・。ちょっと、時代におもねりすぎかな、と 思ったりする私は、古い人間なんでしょうか・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/02/14 00:57
赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 東京創元社
壮大な一族の物語。一族の年代記といえば、「ブッデンブローク家の人びと 」 とか、「楡家の人々」なぞを思い出してしまう。「一族」と聞いただけで、もう なにやら滅びの予感がしてしまうのは、なぜでしょう(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/02/13 00:15
時間のない国で ケイト・トンプソン 渡邊庸子訳 東京創元社
時間が、流れるように過ぎ去っていく。 朝起きて、今日はあれとこれと、そう・・できたらあれもしようと 心積もりする。ところが・・その思ったことの半分もできたら、いい方で・・。 これは、私の時間の使い方が悪いのかと、夕方になって呆然としたりする。 今日も一日ムダにしてしまったわ・・と、忸怩たる思いにかられたりして。 これは私のよくする妄想なんですが、ドラゴンボールのように、時の止まった 場所があって、そこに避難すればたっぷり昼寝したり(それが一番先かい!!) 好きなだけ漫画を読んだり、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/02/04 00:12
小鳥たちが見たもの ソーニャ・ハートネット 金原瑞人・田中亜希子 役 河出書房新社
何だか不思議な小説なのである。 主人公に、大きな事件がおきるわけではない。 何か急展開があるわけでも、ドラマチックな設定があるわけでもない。 でも、一度読み出すと、ひたひたと迫ってくる空気に押されるように 読むのが、とまらない・・。じわじわと一人の男の子を追い詰めていくもの。 それは、どこにでも転がっているようなことなのだが、まさに子どもの、そして 人間の生きていく不安を克明に描き出している。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2007/02/03 00:44
だいじょうぶ だいじょうぶ いとうひろし作・絵 講談社
人に「大丈夫」って、言うのは難しいなあ・・。 と、しみじみ考えたりする、今日この頃です。 この一言を、心をこめて言いたい、と思うことが多いにもかかわらず、 どんな言葉で、どんな顔で、どんな裏づけを込めてこの一言を言えば いいのか、わからなくなる・・・。 最近、そんなシチュエーションに立たされることが多い。 その時に、しみじみ思う。いろんなしんどさや、辛さの中にいる人に 「大丈夫だよ」と、説得力を持って云える人間にどうやったらなれるんかな、と思う。 一歩間違えれば、安請け合いの軽さ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/01/30 01:08
きつねのはなし 森見登美彦 新潮社
京都を舞台にした、物語の中で時が止まっているような幻想を 描き出した、短編四つ。登場人物が重なる部分もあるが、どれもが 少しずつ違う位相の中に重なり合うような、ゆるい意味での連作である。 この作者は初読みだったのだが、その気配がかもし出す懐かしいような でも思い出したくないような幻を、堪能しました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 3

2007/01/29 00:50
使命と魂のリミット 東野圭吾 新潮社
この本、図書館でも大人気で、けっこう予約待ちました。 東野さんは、コンスタントに常に愛されてるなあ。 幸せな作家さんやと思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 9

2007/01/27 00:59
エスケイプ/アブセント 絲山秋子 新潮社
昨日は、青春のロードムービー。今日は、中年の旅の話。どっちが胸に沁みるか。この正臣という、オジさんのする空っぽな旅の手ごたえが、なんだか心に染み渡る。ああ、私も同じように空っぽだあ、って思うと、なんだかほっとする。お互い、空っぽだねえ、って。でも、空っぽでも今の私は風通しよくないんだが、この男の今は、やたらに風通しがいいのだ。この、からんとした虚無と、ちょっとそっぽむいた気配。ふっと思い出したのは、金子光晴の「おっとせい」。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 2

2007/01/25 22:48
空色ヒッチハイカー 橋本紡 新潮社
ロードムービーの匂いのする、青春小説。 決してかっこよくはないけれども、旅の中で、少年は何かを掴む。 しかも、可愛い女の子が道連れだ。こんなに忘れられない旅は、ないよね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/01/25 00:46
星と半月の海 川端裕人 講談社
動物をテーマにした短編集。 自然というものを長らくテーマにしてきた川端さんの生き物に対する考え方 は、深くてまた瑞々しい。種として繁栄し、命を繋ぎ、そして滅びていくこと。 その命の連鎖の中に人間もいて、同じ時をゆっくり刻んでいる・・・。 その生き物たちの心臓の鼓動を聞かせてもらうような気がした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2007/01/17 23:44
藤城清治 光と影の奇蹟 美術出版社 
藤城清治さんといえば、その美しい影絵で有名。 美智子皇后も愛されているという、まるで夢の世界 そのもののような、光と影の世界。この本を本屋で 見つけたんですが、フイルムがかかってて中が 確かめられなかった。 で、図書館で購入してもらったんですが。 中を見て、これは買いたい!! と思いました。とても美しい印刷で、中にはそりゃ もう素晴らしい影絵やデッサン、そして珍しい立体作品や、 影絵劇の現場など、貴重な映像がいっぱい。 中でも一番素敵なのは、あの細かい、気の遠くなるような ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

2007/01/16 00:42
中庭の出来事 恩田陸 新潮社
「チョコレートコスモス」に引き続いての、演劇がテーマの ミステリー。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 6

2007/01/14 22:33
大人が絵本に涙する時 柳田邦男 平凡社
ノンフィクション作家として名高い柳田邦男さん。 私も、いろいろ読ませてもらっているのだが、特に次男の洋二郎さんが 亡くなられた時に書かれた「犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日 」 の壮絶な命への思いは、忘れられない。 思えば、あれから柳田さんは命、弱者へのまなざし、人の痛みに対してのケア、 という深い慈しみの方向にどんどん向かわれていると思う。 この本も、その一環である、絵本についての活動について書かれたものである。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/01/13 00:19
スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 香山リカ 幻冬社新書
スピリチュアル・・・ブームですね。 図書館でも、非常に人気が高い。私は「オーラの泉」もほぼ 見たことのないスピリチュアル音痴ですが、人気がある、という ことは知っている。そのメンタリティについて書いた本です。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/01/11 00:55
モノレールねこ 加納朋子 文藝春秋社
加納さんの短編集です。柔らかくて優しい持ち味は、いつもの まんま。そして、その中に瑞々しく書き込まれる人の心が、こちらに 語りかけてくるように伝わってくる。一篇一篇がとてもよく練られていて 人が自分の顔の後ろにひっそりと隠しているものを教えてくれます。 ほんとに、不器用な人間の気持ちを描くのが、加納さんはうまい。 ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 5

2007/01/08 20:54
虹色天気雨 大島真寿美 小学館
自分の生きている空間というのがあって、その中で人は限られた 人間関係の中で生きている。自分の家族、自分の友達、 自分の仲間・・。その同心円のなかで重なり合ったり、離れたり。 この物語を読んで感じたのは、女のコミュニティの強さというもの。 仕事や損得ではない、なにやら腐れ縁、みたいな、同士の関係ですね。 その人生の一部分を共有してしまってるような繋がりを、一人の少女を 核にして書いてあります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2007/01/05 23:19
竜神七子の冒険 越水利江子 小峰書店
子どもが子どもであることって、時にはほんとにしんどいことかもしれない。 大人なら自分の生き方も自分で選べるけれども、 子どもではそうはいかないから。どうしても、大人の都合の中で 自分の居場所を確保することが大きな課題になってしまう。 今、私達の頃に比べたら、格段に豊かになっていると思うと思ったりするけれど 子どもをめぐる事件はあとをたたず、大人に振り回されてしんどい思いを している子どもたちは、多い・・。多いですよね。 この物語の女の子もなかなか大変なところを生きています。 でも... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/01/02 11:48
大人のファンタジー読本 ~未知なる扉をひらく180選~  やまねこ翻訳クラブ編 マッグガーデン
ファンタジーが好きですね。 昔から好きでしたが、大人になって一時期 離れておりました。「大人の小説」を読むのに 一生懸命になり、ファンタジー自体を忘れていたん ですよね。しかし、子どもを生んで、また絵本と 児童書の世界に戻ってきて、ファンタジーに再び帰って きたんですが、大人になって読むファンタジーはまた、 子どもの頃に読んだのとは、少し違う顔をしておりました。 そのファンタジーの世界観に頭からのめり込んで没頭する。 その楽しさとともに、その物語がファンタジーという形式を 取... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/01/02 11:13
今年の本 2006年まとめ
バタバタしている間に、2006年もあと一日になりました。 で、今日は今年のまとめをしようと思います。 まとめ、て言っても、自分の印象に残った本を並べてみるだけなんですがね。 私はランキング、とか付けるのが苦手なので、これは順不同です。 ミステリーはやってみたんですが、苦労しちゃったので、ここではパス(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 8

2006/12/31 00:43
失われた町 三崎亜記 集英社
三崎さんの本を読むのは、これで三冊目かな。 この「失われた町」、がっつり長編なんですが、彼の力量が伺える 力作やな、と思います。設定がね、面白いですね。「バスジャック」も 設定がピカ一でしたが、この一つの町が丸ごと失われるという発想が 秀逸です。楳図かずおの「漂流教室」は学校がそのまま空間移動 してしまう話でしたが、これは町の人間のみがいなくなってしまう、という 設定。しかも、その消失には「町」の意志が働いているという・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 4

2006/12/29 01:10
クリスマス・カロル ディケンズ 村岡花子訳 新潮社
クリスマス企画第二弾、ということで。(しかし、多分今日で 終わってしまう〜)私の大好きなこの本を・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/23 02:05
ブラッカムの爆撃機 ロバート・ウェストール 宮崎駿編+タインマスへの旅 岩波書店
昨日、これを読んで、この物語の世界にガツンと頭を殴られて 寝られなくなり、今日は寝不足で疲れました・・(爆) ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/12/18 00:15
みぃつけた 畠中恵 柴田ゆう画 新潮社
「しゃばけ」シリーズから生まれた、なんとも可愛い本。 柴田さんの絵って、ほのぼのしてて、いい味わいがありますね。 和紙を思わせる表紙の手触りも素敵で、心なごみなすなあ・・。 内容は、おなじみの若旦那一太郎の幼い頃の話。 またもや寝込んでいる一太郎のところに、鳴家(やなり)が遊びにくる お話です。この一太郎がね、むっちゃ可愛いですわ〜。 こんなに可愛かったんか、若旦那!!そりゃ、仁吉も佐助もめろめろに なる、っちゅうもんですね・・。そして、鳴家の百面相が、楽しいです。 個人的には、... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/12/16 21:29
化物語 上 西尾維新 講談社 KODANSYABOX
西尾維新さんは、非常に若者に人気があるなあ。 ウチの長男もご他聞に漏れず、彼がすきらしい。 この間、限定の大きな本を入れるBOX?を買ってご満悦やった彼。 しかし、その付録らしき小さな冊子を洋服のポケットに入れたまま 洗濯に出して、それを発見せずに洗濯機でまわされ、跡形もなくなって しまったことに、まだ彼は気づいていない・・。すまん、息子よ(爆) この本も、私は図書館で借りたのだが、長男はさっさと買っていたらしい。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/12/15 23:11
祝福 野中柊 角川書店
これもまた、綺麗な本。野中さんの本は、いつも装丁が綺麗です。 「あなたのそばで」に雰囲気が似てるな、と思ったんですが、内容も やはり「恋」の物語で、同じ流れの本かな、と思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2006/12/15 01:25
天才たちの値段 門井慶喜 文藝春秋社
この作家の作品をはじめて読んだんですが・・。って、なんとこれがはじめての 単行本、デビュー作らしいですよ。 これが、ほんとに面白かった!!しまった、昨日やった今年の、ミステリー 自分ランキングに入れたらよかったあ、と思いましたわ。 最近美術作品、または骨董に関するミステリーって多いんですが、 その中でも出色の出来だと思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/13 22:42
このミステリーがすごい!2007年版 & 勝手にランキング 
このミスがねえ、出ましたね。 一年たったのよ〜って、これ、昨日も書いたか。 またもや友達がこの本を買ってくれたので、(人頼みか!!) さくっと自分でもランキングをしてみようかと思ったんですがね。 なんと、今年は読んでないのが多すぎるって・・・。 こんなに毎日本を読んでる割には、けっこう知らんねんなあ、と 感心した。感心するとこや、ないですか・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/13 00:53
ナイチンゲールの沈黙 海道尊 宝島社
今日本屋さんに行ったら「このミステリーがすごい!」の今年号が 出てまして、「ああ、一年がたったなあ・・」としみじみしてしまったわ。 去年は「容疑者Xの献身」が一位やったんですよね。 今年の一位も見てきたけど、読んでない本やった・・凹凹 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 2

