児童書3冊

画像ちょっと、書くのが間に合わないんで
怠慢な更新をします(汗)

『ぼくがバイオリンを弾く理由』 西村すぐり スカイエマ・絵 ポプラ社

生まれて初めてバイオリンコンクールに望んだ11歳の少年・カイト。
先に演奏した少年の華麗なパフォーマンスに反発した彼は
その心をそのまま自分の演奏に持ち込んでしまう。
結果予選に落ちたカイトは、自分がなぜバイオリンを弾いているのかが
わからなくなってしまう。心乱れるままに故郷の広島に帰ってきた彼が
さまざまな人との出会いを通して、また自分だけのバイオリンを
みつけるまでを描く。

自分の音を必要としてくれる、たった一人の人のために弾く。
勝ち負けではなく、心を音楽にのせるために。
広島という土地で、タヅさんという、おばあさんの人生を感じながら
心の目を開いていくカイトのしなやかさが、心地よい。
「人」と出会わなければ、心は育たない・・。
カイトが、生まれてくる妹のために練習しているソナタを、聞きたくなってしまった。
素直な、よくまとまった物語でした。


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『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?
ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」』アレン・ネルソン 講談社

著者のアレン・ネルソン氏は、元米軍海兵隊にいて、ベトナム戦争の
最前線で戦闘に参加した人。その時、彼は、まだ10代。
海軍で、徹底して「人を殺すこと」を叩き込まれた彼の、ベトナムでの
恐ろしい体験が、ありのままに書かれている。
帰還後、悪夢と人を殺した記憶に苦しめられ、ホームレスにまで
落ちた彼が、ある日子供達の前で、自分の体験を語ることになる。
その時、投げかけられた一つの質問。
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」
それを認めてしまう苦しみにさいなまれ、非難されると思いながら
「イエス」と答えた彼を、質問した少女は
「かわいそうなミスター・ネルソン」と泣きながら抱きしめたという。
それから、彼は、もう一度人生を生き直し、自分の体験をたくさんの
子供達に語ることを一生の課題として生きている。

人を徹底して殺すことを教える軍隊というものの、非人間性が
体験した人でないと語れない重みで語られている。
非常に辛い一冊であるのだけれど、戦争で奪われた心を、
一人の少女の思いやりが、ネルソン氏に取り戻させた
事が、私たちに大切なことを教えてくれていると思う。
「心」なくしては、人は生きてはいけないんですよね、絶対に。

・・しかし、こういう軍隊の訓練を受けていないのにも関わらず
自分のわがままや、勝手な欲望で、簡単に無感動に人を殺してしまう
事件が、多発してます。その事を、どう受け止めたらいいんかな、と
そんな事も考えさせられる本でした。

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『ネコのアリストテレス』ディック・キング=スミス ボブ・グラハム絵 
石隋じゅん 訳 評論社

「ネコには九つの命がある」(A cat has nine lives)
ということわざがあるのを初めて知りました。
この物語の主人公のネコ、アリストテレスは、無鉄砲なやんちゃネコ。
次々といろんな事をやらかして、飼い主の魔女、ベラ・ドンナを、はらはらさせます。
その飼い主の気持ちが、えらくよくわかって、こっちもはらはら。
優しくて、ほんわかした本でした。


ああ・・まだまだ、読んで書いてない本がいっぱい。
どうしましょう(知らんがな)

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php


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