テーマ:ま行の作家

1Q84 BOOK3 村上春樹 新潮社

青豆は、死んでいなかった。 しかも、子、子どもが・・。何もしていないのに、子どもがねえ。 うーん、凄い展開ですねえ。ちょっとびっくりしました。 宗教とは何か。神とは何か。人間とは何か。 生きていくという事はどういう事なのか。 「死」は全ての終わりなのか。そうではないのか。 人は何故営みを続けるのか。愛とは何か。 問いか…
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荒呼吸 3 松本英子 講談社

ユニークな、というか、マニアックな突っ込みと 独特なタッチの絵が人気の、イラストレーター&漫画家さん。 猫のハナちゃんの事を書いた漫画が、私の松本さん初読みだったかと。 その時に、奔放、かつ賢いハナちゃんのファンになってしまった ものですが、それからいろんなジャンルで、いろんな引き出しの作品を 書きつつ、独自路線を歩く松本さん…
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コロヨシ!! 三崎亜記 角川書店

凝りに凝った長編。 いつもながらの、この世界とは少しずれた感じの 仮想空間が舞台なんですが、三崎さんの描き出す異次元は 何だか、いつも懐かしい。 これまでの三崎さんの作品を読みこんできた読者には 軽くデジャブも誘う、彼ならではの世界です。 三崎さんの、この設定の面白さには、いつも唸らされます。 今回のテーマは、掃除。 こ…
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人 万城目学 ちくまプリマー新書

先週金曜に、奈良の明日香村に、ライブに行ってから グダグダになってました。 いやー、寒かった!ほんっとに寒かった(笑) 奈良の星空の下、剛くんの歌声を聴いている時は、 それでもまだ持ちこたえてましたが、ライブ終了とともに、 震えがくるほどの寒さでした。 そのせいか、ちょっと風邪気味になってましたが、何とか回復。 溜まってる…
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偏愛ムラタ美術館 村田喜代子 平凡社

自分の好きな絵画について、小説家の人が書いた エッセイなどが、けっこう好きだ。 もちろん、美術史家の方が書かれたものも好きで時々 読むけれど、この村田さんのように「偏愛」的な、美術作品に 対する、個人的な思い入れを書いたものが好きなのである。 美術的な価値とか、歴史的な意味とか、そんな事とは関係なく、 「好きなんだよね」と、…
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膝のうえのともだち 町田康 講談社

町田さんとこの猫である。 写真も町田さん。プロじゃない。 だから、私が撮る猫の写真みたいな感じ。 つまり、素人写真。全然上手じゃない。 猫たちも、すっかり無愛想だ。 大概の猫がレンズを凝視していて、何だか ふてぶてしい感じ(笑)これはきっと、町田さんが、 猫を自分と同等の存在として、生活を共にしている からだろう。そのま…
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初夜 イアン・マキューアン 新潮クレストブックス

非常に美しくて残酷な物語だった。 人生の中で出会う事は、一期一会。 それが、自分にとってどんな意味を持つのかは、 振り返ってみなければわからない。 そんな人生の分岐点を、マキューアンらしい緻密さで 描きあげた物語。 1962年のイギリス。バイオリニストを目指すフローレンスと、 歴史学者を目指すエドワードは、一年間の婚約…
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遥かなる水の音 村山由佳 集英社

村山さんらしい、ドラマチックな作品。 パリからサハラへの旅。 一人の男の遺骨を持って、それぞれの愛情の 軌跡と共に旅をする4人の男女。 村山さんの小説の登場人物たちは、ドラマっぷりがいつも過剰で 私はそのせいで物語に入れない事がある。 この物語も概して皆、かっこいい俳優さんがその役を演じて いる感じなのだけれど、それが異国…
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ビッチマグネット 舞城王太郎 新潮社

物語を信じることで社会も人間も成り立っているなら、あはは、 なんとも呪術的な社会じゃない? 家族と、自分。友達と、自分。恋人と、自分。 人は、いろんな鏡に自分を映して、生きている。 でも、その鏡を見ているのは、徹頭徹尾「自分」でしかあり得ない。 人は、その鏡に映った自分から、自分だけの物語を紡いで生きて いるのだけれど、…
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扉守 潮の道の旅人 光原百合 文藝春秋

光原さんの故郷である、尾道を舞台にした、幻想連作短編。 地名は、尾道ではなく、「潮の道」になっています。 旅人になって、「潮の道」という場所の小さな扉を七つ開けるような 心温まる物語たちでした。 山と海に囲まれた、階段の町。そこは古くから栄えた歴史を持つ 不思議な力の宿る場所。神社仏閣の多いそこには、様々な人や 人以外の…
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喋る馬  バーナード・マラマッド 柴田元幸翻訳叢書 スイッチ・パブリッシング