2006/12/10 22:38
打ちのめされるようなすごい本 米原万里 文藝春秋社
今年の五月に亡くなられた米原万里さんの書評を集めた本。 週刊文春に書かれていた「私の読書日記」を中心に、たくさんの 書評が集められている。ゴルバチョフなどの同時通訳を務められた 有名な通訳でおられたと同時に、小説・エッセイなども書かれていて、 その骨太でユーモア感覚あふれる著作は、大好きだった。 恐ろしいくらいの読書家で、文学を非常に愛しておられた・・・。 同時通訳をこなすには、その国の言葉で文学を堪能できるほどでなくては ならない、という。もちろん、自分の国の言葉でも、だ。 た... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/12/09 17:50
たまちゃんハウス 1 逢坂みえこ 集英社
久々に逢坂さんのマンガを買いました。 「永遠の野原」は好きやったなあ。「ベルエポック」も途中まで読んでた。 あんまりレディースコミックは見ないんで、(いい年して少女マンガが大好き) これが連載になってるとは知りませんでした。 なんと、上方落語のマンガじゃありませんかあ!!いいねえ。 落語、大好きです。特に上方落語が好きですわ。 やっぱり、自分のところの言葉で語るニュアンス、っていうもんが大好きです。 このマンガは、「桜花亭春福」という落語家の、内弟子と娘が繰り広げる楽しい 物語。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/12/08 22:08
SPEEDBOY! 舞城王太郎 講談社
「講談社BOX」という、若者向けのノベルスのシリーズが 始まったようですね。西尾維新、清涼院流水、など人気の キレ者作家を取り揃えるようで・・。まんまとウチの長男も乗せられ 楽しみにしてるようです。講談社は、こういうところが、うまい。 フットワークが軽いですね。時々軽すぎるけど(爆) マスコミ関係で若い人が就職したいところのNo.1だそうですが、 わかるような気がします。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/12/06 22:15
ああ娘 西原理恵子+父さん母さんズ 毎日新聞社
「ああ息子」の娘バージョンです。たくさんの「娘」に関する お母さん&お父さんの投稿が主なんですが・・。 いや、女は凄いです(爆) 私は娘を持たないので、こういうの読むと「凄いよなあ〜」と ひたすら感心ですわ。女は幼いころから「女」で、「大人」だわあ。 周りの父さんとじいちゃんをコロっと転がして、生きてるのね。 自分の小さいころって、どうやったんやろう・・・。 記憶は割りとあるほうですが、こういう女の子らしい甘え方が 苦手だったような気がするなあ。 息子に「これ読んだら、もう女に... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 3 / コメント 0

2006/12/05 23:23
しずかな日々 椰月美智子 講談社
思い出すたびに鮮明になるような、特別な日々の思い出がある。 それって、思いがけずその後の人生の芯になったり、支えになったり するものなのかもしれないなあ。この物語の光輝が過ごした、この 夏の日々は、きっと思い出すたびに輝いてみえる日々なんだと思う。 それがなぜか、最後まで読んでわかるんですが、それがまた切なくて 余計に、このひと夏が彼にもたらしたものが、愛しく思えます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/12/04 00:46
絶対、最強の恋のうた 中村航 小学館
とっても可愛い表紙なんである。なにしろ、お目目がはあとだし。 「絶対、最強」って、男の子が熱っぽくしゃべるときの、言い回し やね。「な、このキャラ最強やねん、て」「絶対ええって、なあ」 (何でか大阪弁)って、好きな子に必死に説明してる感じ。 その、男の子らしい熱気が伝わってくる、ストレートな愛の歌。 なんや知らん、かわいらしゅうて、皆ええ子らで、読んでる間じゅう 楽しかった・・今日は、大阪弁バリバリでいこかな(爆) 標準語で書くには、ちょっと気恥ずかしいやん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/12/02 23:53
真鶴 川上弘美 文藝春秋社
昨日書いた「東京公園」は、読んでいる間中、ずっと心おだやかでいられた。しかし、この「真鶴」は、なんとも疲れた。いや、疲れた、というのとはちょっと違うのかな。消耗した。あれ?一緒か。この主人公の京には、ずっと一人の女が「ついて」くる。漢字をあてると「憑いて」なんだと思うんだけど。これを読んでいる間中、私が京に「憑かれて」いるように感じてしまい、読みながら、そのまま眠り込んで、物語の続きらしきものを、夢で見たりした。自分と京の境界線が、段々「にじんで」くるように思われ、一緒に真鶴をふらふらしてるよう... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 7

2006/12/02 00:52
東京公園 小路幸也 新潮社
「写真を撮る」ということが、私にはどうも苦手だ。 これは絵を描く、ということにも繋がるのかもしれないけれど、 私が写真を撮ると、なにやらボケる。いや、ピンボケではなくて ちゃんと写ってるんですが、自分の撮りたい、と思ったものは写っていない んですよ。どうも、それはファインダーの向こうで私の前から逃げて いってしまうらしい。私が撮りたいのは、多分その時の空気とか、匂いとか、 その対象を取り巻く風のようなもの。それを切り取る人の感覚、というものを 私は知りたいな、と思う。この物語の語り... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 9

2006/11/30 23:09
たそかれ 不知の物語  朽木祥 福音館書店
前作「かはたれ」に続く、河童と人間の紡ぐ愛と信頼の物語。 泣きました。自分でも、おかしいくらいに。 読み進めるうちに、どんどん自分の中から涙があふれて止まらなくなり、 ほんと大洪水になってしまった。それは自分の涙であって、自分の涙で ないような感じ。銀色の美しい河童の住んでいた淵の底からあふれて くるような、何かでした。読み終わったあと、その涙に洗われたように 心がしんとして、美しい月の光が差し込んでくるような思いがいたしました。 月読の河童の霊力が私にも降り注いだのかもしれません... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/11/28 23:51
一瞬の風になれ 第3部 −ドン− 佐藤多佳子 講談社
終わってしまった・・。いや、これで物語は終わりなんですが、 これは、「イチニツイテ」「ヨーイ」「ドン」、つまりここからまた始まる何かを 感じさせる、爽やかさ。この物語は、佐藤さんの代表作になるんじゃないか、 と思うほどの素敵な仕上がりです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 6

2006/11/27 00:29
ギフト 西のはての年代記 T  ル・グウィン 河出書房新社
なんと、ル・グウィンの新作ですわ・・。 ほんと、凄いと思うんですよ。このお年で(って失礼ですが) これだけの物語を書く、気力と体力をお持ちになっている、という ことに、まず脱帽です。長編ですよ、長編。三部作になるそうです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/24 01:59
ウラナリは泣かない 板橋雅弘 講談社 YA!ENTERTAINMENT
ウラナリくんが、ちょっとずつ少年から青年になっていく・・・。 大きな男は、ゆっくり大きくなっていったら、いいんだよ。 (オカンみたいやね)・・・同じ年頃の息子がいるんで、つい オカン目線で読んでしまうんですが。なんだかねえ。この不器用さ が、可愛いというか、愛しいというか。相変わらずさくらちゃんに 振り回されつつ、がんばってるウラナリくん。でも人生は、なかなかに手厳しい。 ...続きを見る

かわいい ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/11/21 11:57
12星座の恋物語 角田光代 鏡リュウジ 新潮社
鏡リュウジさんって、星占いで有名な方なんですか? いろいろと星占いサイトを持っておられるようですが。 なにしろ、あんまり興味がなくて、うとくて、すいません。 その鏡さんと角田さんが組んでの、企画ものの短編集です。 十二の星座の男と女の話を角田さんが短編で書き、その後で それぞれの星座について鏡さんがコメントし説明する、というコンセプトです。 そして、キーワードは「恋」ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 8

2006/11/19 22:52
水銀虫 朱川湊人 集英社 
朱川さんは、好きな作家さんです。 幻想と、死の匂い。心の裏側にあってうごめくものを ほら、と詩情を湛えて見せてもらうことに、快感を覚えます。 この短編集も、期待しておりました。 この表紙がねえ。また、気持ち悪くていいんですよ。 小さなナイフにびっしりと取り囲まれている、男の子。 ・・いや、女の子?渦の中に、ぽっかり二つ目玉のように あいている空洞がね、いろんなものを連想させて秀逸でございます。 こりゃ面白そうだよ、と思ったんですよ〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/18 20:32
ほたる 〜慶次郎縁側日記〜 北原亞以子 新潮社 
好きなシリーズでございます。 多くは語るまい。 江戸の情景と、この世に生きることの切なさと。 時代小説ってね、主人公は「特別」なひとではなくて、普通に生きている 人間なんですわ。生きていくだけで、大変やねんや、昔も今も・・・。 そんなことを思うだけで、今の自分のちっさな人生も、なんだか ちょっとだけ愛しく思えたり。ああ、やっぱりこんな思いは、昔から 変わらんとあるよな、と思ったり・・・。 江戸時代、という設定と舞台装置の中にあるから、生の感情を 素直に受け取れる。そんなとこが、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/17 23:14
パパとムスメの七日間 五十嵐貴久 朝日新聞社
よくある、と言えばよくある入れ替わりものです。 父親と、娘。娘からしたら、これほど入れ替わりたくない人も いないだろう、と言う・・。東野さんの「秘密」は、母親と娘でしたね。 あれは切ない話でしたが、これはコメディタッチで、笑えます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/11/17 22:39
ぼくと1ルピーの神様 ヴィカス・スワラップ 子安亜弥訳 ランダムハウス講談社
みのもんたと見詰め合って、ズドドドド・・・・という長い、長いタメ(あれ、辛そうだね) 「正解〜〜〜〜〜!!」か「残念〜〜〜〜〜!!」か。 そう、クイズミリオネアでございます。インド版ミリオネアで10億ルピーを獲得した ラム・ムハンマド・トーマス、18歳。1ルピーは2.4円くらいらしいので、24億円か!! 凄い賞金やわ・・。その賞金を、全ての問題に正解して番開始以来初めて手にした彼。 しかし、彼は不正をしたと番組側に訴えられて、警察に捕まってしまう。 窮地に追い込まれた彼のもとに、女弁... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/16 22:26
教室の祭り 草野たき 岩崎書店
この本とは関係ない話なんですが・・。 このところ、やたらにイヤなトラックバックを付けられてまして、ほとほと 困っておりました。嫌がらせだけであんなことをするのが、もう堪らなく 人を滅入らせますよね。あんな作業をひっそりしている精神状態を 考えると、その心根に寒気がいたします。 そして、ニュースを見ると、もう寒々しい話ばかりで。心が痛んで、テレビも 新聞も見る気がうせたりしますね。子どもが傷つくことが多すぎる。 子どもの命が奪われすぎる。なんで、どうして、と思いながら何もできない ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2006/11/15 01:01
海 小川洋子 新潮社 
小川さんの短編集です。 うん。キラキラしてます。言葉の一つ一つが、小川に沈み込んだ小石のように 水気を含んで光ってる。この言葉たちに魔法をかけられ、気持ちよく酩酊する ことができる。前にも書きましたが、小川さんの文章は、とっても肌に合う。 長編も素敵ですが、こういう短編の小さな世界に旅に出るのも、いいですね。 色合いの違う風景の中に佇んで、それを心に映していると、やさしい水が 胸に流れ込んでくるように思えます。いろんな現実にへこんだところや、 ひび割れた部分に、しみこんでいくような... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 9

2006/11/14 01:28
12番目のカード ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子訳 文芸春秋
このシリーズは、いつも期待を裏切らない。 考え抜かれたプロット、逆転につぐ逆転、張り巡らされた罠、収束するかに 見えて、そこからまた読者を引きずりこむ、息をもつかせぬ展開。 このライムとサックスの活躍する様を見るのは、いつもなんて気持ちのいい ことなんだろう。痛快です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/12 00:37
闇の底 薬丸岳 講談社
「闇の底」というタイトルにふさわしい、ほんとに闇を覗き込むような 小説・・・。幼い子に対する性犯罪という非常に重いテーマを、重い ままに書ききったところに、「天使のナイフ」で見られた社会性の強さ が、また打ち出されてますね。しかし・・。これ、重かったなあ。 数日前にも書きましたが、この性犯罪・・特に子供に対する性犯罪と いうのは、私にはもう生理的嫌悪感しか生まないものでして。 それを延々と読んでいると、非常に辛く、悲しい・・・。 しかし、この題材に、真っ向から取り組んだ意欲と、突き... ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 3

2006/11/10 23:44
四度目の氷河期 荻原浩 新潮社
「自分は普通じゃない」と思うところから、47億分の一としての 自分自身にたどり着くまで。一人の少年が、大人になるまでの、軌跡。 ・・・ということになるのかな。その時期を、「自分が、クロマニヨン人の子供だ」 と思うことをアイデンティティとした男の子の話です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 5

2006/11/09 22:27
銀のロバ ソーニャ・ハートネット 野沢佳織役 主婦の友社
なんだか心に沁みる、いい話やった・・・。 このソーニャ・ハートネットという人の作品をはじめて読んだのですが 読みやすい文章の中に、力強さと素朴さ、優しさがあふれていて 素敵でした。私の知らない、いい作家さんが、まだまだたくさんいるんだわ。 当たり前やけど。そんな作品と出会えるのは、幸せでございます。 「ろば」って、西洋の人には、一つのイメージがあるみたいですね。 愚鈍、従順、働かされる存在、従順、見下されるもの・・・。 戦争という悲惨さに打ち砕かれた兵隊が語るそのろばの姿に、いろん... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/11/08 22:52
今日読んだ本 
長いのを書くのが、ちょいとしんどい今日・・・。 しかし、図書館の返却期限が来てますんで、またナマケモノして まとめちゃおう、という(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/11/07 00:13
晩夏に捧ぐ 〜威風堂書店事件メモ(出張編)〜 大崎梢 東京創元社
前回の「配達赤ずきん」から、ほどなくしてのシリーズ二冊目。 ちょいとびっくりの本格ミステリ仕立てでした。 長編じゃないですか。前回と同じコンセプト、つまり短編でいくのかと 思っていたので、これはうれしい誤算。ミステリーの楽しみは長編にあり・・。 ということで、期待して読みました。 う〜ん・・。いろいろと目につくあれこれはあれど、この大崎さんがミステリー というものを真剣に愛して書いていこうとされているのだ、ということは伝わり ましたよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 8

