リアル 6 井上雄彦 集英社

画像井上先生・・リアルです。この子たちの抱えてる喜びとか、
希望とか、苦しみとか。やるせなさとか、頑張りだとか、愛されたい
気持ちだとか。つまり、人生そのものか・・。
たくさんの登場人物たちの物語を交差させながらそれを過不足なく
書ききっていく見せ方が、凄いですね。ハンディキャップを抱えるという
ことが軸なんですが、この物語は、そこから歩きだす物語なんですよね・・・。

「俺の道は 今と地続きだってこと」

野宮くんが漏らすこの一言が、この一冊の中で光輝いてる。
今苦しくて一番かっこ悪い久信の道だって、きっと目の前にあるんだろう。
それを見るか、見ないか。自分を哀れむか、哀れまないか・・。
でも、自分を哀れまないためには、一度とっぷり愛に漬からないと
ダメなのかもしれない。誰かに愛されてる自分を感じないと、自分を
好きになれないものね・・。やっぱり人は一人では生きられへんのやなあ。
「死ね」なんて母親に言っちゃった久信。
言った言葉が自分に跳ね返って、また傷ついて・・。
でも、母親は許しちゃうからね、大丈夫だわ。
次にあったときに、にっこりすれば、もうそれで。
子どもが笑顔なら、いいんよ。うん。ファイト!!
なんだか、この困ったちゃんがヘンに可愛い6巻でした。母性本能?(爆)





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