ブリジンガー 炎に舞う絆 上下 ドラゴンライダー3 クリストファー・パオリーニ 大蔦双絵訳 

画像大阪はインフルエンザで大変です。
今日は、もう、一歩も家を出ないでこもっておりました。
しばらく必要最低限の買い物のみで生きていこうかと。
お仕事もおやすみでございます。

で・・ひとつだけいい事がある。
本が読めること。この分厚い上下巻を読んだよ!!
すごいわ・・(自画自賛・爆)
最近、長いファンタジーが読めなくなってきておりますが
このシリーズは、読めるんです。ドラゴン、エルフ、ドワーフという
既成の世界観にのっとってはいるんですが、その設定に
作者なりのオリジナルな芯が、しっかり通っている。
主人公のエラゴンを始め、登場人物たちの造形が、深くて
個性的なので、間をあけて読んでも、前のあらすじが思い出せる。
ファンタジーの扉を開けて、この世界に入るのが楽しくなる。
今回も、たっぷり楽しませて頂きました。

画像
今回の上下巻は、迷いの巻でしたね。
この物語の芯になるのは、ドラゴンライダーであるエラゴン、
このヴァーデンを支える、女王のナスアダ、そして、エラゴンの
従兄である、ローランだと思うんです。
彼らは、それぞれ、持っているものが違う。
エラゴンは、ドラゴンライダーという、サフィラというドラゴンを伴侶に持つ
特別な能力を持つ存在。
一方でその立場だけが持つ苦しみを背負う。自分が、この世界の
存亡を握るという重荷。
ナスアダは、国を治めるという権力と、支配者としてのすぐれた才を持つ。
ドラゴンライダーに、唯一命令できる存在だが、絶えず戦いと
駆け引きとの中にいなければならない。そして、エラゴンにとっての
サフィラのように、心から信頼できる相手はいない。
ローランは、三人の中では、たった一人、何も持たない、普通の人間。
しかし、それゆえの強さがある。自分の知恵と才気で
道を切り開く生き方・・・心と体が常に自分の中で釣り合う、
誠実な人としての彼は、愛する伴侶がいる。
運命も、能力も、立場も違う三人が、それぞれの立場で
最善を尽くしながら・・最善を尽くしていると願いながら、
必死に自分の道をさぐっていく。その戦いが読みどころですね。


これは私の持論なんですが、人生は、ほんとにヒフティヒフティだと思う。
何かを持っていれば、その何かを持っている事で失うものは必ずあるし
得られないものがある。その中で、何を大切に生きていくのか・・。
それが、ドラマですよねえ、自分だけの。
私がこの物語に惹かれるのは、その自分だけのドラマ、物語のなかで
彼らが一生懸命生きているからかもしれない。
そして、そんな彼らの頭上を飛ぶ、ドラゴンのサフィラが、美しい。
血の通った、生き物としての美にあふれたドラゴンとして描かれて
いるのが魅力的です。

どうやら、次の巻は、大詰めみたいですね。
彼らがこの時間の中で置いてきた、様々な布石や関わりが
どんな結果を生むのか。楽しみです。
私の頭が、この物語を覚えているうちに、出てほしいなあ・・。

おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php

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この記事へのコメント

ガルバトリックス最低
2011年05月27日 13:51
最終巻はいつ頃発売されると思いますかコピーライト
ERI
2011年05月27日 23:31
うーん…それが私にわかると凄いんですが( ̄_ ̄i)
全く見当がつきません…。