クリスマスですね☆ 皆様、どんな夜をお過ごしですか? 私はというと、まったく特筆するべき事もなく(笑) ただ、今日はとてもいいお天気で、空がとても綺麗で ふと気が付くと、空を見上げてばかりおりました。 ただそれだけで、何となくいい気分の一日。 安上がりだなあ~(笑) マラマッドという人を、初めて読みました。 非常に地…
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星間商事株式会社社史編纂室 三浦しをん 筑摩書房

普通に、面白かったです。 肩の力が抜けた感じ。 社史にまつわる謎、恋愛、仕事、家庭、そしてオタクな生き方、 同人誌のBL小説まで(笑)けっこう盛りだくさんに詰め込まれてるのに、 それらのバランスが良くて、最後まで飽きなかった。 閑職の社史編纂室に回されて、やる気のない課長と、 やっぱり左遷組の矢田とみっこちゃんの4人で、…
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1Q84 村上春樹 新潮社

久々の更新が、『1Q84』というのは、どうなのか(笑) やっと図書館の予約の順番が回ってきたという・・。 ですので、すっかりブームには乗り遅れましたが 読みました、2巻とも。 ジョージ・オーウェルの「1984」は、確か10代のうちに、 まだ1984年にならないうちに読んだ。 持ってたはずなんですが、もしかして息子に持って…
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宵山万華鏡 森見登美彦 集英社

「きつねのはなし」を思わせる、京都を舞台にした 短編連作です。全ての短編がリンクしながら、ぐるぐる 繋がっていきます。クルン、と万華鏡をひっくり返すように 形を変えながら、いろんなモチーフが複雑な模様を描く。 凝ってますねえ~。この、読んでいるうちに、頭がくらっと して、京都の小さな路地に入りこんでしまう感じ。 いい意味で、…
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刻まれない明日 三崎亜記 祥伝社

8月も終わります・・って。これを書いているうちに、 9月になってしまうかもしれない(笑) ENDLICHERI☆ENDLICHERIのライブ後、お決まりのように 体調を崩してました(笑) あまりにその時が楽しすぎて、受け止めるものが 大きすぎて、反動がくるんでしょうねえ・・。 やっと自分のペースに戻ったか・・と思った頃に、今…
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神去なあなあ日常 三浦しをん 徳間書店

三浦さんの、「仏果を得ず」に続く、若者と 仕事を描いた作品。 文楽も、そりゃもうマイナーな存在ですが、 今回は「林業」という、これまたマイナーな お仕事です。 横浜育ちの勇気は、高校卒業後、勝手に親に 進路を決められ、三重県の山深い林業の町、神去に 連れてこられる。まさに山、山、山という これまでとは全く違った場所で…
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たまごを持つように まはら三桃 講談社

「道」とつく武道は、深いものがあるように思う。 元々は、闘うためのものだから。日本の武道は、 「己」に向かっての闘い。特に弓道は、的に向かって 弓を射るというだけに、その要素が強い感じです。 だからかなあ・・弓道というと、とても「凛」とした イメージがあるんですよね。 まっすぐ弓を飛ばす・・・その弓が的を貫く時の 気持ちよ…
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プリンセス・トヨトミ 万城目学 文藝春秋

ほんとに更新が出来てなくて(汗) ちょっと体力・気力が落ちておりますが・・。 万城目さんの新刊を読みました。 関西荒唐無稽シリーズ第3弾ですね。 今回は大阪が舞台ということで、いったいどんな 荒唐無稽が・・と思ったら、ほんとに荒唐無稽な 大風呂敷が(笑) 「大阪国」って、どないやねん!!と、そこまで読んで 思わず突っ…
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君と一緒に生きよう 森絵都 毎日新聞社

な~んにも予備知識なしに、ただ、森さんの本だと いうだけで、何の気なしにページを開いたんである。 そしたら・・・。もう、読み終わるまで涙が止まらなかった。 この本は、森さんが出会った犬たちの記録。 ノンフィクションです。彼らは、ただ、幸せに犬生を 過ごしてきたのではない、犬たち。 人間に捨てられたり、むちゃな繁殖をするブ…
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恋文の技術 森見登見彦 ポプラ社

非常に忙しくて、なかなかレビューを書けません(汗) なんでこんなに忙しいんだか・・。 一つは、剛紫さんのライブツアーがスタートしたこと。 そして、もう一つは、かなりいい感じの、本についての 企画を密かに進行させていることです。 この本企画については、スタートしたらお知らせしますが その準備が、えらい大変で・・・。 今格…
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黄金旋律 旅立ちの荒野 村山早紀 角川書店