2006/11/05 22:34
その街の今は 柴崎友香 新潮社
柴崎さんは、大阪の人なんだわ・・。 それを強烈に感じた、この作品。 大阪者には、非常にアピールする内容やなあ、と思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2006/11/04 00:37
フェルメール全点踏破の旅 朽木ゆりこ 集英社新書
フェルメールは、本当に人気があります。 私もご他聞に漏れず好きですが・・・。 近くに来たときは必ず見に行きます。あの光をまぶしたような独特の 色彩と、あの小さな画面にこめられた静謐な世界が大好きです。 初フェルメールは、大阪に来た「真珠の耳飾りの少女」。 その可愛らしさに驚いて、それからすっかりファンに・・・。 本当に小さな作品・・。大きな部屋にあれだけが飾ってあった。 その少女はうるうるの瞳で、つやつやの唇。 部屋に入ったとたん、その少女と目があって、ずっと見つめられている ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/11/01 23:49
ピース 樋口有介 中央公論新社 
秩父の田舎町のジャズバー。 一見、犯罪となんの関係もなさそうな場所から始まる物語。 なのに、次々と起こるばらばら殺人。一見なんの関係もなさそうな 被害者たちをつなぐ線は、なんなのか・・。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/10/29 00:12
風が強く吹いている 三浦しをん 新潮社
三浦さんの新作が箱根駅伝の話とは意表を突かれました。 スポーツ物は初めて・・だと思うんですが。 これが、面白かった!!三浦さんの新しい一面を見せてもらいました。 こう・・こんな事いって偉そうなんですが、書きたいことと作品のバランスが 良くなってきた、という感じです。幅が広がりましたね。 個性豊かな10人が、大学駅伝の最高峰、箱根をめざす。 その過程が楽しくて、一気読みしました。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 14 / コメント 10

2006/10/28 00:45
シンデレラ・ティース 坂木司 光文社
おお!初めて、坂木さんの物語の主人公が女の子だわ・・。 今度は舞台が歯医者さん。歯医者が苦手な女の子が、ひと夏 受付のバイトをすることになる・・。そこで出会う人たちと、その経験を 通して、ちょっと大人になっていく・・。そんな物語です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 1

2006/10/27 01:10
レインツリーの国 World of delight 有川浩 新潮社
先日読んだ「図書館内乱」の中に、この物語が出てきてました。 クールな小牧さんと可憐な毬江ちゃんのエピソードです。 毬江ちゃんは、難聴者です。「突発性難聴」という病気のせいで 音が聞こえにくくなってしまった彼女を支え、愛していく小牧さんが 素敵で、とてもいい感じだったのですが、この「レインツリーの国」の ひとみと伸も、率直で真摯で、お互いをてさぐりしながら触れ合っていくその過程が くっきりと心に残る、いい物語でした。 ...続きを見る

かわいい ブログ気持玉 1 / トラックバック 14 / コメント 10

2006/10/24 23:47
ハズキさんのこと 川上弘美 講談社
最近、川上さんの本を読む機会が多くて、うれしい限りです。 旺盛な執筆欲ですね〜。ノッてはるなあ、そんな感じがします。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/10/20 23:44
映画 カポーティ ベネット・ミラー監督 フィリップ・シーモア・ホフマン主演
ガーデンシネマで「カポーティ」を見てきました。 レディースデイだったせいか、満杯のお客さん。 地味な映画なのにな〜、と関心いたしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/10/18 23:46
少女七竈と七人の可愛そうな大人 桜庭一樹 角川書店
この冒頭の「辻斬りのように」は、これだけ読んだことが あるなあ、と・・。あの女の人の娘が七竈なのか。そうか〜・・。 と読み始めました。桜庭さんはライトノベルの方、という印象が 強いのですが、そこから大人の小説へとシフトしてはるのかな〜? ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2006/10/17 23:51
のだめカンタービレ 16巻 二ノ宮和子 講談社
このところ、千秋様がヘンに物分りがよくなってた 感じなんですが・・久々にキタ〜〜!!という感じですね。 完璧主義の、ねちこく、しつこい千秋様の光臨です(爆) いや、こうじゃないとね、完璧王子は・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/10/17 00:32
難民少年 ベンジャミン・ゼファニア 金原瑞人・小川美紀 訳 講談社
アフリカのエチオピア出身の少年・アレム。 父親はエチオピア、母親はエリトリアの部族の出身。 その二つの部族が対立し、内乱が起こったことから、混血である アレムの身に危険がおよぶことを恐れた両親は、アレムをイギリスに 連れて行き、そのままそこを去る・・。 彼は難民として保護され、フイッツジェラルド氏というイギリス人の 家庭に保護される。そこから、学校にも通わせてもらうのだが、 彼が難民をして認められるには、裁判所に申請をして、認められなければ ならないのだ。フイッツジェラルド氏の一... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/15 23:50
トモ、ぼくは元気です 香坂直 講談社
大阪弁はええなあ〜・・。 「方言」というものが持つ魅力は、独特のものがありますわ。 日ごろ自分が使ってるから、というのもあるんでしょうが、その言葉 だけが持つニュアンスがびんびん伝わってきます。 生もの、という感じがします。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/10/14 23:45
てのひらの中の宇宙 川端裕人 角川書店
プラネタリウムに行ったのは、数回だけですが・・。 どこだったかなあ、東北のほうに、けっこう大きなプラネタリウム がありまして。(何しろ息子たちが小さいときに行ったので、記憶が あやふや)それが、結構本格的なプラネタリウムで・・。 宇宙、銀河、という大きいテーマの構成で見ごたえがあったんですよ。 ところが、それを見ながら私が感じていたのは、妙な孤独感。 この果てしない宇宙の中で、ほんまに地球だけにしか命がない。 ここを離れたら、あとはただ茫々と広がる無限の沈黙・・。 UFO・・とい... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 3

2006/10/14 00:12
どちらでもいい アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳 早川書房
これもまた先日のボトルネックにも負けず劣らずの行き場のない 小説。最近アゴタ・クリストフの作品をまとめて読める機会に 恵まれていますが、「悪童日記」の諧謔とたくましさに比べると 彼女の行き場のない孤独がそのまま映し出されているようで 胸が苦しくなります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/11 00:24
一瞬の風になれ 2 ーヨウイー 佐藤多佳子 講談社
もう出た二巻・・。早い!!待ち遠しかったので、うれしい♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 5

2006/10/10 01:48
風の墓碑銘(エピタフ) 乃南アサ 新潮社
今週は更新が途切れがちですねえ・・。 いや、いろいろありまして(汗) しかし、更新に関しては、以前のように絶対毎日あげる!! とういう風には自分を追いこまないようにしよう・・とは思っています。 やはりこういうのは続けることが大切なんで・・。 自分で自分の首を絞めてしまったら、辛くなりますからね。 ・・・と、いいわけでもしとくか(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/10/07 23:50
No.6 #5 あさのあつこ 講談社 YA!ENTERTAINMENT
久々の刊行のような気がするなあ・・。 待ってました!!の5巻。 前回非常に気になるところで終わっていたんで、楽しみにしてました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/06 00:03
図書館内乱 有川浩 メディアワークス
ライヴ終わって放心しておりました。 あきませんねえ・・。ライヴはこの上なく楽しいけど、後遺症がでる(汗) 気合〜〜〜!! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 2

2006/10/04 23:17
ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子 角川文庫
今日息子の部屋でこの文庫本を見つけまして・・。 どうやら中古の本屋さんで自分で買ったらしい。 そういえば映画の「ジョゼと虎と魚たち」を一緒に見たことはあったなあ・・。 おせいさんを買うなんて生意気やな、と一人ごちつつ、頁を開いたら 何度も読んだはずなのに、あっという間に引きずりこまれてやめられなかった。 私はたぶんこの人の作品をほぼ読んでいるけれども、ふと読みかえすと 昔は気づかなかった言葉が、急に胸に落ちてくる。 それがわかるようになった、というのは幸せなことなんかどうなんか。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/30 01:05
薬指の標本 小川洋子 新潮文庫
この小説が、フランスで映画化され、公開されるそうですね。 小川さんの小説はフランスで人気があるそうで・・。 フランスの翻訳エージェントに招待されて渡欧した話をエッセイで 読みましたが、なんだかそれ、わかるような気がします。 あの繊細な文体で「場」を作り上げていく感じが、フランス人の好みに あってると思う・・。見たい〜!!そこで今日これを買って読み直してみました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 4

2006/09/28 22:50
夜をゆく飛行機 角田光代 中央公論新社
ホームドラマ、家族の小説なんですが・・。 この書き方が、全く角田さんらしいです。 この家族は、ちょうどばらばらになりかけているところ。 両親と家族がいて、それぞれの役割があって、わいわい賑やかに くらしてて、なんだかんだあっても、その日常になんとなく流れていってくれる。 そんな、ありふれていて貴重な人生の一瞬の時期を、崩れかけていく過程を 克明に書くことで、掬い上げることに成功している・・そう思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 3

2006/09/27 22:51
銀河のワールドカップ 川端裕人 集英社
そういえば、今年はワールドカップという物があったんですね・・。 日本が惨敗というのもあって、盛り上がりはイマイチだった気がします。 なんだか気合が入らない試合を見ながら、イライラしていたサッカーファンも 多かったのでは?そういう方は、ぜひこれを読んでスッキリして頂きたい! 子供たちの活躍に胸がすいて、「やった!!」と一緒に小躍りしちゃうような 物語です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 2

2006/09/26 22:54
今週読んだ本 3冊
はい、またナマケモノ企画です。 どうもレヴューが追いつかないままに、本がたまる・・。 まあ、全部書かなくてもいいんですけどね、書かないと忘れてしまうんで、 自分のために。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/22 23:52
ポールと小鳥 朝倉勇 童話屋
詩人であり、コピーライターである朝倉さんが、初めて書いた 童話。70という年齢を過ぎて、初めて書かれた童話です。 著名な方なので、出版にもたくさん知り合いがおられるはずなんですが 朝倉さんは、これを書き上げて、一面識もない童話屋の編集の方に 送られたらしい。童話屋のHPによると、その編集の方はすぐさま 出版を決めたそうで・・。初出版にして装丁が安野光雅氏というすばらしい 本に仕上がっています。内容もとても素敵でした。朝倉さんが子供たちに 伝えたいことが、美しい言葉とやさしい物語とな... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/09/22 00:27
センセイの書斎 イラストレポ「本」のある仕事場 内澤旬子 幻戯書房
さまざまな「センセイ」の書斎をイラストと文章でレポした本。 「本」はお金と同じでさびしがりである。 たくさんあるところに、よってくる(爆) もっとも、お金はそのたびに出て行ってしまうのだけれども。 ウチにも大量の本があって、いつかNDC(日本十進分類法)にしたがって 分類してやろうと思ったりするんですが、「書斎」というすばらしいものがなく、 とにかく各部屋の本棚に詰め込んである、という乱雑さ。 生来のナマケモノである私にはそれがいつになることやら、全くの不明です。 しかし、ここに... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2006/09/20 23:51
八月の路上に捨てる 伊藤たかみ 文芸春秋
芥川賞受賞作です。 むりくり一冊の本にしました、というのが匂う本ですが(爆) この際、それは仕方ないですね。旬のときに発売しないと・・・。 文芸春秋の活字で読むのがちょっと苦手なんで、単行本の発売まで まってた私としては、うれしい限りでございます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2006/09/20 01:28
名もなき毒 宮部みゆき 幻冬社
宮部みゆきさんは、やはりミステリーの女王ですねえ・・。 見事、と言わせてイタダキマス。 今日これを読み出して、私はご飯を食べるのめんどくさく なるほど没頭しまして、ほんとに一気読み。お昼はリンゴをかじった だけですませてしまった、という。 導入のうまさ、伏線の見事さ、一見関係ないように見えたことが どんどん重なり合って盛り上がっていく、最後まで切れない緊張感。 う〜ん、と唸ってしまった。もう物語を書くために生まれてきたような 宮部さんですが、やはりミステリーを書かせると、右に出る... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 12 / コメント 4

