蟲師 8 漆原友紀 講談社
出ましたね、8巻。映画化にもなって、オダギリジョーが白髪?!でギンコになってましたねえ。
これだけ話題になってしまうと、続きを書くのもプレッシャーでゃないかと
思ったりするんですが、続きが出て、ちょっと安心。
やっぱり、この人の物語の、空気感みたいなものが、いいなと思います。
ここではない、日本のような、どこか。
時代も空間もわからないままの、ここが妙に懐かしい感じ。
二話目、亀の山のヌシ様がでてくる話が、いいなあ。
甲羅の上に、雪と苔みたいに生えてる植物を載せて、そのまんま
動物達を守っている、ヌシ様。
命を救う亀・・えっと、どこかで読んだよ。あ、稲見一良さんの小説で
海を漂流しているときに海亀に助けてもらう話を読んだなあ。
亀、というのはなんだか考え深げで、確かに助けてもらえるような気がする。
こう・・裏切る亀とか、腹黒い亀、っていうのはイメージしにくいよなあ。
昔、自分の通っていた大学の傍には古墳がありましてね。
その周りを、ぐるっとお堀が巡っておりました。
そこには大量の亀が棲んでおりまして、お天気のいい日には、あちこちで
甲羅干しをするわけです。試験なんかで必死になっているとき、この亀を
見ると、平和そのもの、という感じで、非常にうらやましく思ったりしたなあ・・。
ま、どうでもいいことなんですが(爆)
最後の、体から、植物みたいな芽が生えてくる話、体中がむずむずする・・。
私、ちょっとデキモノ、とかニキビ、とか好きな人間で。
こうやってむずむず生えてくるものを、いちいちポツっと取ったりするのに
生理的快感を覚えてしまうんですよ~(ヘンタイ)
こんなん生えてきたら、一日中必死になって取ってると思う・・。
でも、これ、とってもとっても生えてきそうやし。
で、それをじいっと見てたら、眩暈するほど気持ち悪いやろうな、とか。
あああ~、あかん。妙に萌える・・(アホ)
どうしよう、今日夢に見そうやわ。
こう・・心の中に巣食ってる、うずうずするけど、あんまり見たくないもの、もしくは
いつもはひっそり忘れているものを、ちょいと掬ってみせるのがうまいね、漆原さんは。
どの蟲も、みたことがないのに、既視感がある。ひっそりと抱いている罪悪感の
イタさと、甘さに似てるかも。この、心がざわめくような感覚、なくさないでね。
おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=001186
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