角川が、「銀のさじ」というYAシリーズを始めました。 この「銀のさじ」というネーミング、いいですね。 この本は、まず装丁が素敵で、ぱっと目を引きます。 YAや、児童書って、結構装丁って大事だと思いますよ。 手にとってみたくなるか、ならないか。視覚的な効果って 大きい。この片山若子さんの表紙は、つい、手にとって みたくなる、い…
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英雄の書 宮部みゆき 毎日新聞社

花粉症に、すっかり負けている毎日です・・。 脳にもすっかり花粉がまわっているようで 薬を飲むと朦朧としちゃうし・・という悪循環ですわ。 いやですねえ、ほんとに。 でも、がんばって上下巻読みましたよ! いやー、長かった・・。全く何の予備知識ももたずに 読みましたが。これは、「ブレイブストーリー」の系列 ですね。RPGファ…
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廃墟建築士 三崎亜記 集英社

廃墟は好きです。積極的に廃墟めぐりをしたりは しませんが、今にも崩れそうな家や建物はとても 気になります。廃墟も色々ありますが、私は、 そこにかって住んでいた人や店の気配を包み込んだまま、 建築物がたそがれていくのが好きですね。 廃墟は、私たちの認識では、自然発生というか、積極的に 作るものではない。その常識を、くるっとひっ…
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フイッシュ L.S.マシューズ 三辺律子訳 鈴木出版

「見えるところにいないと、元気かどうか、まだ生きているかどうか、 わからない?」ガイドはたずねた。 わたしはうなずいた。 「おかあさんはどうだ?もしそばにいなかったら、もう自分のことを 愛してないと思う?」 「ううん、もちろんそんなことない」 「その愛は、目に見えるか?」 「ううん、見えない」 「だが、間違いなく存在する…
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四人の兵士 ユベール・マンガレリ 田久保麻理訳 白水社

非日常の中に、ぽっかり浮かんだ至福の時。 家族ではない「仲間」だけがかもし出すことのできる 不思議なほどの安らぎの時間が、ここに、ある。 その、二度と帰ってこない「時間」が、この物語の中に 刻まれていることが、奇跡のように思えます。 主人公は、ロシア赤軍の、四人の兵士たち。 賢くてリーダー格の、パヴェル。 お人よしで、…
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日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で 水村美苗 筑摩書房

非常に面白かった。この本については、色々とネット上でも議論があるようですが、こういう文学や言語についての論争を巻き起こすパワーが確かにありますね。一気読みしました。 論は、水村さんがIWPという、世界中の作家がアメリカの大学に集って、それぞれ自分の仕事をするというプログラムに参加するところから始まる。そこで彼女は、世界中から集まっ…
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ナイフ投げ師 スティーブン・ミルハウザー 柴田元幸訳 白水社

久々に、非常に好みの作家に出会って しまった。空中楼閣の楽しみ。 12の短編が収録されています。 非常に精緻な、磨きこまれた小さな世界。 こういう物語が読みたかった・・と、 どの短編も、むさぼるように読んでしまいました(笑) 言葉の紡ぎ出す魔法。職人芸のようなプロのお仕事です。 うっとり・・。私が知らなかっただけなんでしょ…
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おそろし 三島屋変調百物語事始 宮部みゆき 角川書店

番付にすると上々吉。貫禄の出来栄え。 鮮やかな芝居の幕があがるように語り始める宮部さんの 筆は、まさに熟練の冴えを見せて、かつ変な「慣れ」はない。 語りたいことと、その筆力がぴしっと釣り合い、読者を引き込んでいく 名人芸・・。とくと見せて頂きました。 小さいながらも裕福な小間物屋・三島屋に身を寄せるおちか。 主人夫婦の姪…
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ラン 森絵都 理論社

装丁が、理論社らしい、シンプルで垢抜けたいい感じです。 こういうセンスの良さって、なかなかたどりつけないもので 理論社の意気込みを感じてしまいました。 森さんですもんね。うん、わかる、わかる、とページを開きました。 凝った小説でした。 主人公の環は、家族と13歳で死に別れ、その後一緒に暮らした 叔母ともやはり死に別れてし…
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アンのゆりかご 村岡花子の生涯 村岡恵理 マガジンハウス

「赤毛のアン」というと、村岡花子さんです。 アンのシリーズが好きで・・。どれだけ読み返したか わからないほど読んだ本。 多分、初めて読んだのが小学生くらいの時で、それから自分の 成長に伴って、大人になって、家庭を持っていくアンに、また魅かれ、 ほんとに、本がボロボロになるほど繰り返して読んでいます。 やたらに本を読む子どもの…
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