2006/09/19 00:31
大きな本屋さんで 
昨日久々に、「おいしい本箱」の相方とジュンク堂にいってまいりました。 ひさしぶりに行くと、いや〜、たっくさん本がでてますねえ・・。 メモ帳を真っ黒にし、そしてまたしても懲りずに本を買って帰ってきました。 (いい加減にしろって・・。) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/15 22:46
アルフレッド・クロップの奇妙な冒険 リック・カンシー 堺三保役 ソフトバンククリエイティブ
現代版アーサー王伝説・・ということろでしょうか。 途中までそうとはわからずに読んでました。 まあ、「剣」が出てきたところで、そうと気づけ、というところですが・・。 そのあたりが欧米人ではない、もしくはゲームをやり慣れた世代じゃない、 というところなのかあ・・. それがわかるまでの方が面白かった。この「真実の剣であり、王者の剣」という ものが「存在する」ということが絶対の前提になっている、というファンタジーに どうも馴染めない。一神教の匂いがするからなのかしら。 フィリップ・プルマ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/15 16:44
ダック・コール 稲見一良 早川書房
先日この人の「セント・メリーのリボン」を読んでから、そのかっこよさが 忘れられず・・。またしても図書館から借りてきてしまいました。 そして、やっぱり一人つぶやいてしまった。「かっこいい・・」 短編6つからなる「鳥」をテーマにした連作なんですが、その一つ一つが ドラマチックで、舞台も設定もこれでもか!というほど凝っていて、素晴らしい。 恐ろしくたくさんの本を読んでおられる気配もあり、しかもリアルな「生」の 手ごたえに満ちています。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/09/13 21:03
少し変わった子あります 森博嗣 文藝春秋
森博嗣さんの、「奇妙な味」とも言えるような、面白い味の小説。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/09/11 23:15
ハチミツとクローバー 10巻(最終巻) 羽海野チカ 集英社
あああ・・。今日一体日本中でどれだけの乙女&片思い男子が これを読んで泣いているのだろうか・・。 すいません。私も泣きました。おばちゃんなのに、思いっきり泣きました。 息子が帰ってくるなり、このマンガひったくって、皆がゴハン食べてる 横で鼻水たらして・・(コワい)この作品には、これまでも散々泣かされて きたんですが、最終巻は、格別ですね・・。切なくて、でもなんだか 幸せで、ハッピーエンドではないのに、「あ〜、良かったなあ・・」 と思えた。よくここで終わりましたね。 これだけの人気... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/09/09 22:57
今週読んだ本
本は割とあっさり読めるんですが、一つ一つにレヴューを書くのが おいつかない・・。どうやら私は長い文章は一日一つしか書けないらしい(汗) で、まとめちゃおう、というものぐさ企画です。 涼しくなったせいか眠いんですよね・・。お昼寝が気持ちいい・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

2006/09/08 20:40
木槿の咲く庭 スンヒイとテヨルの物語 リンダ・スー・パーク 柳田由紀子訳 新潮社
第二次大戦中の朝鮮を舞台にした、兄と妹のお話です。 こう・・正直に言いますと、やはり日本に住んでる側としては、 こういうテーマの本を読むのは、気が重いものがありました。 特に最近の、この戦争責任の問題に関しての世情はとげとげしく 報道を見ているだけでも、やりきれない思いに襲われてしまうので・・。 いつまで憎みあわなければならんのか・・。ほんとにやりきれない。 でも、この物語は静かな、感受性豊かなスンヒィという少女の目を 通して描かれた、誠実な家族の記録でした。そして、やさしく穏やか... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/09/06 23:55
少女小説から世界が見える ペリーヌはなぜ英語が話せたか 川端有子 河出書房新社
この本は少女小説、特に日本で愛され、長く愛されてきた5編の 小説にスポットをあてて、歴史的な背景からこれらの物語を読み解こう とする試みの本です。少女の頃に、どれも繰り返し読んだ本ですが、 こうやって専門家の視点から読み解いてもらうと、また違った一面が見えて 面白い。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/09/05 23:21
新耳袋コレクション 恩田陸編 木原浩勝・中山市朗/著 メディアファクトリー
現代の怪談を集めた「新耳袋」のシリーズから、恩田陸さんが 選んだ九十九の話をあつめたもの。 いわゆる「怪談」から連想する幽霊話ではなく、ちょっと不思議な話、という 構成になっているのが恩田さんらしい。 「何だか引っ掛かる。よく考えると怖い。不条理だ。」 という話に惹かれる、という恩田さんが選んだ話は、読んでいると、ふっと 異空間にさまよういこむような感覚を引き起こす。 「新耳袋」は全部ではないけれども、目についたら読むので この中にも知っている話もけっこう含まれていたんだが、 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/09/02 21:25
ひなぎくの冠をかぶって グレンダ・ミラー 伏見操訳 
家族の誰かが亡くなってしまった時、それがもしかしたら自分の せいではなかったか、自分にはもっとできることがあったのに それをしなかったせいで、大事な人を失ってしまうことになってしまった んではないか、と思う・・。でも、この思いは心に重たくて、なかなか 人に語ることも、自分で消化することもできないもの。 だって、失った人は二度と帰ってこない・・。そんな思いをやさしく 解き放つ物語でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/01 23:49
WILD CATS 完全版 清水玲子 白泉社
完全版・・ということで、読んでいない「WILD CATSV」を含む 全4作品が収録されてます。もってるんですよ、これ。 しかし、この最後の未収録のために買ってしまいました。 清水玲子さんの作品は大概買ってしまう。(輝夜姫はちょっと辛かった ですが・・。長すぎましたね、あれは)今は「秘密」がお気に入りですが、 この「WILD CATS」も好きな短編です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2006/08/31 22:41
セント・メリーのリボン 稲見一良 新潮文庫
この本をどこかで見かけて、ふと図書館で借り、しばらく そのままになってました。この稲見一良、という作家を私は 読んだことがない。初めて読む作家の本は、向こうが「読んで」と 呼びかけてくるのを待つことにしています。「出会う」時がある、と 思うので・・・。今日呼ばれたので、この本に身を浸してみましたが、 とても読み応えのある一冊でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/08/30 22:07
エンデュミオン・スプリング マシュー・スケルトン 大久保寛訳 新潮社
これ、2300円するんですね・・。(自分は図書館で借りた) 装丁も印刷も凝った作りで、いい感じです。 たった一冊しかない幻の本をめぐるお話なんで、 やっぱりそこは凝らないとね・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/08/23 21:53
ざらざら 川上弘美 マガジンハウス
短編・・いや、掌編というべきかな。23個の女心。(女心は「個」で いいのか?)自分の心を撫でてみた時に、ちょっとざらっと掌に ひっかかる気持ちを、川上さんらしい、ユーモアと機微でちょこん と掬ってならべてあります。全部楽しい。女同士の暗号がたくさん ちりばめてある感じ。面白いと思ったところに付箋を貼ってたら 本が角だらけになってしまった・・。意味ないやん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 8

2006/08/18 23:14
ひかりをすくう 橋本紡 光文社
昨日このレヴューを半分くらい書いていたのに、なぜか保存エラー で消してしまった・・。う〜ん・・。これは凹みますね。 ま、気を取り直してもう一度・・・。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 0

2006/08/17 23:03
オンタロスの剣 (クラッシュ・ブレイズシリーズ) 茅田砂胡 中央公論新社
クラッシュ・ブレイズのシリーズ5作目。 今回も小ネタかと思いきや、ルウがえらい目に・・・。 しかし、ケリーを助けたがために、こんなイヤな目に何度も あうとしたら、こりゃたまらんよなあ。 リィやケリー、ジャスミンの活躍よりも、ルウをひどい目にあわせた その人たちに、果てしない気持ち悪さを感じてしまった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/08/16 01:12
温室デイズ 瀬尾まいこ 角川書店
いつも温かくやさしい気持ちを届けてくれる 瀬尾まいこさん。「中学生の戦う姿」を書いた、というこの作品は なかなか苦くて、辛い。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 6

2006/08/14 21:50
配達あかずきん 威風堂書店事件メモ  大崎梢 東京創元社
「これ、むっちゃ面白いで」という読書仲間の友達に すすめられて読んだんですが・・。ほんとに、むっちゃ 面白かった!!ミステリ・フロンティアのシリーズは掘り出し物 が多いんですが、これはアタリ!!でした。 本好きにとって、一番ウキウキドキドキする本屋さんという 場所。そのお仕事の一部始終を知る楽しみと、そこで起こる 本にまつわるちょっとした事件の謎が、とてもいい感じに まとまっています。出てくるキャラも、個性があってとっても楽しい。 何よりも、本を売るということに愛情を持っていると... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 7

2006/08/12 22:13
LOVE or LIKE  石田衣良 中田永一 中村航 本田孝好 真伏修三 山本幸久 祥伝社
人気作家6人による恋愛アンソロジー。 恋愛・・からはほど遠くなっちゃいましたが、恋愛モノは好きかな。 それも、こういう若い青春の恋愛が好きやなあ・・。 初々しいいい感じの恋愛がそろった短編集でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/08/11 21:16
ひとがた流し 北村薫 朝日新聞社
昨日は息子と母親と文楽を見にいってまして。 久しぶりの文楽、「夏祭」。なんと舞台の上にテロップが出る ようになっていて、驚いた!まあね、若い人には呪文にしか聞こえない だろうから仕方ないか・・。でも、けっこう字が出る、ということが気になる 私はお年寄り・・。字に反応しちゃうんだなあ〜・・。 でも、それをのけたら、あの空間は変わらないなあ。以前なら玉男師匠が 遣っていた団七を玉女さんが遣ってはったのと(なかなか素敵な団七でした) 蓑助師匠の使うお辰が、昔より一層深みが増していたのが印... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 7

2006/08/10 22:03
ケッヘル 上下巻 中山可穂 文藝春秋社
渾身の、といってもいい中山可穂さんの作品。 芸術や才能ってもんは、ほんとに人間を引きずりまわしますねえ・・。 これ、半年くらいかけてドラマに摂ったら、さぞ面白かろう。 そう、「ドラマ」の匂い。昔親達と一緒にかろうじて見ることを許されて ドキドキしながら見た「ドラマ」なんだよねえ・・。 だって、出てくる人が、みんな普通じゃない。 一癖、二癖・・いや、ほんと。 これを読んだ友達が「天才と変人ばっかり出てきた」と言ってましたが、 一人ひとりのキャラが非常に濃い!! 昔テレビで見る人た... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 9

2006/08/05 23:01
ベラスケスの十字の謎 エリアセル・カンシーノ 宇野和美訳 徳間書店
これは一応児童書なんですが・・。 どうなんだろう、ちょっと難しいかな? 絵画やベラスケスを全く知らない子どもがこれを読んで理解できるかな、 と思いつつ。 でも、後で書きますが、これは絵画モノとしてではなく、この主人公の ニコラスの物語として読むほうが面白いかもしれない。 ベラスケス。17世紀の画家として、巨星のような存在ですね。 後世の多くの画家に影響を与え、今でもプラドの一室は、この 「宮廷の侍女たち」(ラス・メニーナス)のために用意されているんですから。 私はこのラス・メニ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/08/04 21:58
赤々煉恋 朱川湊人 東京創元社
幻想と死の匂いのする短編5篇。 こういう非日常の世界は、けっこう好きです。 心の裏側にあるいろんな、生の匂い。生きている、ということは きれいごとじゃない。誰にもいえない欲望や、秘密や、忘れられない 思いを抱えて生きている・・そんなものがない人、というのはいないんじゃ ないかしらん。そんな秘密と背徳の匂いを漂わせた短編集。 朱川さんは、こういうのを書かせると、素敵やなあ・・。 残酷さ、後ろ暗さの中に、人間らしい詩情が漂うところが、いいと思う。 頭の中の、いろんな幻想を綴るだけでは... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/08/03 23:43
灰色のピーター・パン 池袋ウエストゲートパークY 石田衣良 文藝春秋
池袋ウエストゲートパークのシリーズ六作目。 安定感。一言で言うと、それか(爆)マコっちゃんは、あくまで モテなく、さりげなく、しかも事件が絡むと、かっこよく・・・。 (あ、でも今回最後にもててたなあ) マコっちゃんのやること、なすこと全部ツボにはまってきれいに解決 しすぎやん、という感じはあります。Gボーイズのタカシ君に頼りすぎてんの ちゃうのん、という感じもあります。皆がみんな実はいい人すぎるや〜ん、という 感じもあります。でも、それもひっくるめてこのシリーズは、やはり好きだなあ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/08/02 22:03
本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子 佐藤さとる あかね書房
これを図書館で見つけ「佐藤さとるさんの新刊だ!」と 興奮してしまった・・。「誰も知らない小さな国」のシリーズ は、幼少のみぎりの愛読書。大人になって読み返したら、またまた その深い教養と見事なオリジナリティーに脱帽いたしました。 日本の古典や、民俗学・歴史に対する並々ならぬ理解がおありに なるのでは・・。尊敬する児童文学の方は、そういう方が多いですね。 「教養」というものが、自分を深く教え養うものである、ということを 痛感いたします。この「天狗童子」も、平家物語や浄瑠璃といった ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/08/01 23:52
Sちゃん写真館 夏の空
どうやら関西地方までは梅雨があけたようです。 梅雨があけた途端に、ウチの家にアリが侵入(汗) いや、参った参った・・。 今日はきれいなSちゃんの写真で心を洗おう・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/07/27 22:38
今日のマンガ
テレプシコーラ 9巻 山岸涼子 メディアファクトリー ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/26 23:03
優しい子よ 大崎善生 講談社
ドキュメンタリーと小説・・。その違いはどこにあるのだろうか。 そんな事を考えながらこの小説を読んでいた。 この本に納められた4編の小説は、どれも実話も元にしたもの。 元々ドキュメンタリーからこの世界に入られた 作者であり、この物語もそこから始まった二つのドラマを 書き綴ったもの。ドキュメントとしても十分に魅力的な題材だけに、 これを小説にした作者の気持ちを考えてしまいました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 4

