40(フォーティ) 翼ふたたび 石田衣良 講談社

画像一言でいうと。
40代への応援歌、ですね。
「週間現代」に連載ですからね~。
「おい、40代よ、もっぺん頑張ろうぜ」という気合に
満ちている。人生の折り返し地点、なんていう言葉が
頻繁にでてくるんですが。
う~ん、どうも私達40代はこれ、というインパクトに
欠けます。前にも書いたことがありますが、
一つ上の団塊の世代。
これはもう”団塊の世代論”なんてものが
たくさん書かれるほど存在感があるわけです。
その青春もけっこうドラマチックだったりしますが、
その方たちの闘い?が結局何も変えなかったことが
判明し、その後に続く私達は、非常に大人しかった。
そりゃけっこう「不良」なんてものもいましたが、
今考えるともう皆純真というか、もう不良らしい不良と
いうか・・。一言でいうと、わかりやすかった(爆)
バブルもつかの間、その後長く続く不況の間に、
けっこう時間と神経をすり減らし、いまや働き盛りとして
社会の一端を担っているらしいんですが・・。
やっぱり、存在感という意味においてはイマイチな存在です。
上と下に気を使い、良くいえば優しく、なんとなく「大人」に
なりきれないまま年齢だけはおっちゃん、おばちゃん、といわれる
年齢になってたりして。

そんな雰囲気をよく掬って、なおかつうまくくすぐる上手さ
がありますね~。この喜一も、大手の広告代理店につとめながら、
変化のない生活に飽き飽きして「フリーランス・プロデューサー」と
いう、いわゆる「何でも屋」という仕事を始める。
40代でありながら、どことなく「大人」ではない少年ぽさ、
お人よし感が漂う人物なんですね・・。
それぞれの短編でも、「お金をもうける」というよりは、
お助けマンのような仕事ばかりで・・。
転落したIT事業家の再生、ひきこもりの青年の話し相手、
不倫の精算のためにニセ恋人役・・。
それぞれが「こんなにうまくはいかんだろう」
と思いながらも、ついほろっとさせられるところが
石田氏のうまさだな、と・・。
「誰かの役に立ちたい」
「自分だけの生きがいのある仕事をしたい」
というのが、今一番夢としての説得力を持つことなのかな・・。
もうそんなに大したことはできないかも、と思いながら。
でも、まだ何かあるかもしれない、と思える最後のときなんかなあ、
40代って。

40代の皆様。お互い、がんばりましょ!

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この記事へのコメント

2006年04月24日 21:46
ERIさん☆こんばんは
そうですよね、団塊の世代の後からやって来たわたし達は、どうも地味な存在に甘んじていたような気がします。
若くも年寄りでもない40代をどう生きるかで、その後の人生が決まるんだろうなぁ!
お互い、頑張りましょうね!
2006年04月24日 22:30
>Rokoさん
はじめまして!Rokoさんも同世代ですか?
やっぱり地味ですよね、私達の世代って(爆)
自己主張しない世代なんですよね・・。
このおだやかさとちょっとオトナになりきれないところが好きだったりもしますが。同世代として、たくさんお話いたしましょう♪
2006年04月24日 22:45
>Rokoさん
TBとコメントをそちらでしたんですが、どうも受け付けてくれません・・。また日をおいてしてみますね。すいません。
2006年04月25日 12:46
ERIさん☆
ごめんなさい。わたしのブログは認証制なので、すぐには表示されないんです。m(__)m
TBもコメントもちゃんと頂いてますので、心配しないでくださいね。
これからも、よろしくお願いします。
2006年04月25日 23:36
>Rokoさん
そうとは知らず、何回もTBとコメントいれちゃいました(汗)
すいません、編集大変だったでしょ・・。
これから気をつけますね!