2006/07/26 00:23
初恋温泉 吉田修一 集英社
恋人と、温泉・・。そんな素敵なシチュエーションに 陥った経験は、ございません・・(爆) 経験はございませんが、その旅が、ホテルに泊まったりするのとは ちょいと趣が違うものだろうな、ということは想像できます。 妄想派なんで・・。ホテルだと、もうチェックインしちゃえば完全なる密室 で、閉じられた世界なんですが、温泉は違います。 ずらっと仲居さんが並んでお出迎えしてくれたりする。 しかも、部屋にも仲居さんが来たり、しますよね。お茶いれてくれて、 会話なんか交わして、心づけなんて渡したり... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/07/23 23:16
きみがぼくを見つけた日 オードリー・ニッフェネガー 羽田詩津子訳 ランダムハウス講談社
これは、以前に「タイムトラベラーズ・ワイフ」というタイトルで 単行本になっていたものを改題して文庫本化したもの。 その時にも読みたいな、と思いつつそのままになってたんですが、 文庫本になったのを機に、読んでみました。 「タイムトラベラー」という発想はSFとして昔からあるものなんですが、 それを非常にリアルに、また妻との愛情を濃く投影したことで、 なかなか素敵な物語になっていました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/21 23:28
うちのネコが訴えられました!?実録ネコ裁判 山田タロウ 角川書店
今よくあるブログから出版された本なんですが、これが けっこう面白かった。ある日、いきなり「御宅のネコが、うちの車に 傷をつけた」という訴状が筆者の家に届くわけです。 事前の話し合いも何もなく、ですよ。 裁判って、こうやって一方的に送られた訴状でも、受けてたたないと 負けてしまうんですね・・。弁護士さんの費用だってバカにならないし、 精神的な苦痛も、並大抵でなく、ほんとにほんとに手間がかかる。 読んでいると、こりゃ大変だよなあ、とタメイキがでました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/20 22:24
ドラママチ 角田光代 文藝春秋
コンスタントに作品を発表されている角田さん。 安定感がありますね。どれを読んでも、あまり外れがない。 この作品集は辛口な、角田さんらしい物語達でした。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/18 23:28
銀の犬 光原百合 角川春樹事務所
光原さんの、新作です。あまりたくさん出さない方なんですが、 やはり発売をいつも楽しみにしてる作家さんです。 友達にも好きな人がたくさんいて、今回この本が出たのを皆で キャアキャア言って喜びましたわ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2006/07/18 00:31
バレンタイン 柴田元幸 新書館 
翻訳家として名高い柴田さんの、これはオリジナルの 短編集です。作家の方々が、外国の作品を翻訳されることは よくあって、ここでも度々取り上げてきましたが、反対のヴァージョン は、なかなかない・・。翻訳、というものは、自分の色をだすのではなく、 原作者の意図や言葉遣いにどこまで肉薄しつつ、母国語で無理なく 読める形にするか、という作業なのではないだろうか。黒子、なんですよね。 その日頃黒子に徹しておられる方が、どんな自己表現の欲求を持って おられるのか、そこにとても興味がありました。 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2006/07/16 00:49
はちみつとクローバー 9巻 羽海野チカ 集英社
親子ともども、やたらに楽しみにしてた、ハチクロ・・。 なぜか自分が買う、と言い張る息子が買ってくるのを待って、 とりあえず一気読み・・。一通り全員読んだところで、ゆっくり 読み直しました。息子が言うには、「ダークハチクロ」だそうで・・。 確かに、今回は重い展開。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 3

2006/07/15 00:52
直木賞、芥川賞決定
発表がありましたね、直木賞と芥川賞。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 5

2006/07/13 23:24
僕らの事情 デイヴィッド・ヒル 田中亜希子訳 求龍堂
男の子同士が、じゃれて遊んでいるのを見るのが、けっこう 好きだ。もう、眼一杯、他の事をまったく考えないで遊ぶ 男の子達を見ていると、生きている喜び、という言葉が浮かんで くる。この「僕らの事情」を読んで伝わってくるのは、確かに不条理な 病気に対する切なさもあるのだけれど、等身大の「生きている喜び」。 自分が置かれている状況に対して、腐らず、最後までユーモアたっぷりに 生きた普通の、でも特別な男の子の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/13 00:21
ハーフ 草野たき ポプラ社
草野さんの作品は、いつもふんわり心地いい。 ふわふわ揺れて、どこかにいってしまいそうな風船をそっと 捕まえるような、やさしさに満ちている。 この作品も、お父さんと僕と、犬のヨウコという家族に、プレゼントを貰った気分。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

2006/07/12 00:27
エアボーン ケネス・オッペル 原田勝訳 小学館
昨日は急にやってきた暑さにダウンしてしまい、更新できず。 すんません・・。ナマケモノなもので(汗) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/11 01:06
梨木香歩 「裏庭」に寄せて
いつもコメントを頂くknobさんに、とても素敵なカキコミを頂きました。 そのコメント欄にお返事しようと思ったのですが、字数が足りないし、 読みにくくなってしまうので、別に記事を立ち上げさせていただきます。 いや、こんな素晴らしいコメントを頂くのは、こういうブログをしていて 一番うれしいことです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 10

2006/07/09 00:07
びっくり館の殺人 綾辻行人 講談社
今日も今日とて、講談社ミステリーランド(爆) おかしなもんで、一緒に図書館の順番が回ってくる、という・・。 しかし、こうやってまとめて読むと、これは子供向けシリーズなんか? という疑問が(前からあるけど)ふつふつとわいてきますね。 子どもをダシにして、大人も楽しもうという感じですが。 綾辻さんも、お得意の館シリーズ。 古い洋館に、妖しい少女のしゃべる人形、という正統派館モノです。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/07/07 23:56
銃とチョコレート 乙一 講談社
ほんとうに久々の乙一の作品。 待ちましたね、ほんと。しかも、書き下ろしで・・。 この講談社ミステリーランドのシリーズは、けっこう凝った装丁なんですが、 この本も非常に乙一らしい、ダークな作りになってます。 それを見るだけでも、面白いんですが、中身もこれまた乙一らしいものでした。 人間の、人に向けてる顔の裏にあるものが、次々と現れてくるところが 非常に乙一らしい。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 7 / トラックバック 7 / コメント 2

2006/07/07 00:36
東京バンドワゴン 小路幸也 集英社
本の最後に「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に 届けてくれたテレビドラマへ。」と献辞があって、じ〜んとしてしまった。 「昔のホームドラマの匂いがするなあ」と思いながら読んでいたから。 たくさんの世代のいる大家族、「稼業」というもの、ご近所の人たち、 頑固な親父さん。涙と笑いと、ちょっとした事件。 そんな懐かしいものをたっぷり感じさせてくれる、素敵な本でした。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 9 / コメント 4

2006/07/06 00:12
うそうそ 畠中恵 新潮社
身体の弱い若旦那と、妖(あやかし)たちが繰り広げる 人気シリーズ、第五弾。今回は長編です。なんと湯治にでかけた 若旦那!でも、やはりドタバタに巻き込まれれてしまって・・・。 ちょっとハラハラしました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2006/07/04 23:35
先輩と僕 沖田雅 メディアワークス 電撃文庫
「先輩」と「僕」。男と女。だったはずが・・。 よくある「とりかえばや」のお話なんですが、その設定が 目新しく思えるほど新鮮な作品になっていて、楽しいです。 守るものと守られるもの・・。普通こう考えると男が守り、女が 守られる、という図式になるんですが、この「先輩」の男らしさといったら・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/02 22:11
帝都衛星軌道 島田荘司 講談社
島田御大の自信作!だそうです。 これが、傑作と言っていいのか、それとも小ネタといって いいのか悩むところなんですが、とりあえず面白かった んで、私としてはけっこう満足です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/07/02 00:17
マンガ二冊 こうの史代 & 川原泉
ま〜たぞろマンガを買ってしまった・・。 世の中にマンガ貧乏、本貧乏というのがあれば 私はそれだわ、全く・・。「道楽」というのには、財政状況は 厳しいのに・・・。「もうマンガ買うの、やめなあかんわ〜」と 息子にこぼしたら「やめられるもんならやめてみ」と言われた(汗) ははは・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/30 23:29
キッドナップ・ツアー 角田光代 新潮社
今日はえらく暑い日でした。 クーラーが嫌いなんで、汗だらだら流しながら耐えるん ですが・・。本を読もうと思いつつ、ミステリーは頭に入って こないし、恋愛モノは暑苦しい・・。 で、これを読み始めたら、このシチュエーションで読むのに ぴったりでした(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/06/30 00:17
貴婦人Aの蘇生 小川洋子 毎日新聞社
「ミーナの行進」を読んでいて、なんとなくこの作品が 気になり、久しぶりに再読してみました。 面白いことに、そう思って眺めるせいか、この物語は 明るく暖かい「ミーナの行進」の裏返しのような世界なんだなあ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/06/29 00:33
あなたに不利な証拠として ローリー・リン・ドラモンド 早川書房
なんとも、久しぶりにがっつり読み応えのあるミステリーでした。 いい、という評判は聞いていたんですが、ちょっと予想を超えた。 これは嬉しいことです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/06/28 00:21
最近読んだマンガ 
なんだか今日はがっつり長文を書くのがしんどいので、 マンガを並べて字数を稼ごうという魂胆です。 んふふ。まずはこれから。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 4

2006/06/25 22:46
きみときみの自転車 沢村凛 学習研究社
沢村凛さんの児童書をはじめてよみました。 どうやらこれは「ぼくがぼくになるまで」という作品の 続きらしいですね。でも、これだけで独立した物語の ようなんで、まあ、いっか・・・と。またそっちも読んでみよう。 ファンタジー大賞の優秀賞から作家になられた方なんですよね。 これは、そっちも読んでみないと・・・。 ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2006/06/24 23:54
被爆のマリア 田口ランディ 文藝春秋
え〜、酷評警報です(これは、「本を読んだら・・・」のゆうきさんのまねっこ) この物語をいいな、と思ったかたは読まないでくださいね〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/23 22:31
押入れのちよ 荻原浩 新潮社
うん、面白かった。 一つ一つの短編がよく練られていて、よく考えてあるし、 文章も丁寧だし。細かいところまで気配りがされていて 読んでいて安心できる。でもなあ。なんだか物足りない。 なんでかな〜、とここ数日考えてました。 多分これがホラーなんだからだと思う。 いや、単なるホラー(というのもおかしいけど)ならこれで 十分なんですが、荻原さんの狙ったものは、もうちょっと違う ものじゃなかったのかと。 荻原さんでなければ手放しでほめちゃうとこなんですが。 この「押入れのちよ」という本... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2006/06/22 22:49
陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎 祥伝社
気になっていた「陽気なギャング」の続編をやっと 読みました。シリーズものの楽しさ、十分に味わいました。 このシリーズは、それぞれのキャラがはっきりしてて、 うんうん、この人ならこう言うよな、とニヤニヤしながら 読めてしまう。ちょっと時代小説の楽しみにも通じるとこが ありますね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 8

2006/06/21 23:37
風に舞いあがるビニールシート 森絵都 文藝春秋
恋人に嫌がられながらも、ワガママなパートナーの作るお菓子に魅入られてしまった女。捨て犬の里親を探すボランティアのために夜の仕事をしている女。 あまりにも文学にいれこみすぎて、時間がない男。仏像の修復をしながら、その仏像に取り付かれている男。十年前の約束をなんとか果たそうとする男。そして、難民の少女を助けるために死んでしまった元夫が忘れられない女・・。なにかにとらわれた人たちの六つの物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 7

2006/06/20 23:52
揺らぐ世界の調律師T  津守時生 角川ビーンズ文庫
津守さんの本は大体読んでるなあ〜。 カワランギサーガラのシリーズ、マリリンのシリーズ、 そして「三千世界の鴉を殺し」のシリーズ。 この物語は初めてビーンズから出すという、全くはじめての キャラと世界の物語です。 音楽で世界を作り直す「調律師」という設定が、なかなか素敵です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/19 22:14
夜の朝顔 豊島ミホ 集英社
先日読んだ豊島さんの「陽の子雨の子」は、ちょっと どう捉えていいかわからなかった。若い男の子を家においている、 ということがただポンと書かれていて、そこにあまり感情が付随 していない、っちゅうか・・。雪枝という女性にも感情移入できなくて ただ「へ〜」と思って読んだだけで、それ以上感想がでてこなかった んでスルーしてしまったんですが。中学生の前でことに及ぶということ が、感覚的にダメでしたね。これは同じ年頃の息子がいるからなのか、 どうなのか。青春の停滞する憂鬱、だったのかなあ・・。... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 1

2006/06/17 22:38
流れ星が消えないうちに 橋本紡 新潮社
私は橋本さんの作品を全部は読んでいないのですが、 この本は登場人物がいつもよりちょっと年上ですね。 恋人を事故でなくしてしまった奈緒子。旅行先で一人死んで しまった恋人の加地君は、その時別の女の子と一緒だった。 たまたま旅行先で知り合ったどうってことない女の子だったのか。 それとも、加地君はその女の子に特別な思いを抱いていたのか。 その割り切れない気持ちを抱いたまま、一年半がたっている。 その奈緒子と今付き合っているのは、加地君の友人だった巧。 彼も奈緒子と付き合っていることに罪... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/06/17 00:38
ミーナの行進 小川洋子 中央公論新社
この物語の中に流れる時間がえらく気持ちよくて、 一息に読み終わるのがもったいなく毎日ちょっとずつ 読んでました。時々ありますね、こういういつまでもひたって いたい本、というのが・・。懐かしくて、暖かくて、快い。 さよならしたくなかったなあ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 15

2006/06/15 23:22
モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム NHK出版
本も人と同じく、出会うべき時に出会うような気がしている。 この本も、随分前に出版されていたのは知っていたのだけれど、 その時はなんとなく読まずにいた。もったいないことをしたものだと 思うが、きっとその時に読んでいても、私はこの本を自分の心に 受け入れることができなかっただろう。先日薦めてくれる人がいて、 この本を今手に取った。それは、この本と私との幸せな出会いだったと 思う。この本は、ドキュメント。そう、このモリー先生は実在したのだ。 絵空事ではなく、本当にこうやって生きていた人が... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/06/14 23:54
母への詫び状〜新田次郎 藤原ていの娘に生まれて〜 藤原咲子 山と渓谷社
幼い頃の記憶というのは、なんて人の心を縛るものなんだろう。 それが辛くて激烈なものであるほど、心に食い込んで離れない。 作者は、作家・新田次郎と藤原ていの娘。長兄は航空学者。 そして次兄は、今をときめく数学者・藤原正彦さんである。 このきら星のような家系に生まれたことの影の部分が、この 本に凝縮されているようだ。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 1

2006/06/13 23:12
ひな菊とペパーミント 野中柊 講談社
可愛らしいお話を読んでしまった・・・。 少女マンガの世界だなあ。 離婚した両親の間でやきもきしている女の子。 もうすっかり離れた生活がなじんでいる両親にいらついている。 まだ家族だった頃が忘れられない。 でも、どうやら父親に恋人ができたらしい。 そして、その父親の恋人の息子が、どうやら同じ学校で皆の噂に なるくらいかっこいい男の子。二人は親たちの再婚を阻止するべく 付き合っているふりをしようとして・・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/12 21:25
強運の持ち主 瀬尾まいこ 文藝春秋社
瀬尾さんの本がとても久しぶりのような気がする・・。 彼女の一連の作品は、今の女性作家のほのぼの系の先鞭を つけたんじゃないか、と思ってます。女性ならではの日常的な 感覚を大切にしながら、その時の気持ちの流れを素直に追う 小説。西加奈子さんや飛鳥井千砂さんは、瀬尾さんの成功が なかったら出てきにくかったかもしれない、と思ったりします。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 10

2006/06/11 22:31
おとぎ話の忘れ物 小川洋子 樋上公美子 集英社
小川さんの文章と、樋上さんの絵が素敵にマッチングした 本。おとぎ話と小川洋子さんって、もうタイトル聞いただけで 「ああ、似合う〜!」と思ってたんですが、やはり正解ですね。 おとぎ話の隠微さや残酷さが匂いつつ、この手の本によくある それを狙ったような下品さが全くない。 一言一言が淡いオーラを放つ小川さんの文章の緊密さが、 素敵。硬質でいて、お口にふくむと、ふっととろける感じです。 そうそう、やはりキャンディみたい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/09 01:03
ウラナリと春休みのしっぽ 板橋雅弘 講談社
今日はSちゃんの写真をアップしようと思ったのに・・。 画像がまたしてもアップできない!ほんと困るんだよねえ。 ほんで、小川洋子さんのきれいな本にしようと思ったけど、 あ、それも画像がなくちゃ意味ないやん、と・・・。 それでこれに変更。これもかわいい表紙が見せたいのに! もう!しっかりしてくれ〜い! ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/06 23:48
若者殺しの時代 堀井憲一郎 講談社 & 環境問題のウソ 池田清彦 筑摩書房
新書二冊。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

2006/06/05 23:54
きみの歌が聞きたい 野中柊 角川書店
いつも繊細な語り口の野中さん。 この物語に出てくる三人の主人公達も、野中さん独特の 心象風景に彩られて、半透明の貴石のように光をすかして きらめいている。恋人を持つ夫との生活をきっちりルーティンを 守って送っている美和、自分を捨てて男のところに走っていってしま った母親のことが忘れられない絵梨、崩れてしまった自分の家庭に 帰ることができないままにあちこちを泊まり歩くミチル。 追えば追うほど逃げてしまう、自分や家族の思いが三人ともに、ある。 そこから抜け出して絵梨のところに集まる三... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/06/04 21:59
FLUSH (フラッシュ)  カール・ハイアセン  理論社
軽快なテンポとストーリーテラーぶりで人気のカール・ハイアセン が、ティーンエイジャーに向けて書いた作品。 「HOO」も大人気ですが、この物語も手に汗にぎる展開で、楽しく 一気読み。子どものようなお父さん。・・・だから、息子と娘はしっかり者。 手を離したらどこまでも飛んでいく夫を持ったお母さんは、地に足ついた 現実主義。そして、いきなり登場する、海賊ばりのおじいちゃん。 これは、こよなく海を愛する家族の物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

2006/06/04 15:04
木もれ陽の街で 諸田玲子 文藝春秋
諸田玲子さん初の現代小説らしい。 今は亡き向田邦子さんや幸田文さんの小説やエッセイを思いだして しまうような、昭和20年代の東京、荻窪の家庭を舞台にした 小説。しっかりと躾けられた長女がした、家族に言えない秘密の恋。 こういう昔の抑えた恋って、今の「S○Xできれいになる」などと雑誌で やたらに恋愛が奨励?激励?強制?される時代よりも、かえって 色っぽく思えてしまう。恋愛が消費ではない時代の恋・・。 ドキドキしてしまう。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/06/03 23:39
生霊わたり クロニクル千古の闇2 ミシェル・ペイヴァー 評論社
舞台は6000年前の、ヨーロッパの太古の森。 農業も文字も金属も発明されていない時代の人々の生活を、 考古学を参考にリアルに再現してある。オオカミの言葉を話せる 不思議な力を持つ少年、トラク。部族ごとに行動を共にする風習 から離れて、父親と二人だけで森から森へさまよい続けた生い立ち を持つ。あるひ父親が大きなクマの形をした悪霊に殺される。 死の間際に父親が残した言葉をたよりに、知り合ったオオカミの子を つれ、トラクの放浪の旅が始まった。 トラクはオオカミの子とともに精霊の山に... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2006/06/01 22:01
眠れぬ真珠 石田衣良 新潮社
読んじゃった。うわ〜、うわ〜、ちょっとこれはいいのか、 と思いながら一気読み。年の差17歳、45歳の女性と 28歳の青年との恋のお話です。 あ、ちなみに私と剛くんの年の差は・・・むにゃむにゃ・・。これに 近いものがありますな(誰も聞いてないやろ!)だから余計になのか、 読んでいて妙に気恥ずかしかった。(意識してるとこが我ながら気味悪いな) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 3

2006/05/31 23:00
深淵のガランス 北森鴻 文藝春秋
北森さんお得意の美術もの、それも絵画修復師のお話 ということで、期待大。そして読み出したら、なんとかっちょいい じゃございませんか、佐月恭壱!腰までの黒髪にニヒルな横顔、 そして表の顔は花師、裏の顔が絵画修復師なんて・・。 作務衣、というのがマイナスポイントでございますが(やはり ここまでするなら和服の着流しで)ま、二枚目が着るなら許すか・・。 この絵画修復という素材自体がまず魅力的です。 もちろんそれを書くには綿密な知識と見識が必要なわけで、 冬狐堂などのシリーズを見てもその造... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/31 22:00
SWITCH スイッチ さとうさくら 宝島社
第一回ラブストーリー大賞の審査員絶賛賞受賞作。 ラブストーリーというよりかは、一人の女性の成長物語なんですが・・。 ず〜っと仏頂面をしているこんな女の子の話がラブストーリーの賞を もらった、というところが面白かった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/31 21:18
追悼 米原万里さん
米原万里さんが亡くなられました。 闘病生活をなさっていたのは週刊誌のエッセイなどを読んで 知ってはいたのですが、まさかこんなに早く亡くなられるとは 思っていませんでした。 少女の頃に、プラハで暮らした経歴をお持ちだった米原さん。 そのせいか、大陸的なおおらかさと骨太さ、そして多角的な 物の見方がそなわった大人の女性でした。 文学をこよなく愛されていた。ユーモアとともに、人生にしっかりした 羅針盤をお持ちだったように思います。もっと彼女のエッセイを読みたかったなあ・・。 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/05/30 22:12
八本脚の蝶 二階堂奥歯 ポプラ社
編集者であり、おしゃれに人一倍気を遣う人であり、 非常に美意識の強かった奥歯さんの日記。 ・・・彼女は最後の日記を書いたあと、自死されてしまったらしい。 これを読んでいても彼女が恐ろしく頭の良い人だったことがわかる。 時々はさまれる本のレヴューの鋭いこと。 彼女は言葉という曖昧な入れモノに果敢な闘いを挑んでいた。 言葉は見つめすぎると霧散してしまう、逃げ水のようなもの。 その逃げ水を捕まえようと、一生をささげてしまった・・。 そんな気がします。 繊細であればあるほど美しさと... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/29 21:55
最近読んだマンガ 
つらつらとマンガは絶えず読んでおります。 これがないと私は息絶える(大げさな) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/05/28 22:08
ナゲキバト ラリー・バークダル 片山しのぶ訳 あすなろ書房
少年と祖父の織り成す、優しく、暖かい日々。 少年と祖父というのは、少女と祖母と同じく、物語では とてもよく出てくる組み合わせです。一世代間をおくことで、 お互いにいい距離感が生まれるんでしょうね。 両親を事故でなくした少年の日々をやさしく、包み込むように みつめる祖父の眼差しが素敵だった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2006/05/27 23:18
ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー  北森鴻 光文社
北森鴻さんのライトミステリー。京都の嵐山の奥にある 名刹・大悲閣千光寺。風景抜群なのに、切り立つ石段が 参詣者の行くてをはばむ超マイナースポット。 そこの寺男であり昔は裏稼業にいた男、有馬次郎。 みやこ新聞の突貫娘・折原けい。まともに作品が書けない ミステリー作家、ムンちゃんこと水森堅。そして和尚。 この四人のもとには、いつも珍事件がころがりこむ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/05/26 23:19
盗作 上下 飯田譲治 梓河人 講談社
平凡な女子高生が、急にある霊感に襲われて 一夜のうちに素晴らしい芸術作品を紡ぎだしてしまう。 一躍有名になる、彼女。 しかし、なぜかその作品には、そっくりの先行作品があって・・。 という物語。はじめは芸術作品のオリジナリティとは何か、という お話なのかと思っていたら、だんだん違う方向に。 芸術の霊感がどこからやってくるのか、というスピリチュアル なお話だった・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2006/05/25 22:23
ぼくのメジャースプーン 辻村深月 講談社
誰かにいわれもなく傷つけられたとき。 大切な人やものを踏みにじられたとき。 それに罰を与えることができるのかどうか。 なんとも重い命題を、なんと小学生が考え、実行するという物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/17 23:15
彩雲国物語 7〜9 雪乃紗衣 角川ビーンズ文庫
・・・結局最新刊まで読んでしまった私。 ああ、もう外伝しか残っていない!さびしい・・。 だからこんなに飛ばしてよむな、っちゅうねん。 でも気になって気になって仕方なかったんだもんなあ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/16 00:14
彩雲国物語 2〜5巻 雪野紗衣 角川ビーンズ文庫
前回「はまりそう」と書いたんですが・・。 おっそろしいことに、やっぱしはまってしまいました。 読まなきゃいかん図書館の本が山積みなのに、せっせと 買ってきて先に読んでる始末(汗) おばかさんだあ。 やっぱりシリーズものは、こわい・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/12 23:34
陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎 祥伝社
これ、映画になってるんですね。 さかんに宣伝しておりますな〜。5月13日から全国公開 だそうで。それに、これの続刊がでる、という話を聴きまして。 そうだ、これまだ書いてなかったよ〜、と思った次第です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 10

2006/05/10 23:39
人生を歩け! 町田康 いしいしんじ 毎日新聞社
町田康さんといしいしんじさん・・・。なんだか不思議な取り合わせでダラダラ町を歩く、という対談集です。でもこれ二冊目なんですね。一冊目(「人生を救え!」)はまだ読んでないんですが、ま、読まなきゃ続きがわからん、というものでもなさそうだし、また今度読もう・・。二人でほんとうにとりとめもない事を、テンションひく〜くしゃべってはる、ほんとにそれだけなんですが。こう、読んでるとクスクスきちゃうんですわ。二人とももともと大阪の人で、その会話のリズムやテンポがな〜んとなく伝わってくるんですよね。ちょっと変わっ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/05/07 21:09
イルカ よしもとばなな 文藝春秋
よしもとばななさんの最新刊です。 おととい都会の本屋さんに行ったら、どっか〜んと 平積みしてありました。 ばなな人気は健在ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/05/06 23:09
私という病 中村うさぎ 新潮社
やったね!関本ホームラン!・・・って、関係ないこと 書いてますが。実はちょっと逃げたくなってるんですよね。 今日は他にも茅田砂胡さんの小説を2冊読んだし、小川洋子 さんのエッセイも読んだ。そっちを買いてもいいんですが。 これを読んでしまったから、やはり書かなきゃいかんだろうな、と・・。 でもこれだけ自分ととことん向き合う彼女と向き合うのは、 けっこう辛いことでもあります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/05/02 23:40
琥珀の望遠鏡 ライラの冒険 3 〜続き フィリップ・プルマン 新潮社
ひっぱりますね、フィリップ・プルマン。 だって、まだダイモンについて書いてないも〜ん。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/04/30 21:20
琥珀の望遠鏡 ライラの冒険 3 フィリップ・プルマン 新潮社
ライラの冒険シリーズ、最終巻です。 この物語の大いなる終結、そして新たな世界のはじまり。 この大きなファンタジーにふさわしい巻であると思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/04/29 22:56
ウイッシュリスト 願い、かなえます オーエン・コルファー 種田紫訳 理論社
「アルミテス・ファウル」が人気のオーエン・コルファー が書いた、YA作品です。 これがなかなかユーモアたっぷりの、楽しい作品。 悪いことをしようとしてあっという間に死んでしまった 女の子と、頑固なじいさんが繰り広げる冒険物語。 おかしくもちょっと悲しい物語です。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/28 16:52
にわか大根 [猿若町捕物帳] 近藤史恵 光文社
近藤さんの「猿若町捕物帳」のシリーズ、3作目。 女形の色っぽい歌舞伎役者・巴之丞と、 粋な花魁・梅が枝も、変わらず登場。しかし、 どうやらこのシリーズ、同心の千蔭が主人公で定着 みたいですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/04/27 23:15
JJをさがして アン・キャシディ 子安亜弥訳 ランダムハウス講談社
幼い時に罪を犯してしまった子どもは、その後 どういう人生をおくるのか? ふと考えただけでもいくつもの事件を思い浮かべる ことができる今、それを考えたことにない大人は いないんじゃないか、と思う。この物語は、10歳の 時に同じ年の少女を殺してしまった女の子の、その後の 物語。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/04/26 23:50
にょっ記 穂村弘 文藝春秋
ほむほむの日記は、絶対読む(爆) もう、間違いなく隙を突かれる。 ああ、もう、そこを突いてくるのね、やめて! ええ、気になってましたよ、気になってたけど、 あえて言葉にするほどじゃない。 そう思ってることを書かれると、なんでこんなに おかしいんだろう。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 7

2006/04/25 23:45
まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん 文藝春秋
久々に三浦さんの新しい小説を読むような 気がしますが・・。とっても三浦さんらしい、いい 雰囲気の小説でした。 心に空洞を持つ男同士が、ギリギリのところで支えあってる。 その微妙な立ち位置と、本当にお互いについて何も聞かない 男同士の気持ちのやりとりが、心地いいです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 10 / コメント 10

2006/04/25 22:55
妖怪アパートの幽雅な日常 5 香月日輪 講談社
もう、これ五巻も続いてるんですね〜。 人気シリーズになりつつあります・・。 この住人達が魅力的だもんなあ。 この巻も、なんだか色っぽい先生(男)が登場。 ますます筆がのってますね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/22 20:26
最後の恋 新潮社
「最後の恋」というのがコンセプトの アンソロジー。しかし、この中で本当に 「最後の恋」というのにふさわしいのは 始めの「春太の毎日」だけかな、と思う。 そして、ネタばらしになってしまうが、その 春太は人間ではない。 思うに、この「最後の恋」というお題には、ちょっと みなさん苦しまれたのではないかな・・。 そやかて、そんなん死ぬ間際になって振り返る 時くらいやしな、わかるのん・・。 もしかしたら、死ぬ10分前になって新しい恋を 感じたりするかもしれん。 と、急に大阪弁で... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/04/21 20:59
クリスピン アヴィ 求龍堂 金原瑞人訳
自分が自分であることを獲得する。 自分で「なぜ?」と思うことの答えをさがしていく。 当たり前のように思うことだけれども、ふと立ち止まって 考えれば、これほど大切なこともない、とも思えます。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/20 23:50
ファンム・アレース 1 戦いの女神 香月日輪 講談社
これは、実はそれほど期待しないで読んだんですが (香月さん、ごめんなさい) 激しく萌えツボにはまりました・・。 美しく激しい少女と、彼女を守るしなやかで強い半妖の騎士・・。 よくある、と言えばよくあるパターンなんですが、 この二人のキャラが、とてもいいんですよ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/19 23:56
ドリームバスター 3 宮部みゆき 徳間書店
久々のドリームバスターシリーズ、3巻目。 前作からえらく間が空いたので、細かい設定を わすれかけていたんですが、それでも一気に 読ませます。さすが・・。宮部さんの頭の中は一体 どれだけの物語が詰まってるのか、ほんと凄い人だな〜。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/19 19:46
夕凪の街 桜の国 こうの史代 双葉社
桜も、もう散りかけですね。今年は寒いせいか、 うちの近くのソメイヨシノはまだ花を残しています。 この、こうのさんの作品を息子が読みたい、というので ひっぱり出してきて、また読み返してしまいました。 桜の季節には、やはりこれを読んでしまうなあ・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/04/17 23:43
りはめより100倍恐ろしい 木堂 椎 角川書店
現役高校生が書いた、という小説。 最近こういう年齢を前面に出して売る小説が 多いですね。いくつで書いてもいいものはいいし、 あかんもんはあかんわけで・・。 それを「高校生が書いたにしては大したものだ」 という論点で評価するのは、かえって失礼というものでしょう。 作品は書いてしまえば、その作家の手を離れてしまう。 大勢の人が読むその時に何を伝えられるのか。 それしかない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/16 21:45
メディエータ 3 サヨナラ、愛しい幽霊 メグ・キャボット 理論社
メグ・キャボットの、人気シリーズ完結編です。 メディエータ、つまり霊能力を持つ女の子スーズ と、150年前に死んだゴースト、ジェシーの恋の 物語です。完結ということで、二人の恋がどうなるかドキドキ したけど、もう大満足。メグ・キャボットは、乙女の気持ちをよく わかってらっしゃる(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2006/04/16 00:25
いまどきの「常識」 香山リカ 岩波新書
勝ち組か負け組か。 上流か下流か。 世の中が二極分化しつつある、という。 池波正太郎先生がよく言っておられた。 世の中白か黒か、だけでなりたっているのではない。 白と黒の間のさまざまな色でなりたっているのだ、と。 でも今は「白だ!」「黒だ!」ととにかく大きな声で叫ぶ 人の主張が、議論されないままに世論として 流れていく。そんな風潮がなんだか窮屈で生きにくい、と 思う今日この頃ですが。この香山さんの本は、そんな ちくちくもやもやした気持ちにはまってきました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/15 00:32
トリツカレ男 いしいしんじ ビリケン出版
恋に落ちてしまった人に、もしくは恋に破れてしまった人に、はたまた愛することに疲れてしまった人に・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2006/04/13 23:43
チョコレートコスモス 恩田陸 毎日新聞社
恩田陸さんの新刊。 いや、面白かった。 最近ちょっと辛口批評が続いてたんですが。 「演劇」という世界の底知れなさがうまく書かれていました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 14 / コメント 7

2006/04/12 22:54
フラワー・オブ・ライフ 3巻 よしながふみ 新書館
シゲと真島が・・。 シゲと真島が・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/04/11 23:16
Sちゃん写真館 桜 & 梶井基次郎 
Sちゃんから満開の桜の写真が 届きました。 まだ花見にいけてない私は、 これで脳内花見です。で、 ついでにこの写真に便乗して 梶井基次郎について ちょこっと書いてみようかと。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

2006/04/10 00:01
神秘の短剣 〜ライラの冒険2〜 フィリップ・プルマン 新潮社
前回、この物語の魅力を「混沌」だと述べましたが、 2巻ではその「混沌」はますます深く複雑に絡み合い、 またたくさんの次元の違う世界が姿を現します。 ライラのたどる冒険もますます困難なものに・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 0

2006/04/08 23:40
幸福ロケット 山本幸久 ポプラ社
ボーイミーツガール。 ガールミーツボーイ。 人生で初めて恋する二人の話。 これがねえ。 わかっちゃうんだわ。 どういう筋立てになるのか、もうすごく わかっちゃうのに、最後まで一気読みして、 なおかつ「ああ〜」と涙してしまう。 初恋は予定調和だからこそ素晴らしい・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 4

2006/04/07 23:33
最近買ったマンガ
最近買ったマンガをちょいとピックアップ♪ ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/04/06 22:59
40(フォーティ) 翼ふたたび 石田衣良 講談社
一言でいうと。 40代への応援歌、ですね。 「週間現代」に連載ですからね〜。 「おい、40代よ、もっぺん頑張ろうぜ」という気合に 満ちている。人生の折り返し地点、なんていう言葉が 頻繁にでてくるんですが。 う〜ん、どうも私達40代はこれ、というインパクトに 欠けます。前にも書いたことがありますが、 一つ上の団塊の世代。 これはもう”団塊の世代論”なんてものが たくさん書かれるほど存在感があるわけです。 その青春もけっこうドラマチックだったりしますが、 その方たちの闘い?が... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 5

2006/04/05 23:02
終末のフール 伊坂幸太郎 集英社
あと八年で地球が滅亡する、なんてことに なったらどうするかな〜・・。 おたおたしつつ、結局何もしないで本を読んで いるかもしれない(爆)溜めに溜めた愛しの君関係 のDVDや雑誌を逐一眺めて妄想にふける、とか くだらんことしか思いつかないけれども・・。 この「終末のフール」は、八年後の小惑星が地球に 衝突し、人類が滅亡する、ということがわかってから 五年後の世界を描いてあります。 この八年、というのが微妙な数字。 あたふたして「好きなことして死んでやる」というにはちょっと 先... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2006/04/05 00:47
Sweet Blue Age 角田光代・有川浩・日向蓬・三羽省吾・坂木司・桜庭一樹・森見登美彦 角川
「青春文学ベストトラック」がコンセプトだそうな。 しかし青春文学というものは果てしなくある。 青春じゃないものを探すのが難しいほどですから・・。 この本は、青春の何をコンセプトにしてるんだろう? と思いながら読んでいたんですが。 巻頭の角田さんの小説にぴったりくる一節を みつけました。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 5

2006/04/01 23:22
さんさん録 1 こうの史代 双葉社
こうのさんの漫画は良いなあ・・。 読むたびにそう思う。 不器用に生きている人が陽だまりで ひなかぼっこしている匂い。 そう・・。日向の匂いがする。 それは強くまぶしい陽射しではなくて、 ちょうどこんな早春、桜も少し凍え気味の 頃に射す、陽射し。長く冬に凍えていたものを 暖めるような光だ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/31 22:47
図書館戦争 有川浩 メディアワークス
これ、文句なしにハマりました。 もう直接有川さんに電話して「面白かったッス!」 と報告したいほど、ツボにはまりました。 自分が図書館で働いているせいもあると 思うんですが、この「図書館」プラス「戦闘」という おそろしくぶっとんだ設定にまず度肝を抜かれ、 しかもそれが「図書館の自由」という 公共図書館の大原則が根拠になっている、というところに しびれました・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 9 / コメント 3

2006/03/30 23:35
チーム・バチスタの栄光 海堂尊 宝島社
「このミステリーが凄い!」大賞受賞作です。 いわゆる医療ミステリーですが、デビュー作とは 思えない大作。 医療の場というのは、警察と並んで小説にした時に ドラマチックですね〜。生と死という根本的なテーマ が常に転がっている、という・・。医者であり小説家である という方がおられるのも、わかるような気がします。 この海堂さんも、お医者様らしい。詳細な医療の知識や 現場の描写などは、やはり実際を知っている強みですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 13 / コメント 5

2006/03/29 23:47
不思議の国のアリス ルイス・キャロル トーベ・ヤンソン絵 村山由佳訳
昔から「不思議の国のアリス」が好きで、 展示なんかの催しも見にいったことがあります。 しかし、トーベ・ヤンソンがこの本の挿し絵を描いて いる、ということは知らなかった。 この挿し絵は40年前にフィンランド語版のアリスのために 描かれたそうねんですが、フィンランドではもう絶版に なっているそうです。いや、これを見つけて出版して 下さったメディアファクトリーの方に感謝、です。 アリスに私の好きなトーベ・ヤンソンの挿し絵とくれば 買うしかない! ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

2006/03/28 23:46
タッチ ダニエル・キイス 早川書房
ダニエル・キイスと言えば「アルジャーノンに花束を」。 あの物語が心に強く残りすぎていて、その後の作品は なかなか読み通すことができなかった。 思えば青春時代の一番多感な時期に読んだ、 ということもあるのだろうけれど・・。 あの作品は、やはり私の聖域にあるような気がしますよ。 「五番目のサリー」「24人のビリー・ミリガン」なども どうも心理学の影響が強すぎて、かえって物語としての 興趣がそがれてしまっていたように思う。 この「タッチ」は、1968年に書かれたものの改訂版。 あれ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/24 22:44
森絵都の本 別冊宝島
これ、2004年に出てるんですね。 知らなかった(汗) 森絵都さんは、大好きな作家です。 「カラフル」「つきのふね」「DIVE!!」 「宇宙のみなしご」「永遠の出口」・・。 こうやって並べるだけで、なんだか柔らかい魂が 並んでるような気持ちになって、「よしよし」 したくなってくるんだなあ。 森さんの持っている鮮烈な感覚は、いつも 心に痛みとさわやかさを残してくれます。 巻頭のあさのあつこさんとの対談と、金原瑞人さんの作品評が読み応えあり。 森さんの大ファンであるあさのさんの... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/18 00:01
沖で待つ 絲山秋子 文藝春秋
芥川賞受賞作。 芥川賞取ったんで、急いで出版しました、という感じなんですが、早く読めるのはありがたい(爆) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 4

2006/03/16 22:18
アグリー・ガール ジョイス・キャロル・オーツ 理論社
物語の主人公の魅力は、いうまでもなくその物語の感動を左右するものですが、この「アグリー・ガール」は、特にその魅力が強く感じられる作品。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/16 00:20
アコギなのかリッパなのか 畠中恵 実業之日本社
「しゃばけ」の若旦那シリーズで人気の 畠中さんの現代物です。 なんと政治の世界を舞台にした、物語ということで、 「どんなん?」と興味津々で読んだんですが・・。 いや、面白かったですよ! 新境地開拓ですね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/03/14 23:56
イグアナの娘 萩尾望都 小学館
数日前の「ぼく、あいにきたよ」を読んでいて、 この漫画を思い出した。うまく愛し合えない母と娘の話。 萩尾さんは、やはり天才だなあ。絵の力といい、繊細な 感情表現といい、もう恐ろしいくらいの説得力があります。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/13 23:25
月族 今村恭子 海竜社
なんとも美しい天野喜孝さんの表紙に ひかれて、手に取った。 月の光を浴びるような、なんともきれいな物語だった。 初めて出版された本らしいのだが、その初々しさもまた 好ましかった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/03/12 23:44
おやすみ、こわい夢を見ないように 角田光代 新潮社
「おやすみ、こわい夢を見ないように 」・・・って、充分こわい 夢をみそうな短編7話。 誰かを憎む、憎しみを突きつけられる。 日常の裏側に張り付いたそんな感情をあぶりだす、 角田さん独特の世界。じっとりした怖さに いぶられるような気分になってしまいます(汗) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

2006/03/11 23:46
ペダルの向こうへ 池永陽 光文社
その土地の持つ力、というのがあるのかもしれない。 この物語を読んでいてそう思った。 人間の力だけでは回復できないことでも、 地面にたち、そこの空気を呼吸することで そこに潜在する力をもらえる。 そんな日々を送りながら再生していく父と子の話が、胸に沁みた。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/09 23:17
ぼく、あいにきたよ 明川哲也 児嶋サコ 文藝春秋
これは絵本なんですが、子供むけの ものではありません。どちらかというと、 子供を育てている立場の人たちに向けて 書かれた絵本です。 テーマは、児童虐待。 お母さんが大好きな男の子が、語りかける 形で書かれた本です。 「そらというのよ」と青い空を見上げて教えて くれたお母さんが、家にやってきたおじさんと 一緒にぼくをぶつようになる。 ぶたれるぼくは、「自分がかわいくないせいだ」 と思い、自分を責める。しかし、虐待はますます ひどくなり、とうとうぼくは死んでしまう。 その後... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 4

2006/03/09 00:04
窓の灯 青山七恵 河出書房新社 
今日はイギリスの探偵小説を読んでいたのだけれども、それがうまく頭に入ってこず、こちらを先に読んでしまった。ちょっと疲れてうすぼんやりした頭で読んだのだが、それがかえってこの作品のけだるい感じにあっていたかもしれない。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/03/07 23:29
黄金の羅針盤 フィリップ・プルマン (ライラの冒険) 新潮社
以前優れたファンタジーの条件として、 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 7 / コメント 3

2006/03/06 22:05
ガール 奥田英朗 講談社
小説は女が書けたら一人前、といわれますが。 奥田さん、グッジョブ!でした。 仕事をしてる女の人の物語、5編。 どれも「あ〜あ、わかるよ、これ・・」と 思い、クスクス笑って、共感して、ほろっとできて。 読後感さわやかです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 11 / コメント 9

2006/03/04 20:04
その歌声は天にあふれる ジャミラ・ガヴィン 徳間書店
舞台は18世紀のイギリス。産業革命が始まりかけ、 ヨーロッパの列強が自分達の欲望をむき出しにして いた時代。この物語は、その中であわれにも捨てられ、 殺され、こき使われた子供たちの悲劇を軸に、それが 織り成す人間模様をドラマチックに描いた作品。 光と影、富と貧しさ、人の愛の美しさと身勝手な醜さ・・。 その対比の中で、運命という名の必然に振り回される 人間の悲しみ。その上に少年たちの美しい歌声が 天上の音楽のようにふりそそいでいる。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/03/02 11:58
ティーン・パワーをよろしく テルティス城の怪事件 6 エミリー・ロッダ 理論社
エミリー・ロッダさんは、私はローワンのシリーズが 一番好きなんですが。このティーン・パワーの シリーズも、楽しくていいですね。 児童文学でも、私はつい影のあるものに惹かれがちですが、 こういう明るくて、読むと元気がでるような物語も、いいなあと 思います。物語の空気が伸びやかで、明るい。 学校でいやなことがあった時、なんだか自分を取り巻く いろんなものが重くて、鬱陶しいときなどは、こういうスカっと したものを読んで「あ〜、面白かった」と思うだけで、 随分ラクになれる。そういうちょ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

2006/02/27 23:59
ザ・チーム 井上夢人 集英社
久々の井上夢人さんの新刊です。 彼の書くミステリーは、いつも新鮮で期待して待っている。 今回の設定も、なかなか意表をつくものではあったが、 ちょっと彼のものとしては、小粒かな? ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

2006/02/26 21:41
黄泉路の犬 南方署強行犯係  近藤史恵 徳間書店
動物に対する人間の身勝手さが読んでいて、辛くて悲しかった・・。 でも、人柄なのかなあ、近藤さんの本は読んだあと、 いつも心があったかくなるなあ。この物語も、主人公の ぽやっとした刑事の圭司、切れ者の上司の黒岩、圭司の お兄ちゃんの宗司と、重いテーマをこの登場人物たちの いいキャラが救ってくれている。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 1

2006/02/24 23:48
月への梯子 樋口有介 文藝春秋
これはダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」 を意識して書かれたものなんだと思う。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 4

2006/02/24 00:42
クローズド・ノート 雫井脩介 角川書店
何の予備知識もなく、ただ 「あ、雫井脩介さんの新刊だ」と手にとって 「多分ミステリーだな」と思って読み始めたのだが、 これまでの雫井さんの作品とは、趣が違っていた。 ふと手にした、自分の部屋にあった、一冊のノート。 そこに綴られた思いが一人の女の子を変えていく。 出会いの美しさと、人を思うことのやさしさがたくさん 詰まっているような、そんな物語だった。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 2

2006/02/23 00:12
だれも寝てはならぬ 今夜はだれも眠れない ダレン・シャン ジャクリーン・ウイルソン 他ダイヤモンド社
今話題のYA作家を集めた短編集。 12の短編が2冊なので、全部で24人の作家が この本に集められている。 チャリティ−「ウオーワールド」の協賛ということで、 この本の印税の一部が寄付されるらしい。 そういう事情もあってこれだけたくさんの書き下ろしが 集まったのだろう。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2006/02/21 23:16
誰よりも美しい妻 井上荒野 マガジンハウス
「妻」という言葉が似合うような人はなかなか いないような気がする。(こらこら、自分がそうだからって・・) 「奥さん」ではなく、「女房」ではなく、「うちの」ではなくて、「妻」。 しかも「誰よりも美しい」んですよ・・。 このちょいと心にひっかかって気になるというタイトルの 付け方が、うまい。果たしてどんな妻なん?という・・。 「誰よりも美しい妻」は、確かに佳人でしたが、同時に えらく孤独なひとでした・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/20 20:47
絵描きの植田さん いしいしんじ   植田真 絵  ポプラ社
最近ちょっといしいしんじブームです(笑)なんかあるんですよね、急にぐっと傾いちゃうときが。そういう時は気持ちものるんで、ちょっとはましなレヴューが書けるかも・・。なんてね。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/18 22:48
世にも美しい日本語入門 安野光雅 藤原正彦 筑摩書房
なんと、藤原正彦さんは、安野光雅さんの教え子 なんですね・・。師弟関係にあるお二人の会話が ほほえましく(なんて言うと不遜か)いろいろと 頷けるところのある対談でした。 安野光雅さんの絵はとても好きで、個展にも何度か 足を運んだことがあります。さまざまな素晴らしい絵本 も出していらっしゃる方。一度NHKの「風景画を書こう」 みたいな番組で実際に絵を描いておられるところを拝見 したことがあるのですが、それはもう魔法のように風景を とらえていかれる、その素晴らしさに釘付けになりまし... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/16 22:17
神様のボート 江國香織 新潮社 
k♪さんからリクエストがあり、私も好きな作品 なので、今日はこれについて書くつもり。 読み返してみて、濃い江國香織さんの香りにむせるような 気がした。恋の微熱の中で生きているような 葉子。身体に熱があるから、周りの風景はいつも自分より 遠くて、吹き付ける風は、ひんやりと冷たい。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 3

2006/02/13 23:41
ああ息子 西原理恵子+母さんズ 毎日新聞社
昨日夜中にふと手にとって、そのまま夜更かし して大笑い。いやもう、息子二人を持つ私には こたえられん本でした。息子を持つお母さんたちの 投稿に、サイバラこと西原さんがイラストをつけた本。 息子のやらかしてくれる様々な大ボケ、日常の中で どっから飛んでくるかわからん、パンチのきいたアクシデント の数々・・。「良かった。ウチだけじゃないんや」という 安堵と共感のため息がきこえてくるかのような本。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/12 22:11
雪屋のロッスさん いしいしんじ メディアファクトリー
この本、装丁がなんとも可愛らしくて、おもわず 見た瞬間、レジへ。お買い上げ、でございます。 このタイトルの文字の雰囲気、微妙な色遣いの表紙、 シンプルなのに、思いがこもってます。 読むのがもったいなくて寝かせておいたんですが、(爆) 短編の一つを読みはじめたら、とまらなかった! ミステリーじゃないのにノンストップです。 本当はじっくりゆっくり、毎日一つずつ読むのが一番いい感じなんですが・・。 イラチやからなあ・・。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 8

2006/02/11 23:01
かはたれ 散在ガ池の河童猫 朽木祥 福音館書店
情緒に満ちた、繊細な物語でした。日本語の美しさをとても意識して書いておられる、と・・。こういう物語を読むと、日本人でいてよかったな、と思います。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 6

2006/02/11 01:07
さあ、気ちがいになりなさい フレドリック・ブラウン 星新一訳 異色作家短編集 2 早川書房
早川が出しているこの「異色作家短編集」、面白い! これも不思議なテイストの作品がそろった、なかなか粒より の短編集。訳しておられる星新一さんの作風とかぶるところ もあり。訳と作品の両方楽しめるところもお得です(笑) ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

2006/02/09 23:06
エムズワース卿の受難録 P.G.ウッドハウス 文藝春秋
毎日寒い。寒すぎ。 冷え性なので、今年の冬はヒーターの前から動けない。 雪の降らない大阪にいてこれだから、日本海側、 北日本の方々の大変さは、想像するに余りあります・・。 そんな冬に読むにはこの本は良いですわ。 ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 2

2006/02/08 22:17
人は見た目が9割  竹内一郎 新潮社
ブックランキング上位を走る新書です。 友だちが貸してくれたんで「どんなんかな〜?」 と読んでみました。が、まあフツーのことが書いてありました・・。 人は見た目、表情、姿勢などにパーソナルな情報を 多く含んでいる、ということで。 それを演劇、マンガを例にとってわかりやすく解説 してありましたねえ。見た目が9割なら、残りの1割は なんなのか、は書かれていない(笑) そこは小説という分野のお仕事なんでしょうね。 これは新書ですからね。わかりやすいことが一番。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/07 23:22
バスジャック 三崎亜記 集英社
前作「となり町戦争」で直木賞の候補にも なった三崎さんの短編集。 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 5 / コメント 6

2006/02/06 23:30
愛がいない部屋 石田衣良 集英社
東京の神楽坂にある「メゾン リベルテ」という架空摩天楼の ようなマンションを舞台に、そこに住んでいる様々な人たち の愛の形を描いた短編集。 ルームシェアをはじめた男性に対するほのかな恋心を 書いたお話から始まり、夫に、というか男性に強い情熱を 感じたことがない奥さん、ひきこもりの長男を持つ中年の男、 本を朗読するために囲われている愛人、夫が忙しすぎる 寂しさから不倫を繰り返す奥さん、子育て真っ最中の苦しみ をかかえる母親・・。など、そこに生きる人たちがぽっかり抱えて いる悲しみ... ...続きを見る

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

2006/02/04 22:51
蝶 皆川博子 文藝春秋
大ベテランの皆川さんの短編集。 じっくりと濃密な世界は、さすがです。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/02/03 22:20

トップへ | みんなの「本」ブログ

記事一覧

おいしい本箱Diary 本のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる