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おいしい本箱Diary

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活字中毒患者ERIの読書日記です。
毎日更新できるかどうかはわかりませんが、その日読んだ本の話を中心に、
いろいろ書いていくつもりです。「おいしい本箱」のサイトものぞいてみてね!

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タイトル 日 時
クロックワークスリー マコーリー公園と三つの宝物 マシュー・カービー 石崎洋司訳 講談社
クロックワークスリー マコーリー公園と三つの宝物 マシュー・カービー 石崎洋司訳 講談社 煌びやかな都会と深い闇の大きな森がある19世紀末のアメリカ東部の町を舞台にした、3人の少年と少女が繰り広げる冒険活劇です。自動人形、オペラ、タロット、降霊会、孤児院、大道芸人・・・もう、ありとあらゆるものを詰め込んで息つく間もなく物語が展開していくのが楽しくて仕方がない。主人公たちと一緒に町を走り回っているうちに時間が経つのを忘れてしまう―いいですね、こんな時間って。 ...続きを見る

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2012/01/30 23:58
いま、ファンタジーにできること アーシュラ・K・ル=グウィン 谷垣暁美訳 河出書房新社
いま、ファンタジーにできること アーシュラ・K・ル=グウィン 谷垣暁美訳 河出書房新社 素晴らしい評論を読むと、頭が喜びます。日頃漠然と感じたり、考えたりすることが、見事に整理され、言語化されているのを読む喜び。頭の中に真新しい引き出しが出来る楽しみ。新しい目を開いてくれる知性に触れるのは、なんと嬉しいことかと思います。昨年後半、初めてル=グウィンの評論を読みだし、その的確な指摘と物語への姿勢に共感することしきりでした。その勢いで、『ゲド戦記』を改めて通読し、今ネットで彼女の本をぼちぼちと集めつつあります。この『いま、ファンタジーにできること』は、2002年以降の評論や講演、スピー... ...続きを見る

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2012/01/27 02:10
ダーウィンと出会った夏 ジャクリーン・ケリー 斎藤倫子訳 ほるぷ出版
ダーウィンと出会った夏 ジャクリーン・ケリー 斎藤倫子訳 ほるぷ出版 仕事柄、物語の中に図書館が出てくると妙に気になります。場所や配架の様子もですが、図書館員の対応の仕方や態度、言葉づかいに、ヘンに神経質になってしまったり(笑)物語の中であっても、がっかりな対応などを読んでしまうと、腹立たしく悔しい気持になったりします。この物語の中に出てくる図書館はまさに最低で、そこを読んだ途端、私も主人公のキャルパーニア同様、首筋に蕁麻疹が出そうになりました。12歳の女の子が勇気を出して本を借りにきたのに、けんもほろろに追い返すなんて言語道断です。確かに、今のような公共図書館の... ...続きを見る

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2012/01/24 01:24
セキタン! ぶちかましてオンリー・ユー 須藤靖貴 講談社
セキタン! ぶちかましてオンリー・ユー 須藤靖貴 講談社 何気なく手にとって、思わずハマって一気読み。これって、一番楽しい読書のあり方です。「ぶちかましてオンリー・ユー」という、ちょっと軟派なサブタイトルに似合わぬ硬派な一冊。男の純情・・なんて、すっかり古い言葉になってしまいましたが、やっぱりスポーツには純情が似合います。 ...続きを見る

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2012/01/21 01:18
小公女 フランシス・ホジソン・バーネット 高楼方子訳 福音館書店
小公女 フランシス・ホジソン・バーネット 高楼方子訳 福音館書店 金曜に、猫を拾ってしまいました(汗)夕方の駅前のロータリーという、人も車も自転車も激しく行き来する場所で、激しく鳴くちっさい猫を発見。道行く人に、にゃんにゃんとむしゃぶりついては鳴いているんです。友人と思わず近寄ってしまったのが運のつき(笑)首輪をしているので飼い猫かもしれないと思い、とりあえずキャリーを家から持ってきて保護し、あちこち聴いてみたのですが、空振りでした。結局、獣医さんに寄って検査してもらって、家に連れて帰ってきてしまいました。キジ模様の、ちっさい、1歳になるかならないかの女の子ち... ...続きを見る

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2012/01/19 01:31
父さんの手紙はぜんぶおぼえた タミ・シュム=トヴ 母袋夏生訳 岩波書店
父さんの手紙はぜんぶおぼえた タミ・シュム=トヴ 母袋夏生訳 岩波書店 「愛」と気軽に人は言うけれど。「愛」ってこういうことなんだよ、と説明することも、目に見えるように提示することも、あまりに難しい。その昔、向田邦子さんが、「愛」という言葉を聞くと、ゆでたまごを思いだすと書いてらしたことがあった。遠足のとき、同級生のお母さんが、娘のためにクラス全員に卵をゆでて持ってきた。お母さんが恐縮しながら渡すその卵の温もりが、当時学級委員だった向田さんは忘れられない・・そんな内容だったと思う。そして私は、これから「愛」と聞くと、この本のことを思い出すと思う。この中に収められてい... ...続きを見る

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2012/01/07 18:33
お父さんのバイオリン ほしおさなえ 徳間書店
お父さんのバイオリン ほしおさなえ 徳間書店 最近、人の心の無意識の領海の大きさについて、よく考えます。私たちが意識している部分の下に、膨大な量の何かが眠っているーというのは、若い頃にユング心理学をかじったときから知ってるつもりだったのですが。知ってるつもりと、それが身に沁みてわかることの間には、大きな大きな壁があるんですよね。この年齢になってそれを実感します。河合隼雄さんもおっしゃっていましたが、自分の中に眠る未知の領域に足を踏み込むことは、非常に恐い、怖ろしいことです。でも、そこから目をそらしていると、いつしか一歩も身動きできなくなる時... ...続きを見る

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2012/01/06 00:12
かわいいにもほどがある いくえみ綾 集英社
かわいいにもほどがある いくえみ綾 集英社 いくえみさんのマンガに出てくる猫さんが、とっても好きなんですよねえ。猫マンガが今たくさんありますが、感覚的にダメだと思うのもたくさんあって、猫が出てくるからいいっていうもんでもありません。その線引きは、私の場合、作者の血中猫度が問題なような気がします。町田康さん(マンガじゃないけど)や、大島弓子さんのように、人よりもとにかく猫という猫バカ(褒めてます)は別格として。このいくえみさんのように、生活の中に猫の体温がないと生きていけない人の書かれたものに惹かれます。あったかいんですよ、とっても。 ... ...続きを見る

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2012/01/03 23:58
ピートのスケートレース ルイーズ・ボーデン 福音館書店
ピートのスケートレース ルイーズ・ボーデン 福音館書店 新年あけましておめでとうございます。 ...続きを見る

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2012/01/02 21:34
2011年を振り返って
久しぶりの更新です。 この三カ月、ずっとある事にかかりきりで、こちらがおろそかになっていました。でも、ずーっと、ずーっとこちらを書きたくて仕方なくて。今日、やっと解放されたので、いそいそと更新です。すっかり世間から忘れられてる感がありますが(笑)新年から、がんばって書いていきますので、どうかよろしくお願いします。 ...続きを見る

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2011/12/31 01:23
神様 2011 川上弘美 講談社
神様 2011 川上弘美 講談社 この本は、川上さんが1993年に書かれたデビュー作を、「2011」という形で書き換えたもの。元の短編と、書き換えた「2011」が並べてあります。わざわざ「2011」とタイトルを付けた意味は、今年あった、私たちの意識や価値観を、生活を、大きく揺るがした出来ごと、震災です。 ...続きを見る

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2011/11/21 23:14
「想定外」の罠 大震災と原発 柳田邦夫 文芸春秋
「想定外」の罠 大震災と原発 柳田邦夫 文芸春秋 ちょっとしようと想うことがあり、毎日毎日あれこれと資料に埋没していて、なかなかブログの更新が出来ない。しかし、あれですね。自分の考えることに添って、あれこれ資料を集めているはずなのに、読めば読むほど訳がわからなくなってくるのは何故か(笑)もっと、いい頭が欲しいと痛切に想う今日この頃です。という余談は抜きにして。これは、どんな事情の中にいても、絶対に読まなければならない本だと想い、心して手に取りました。 ...続きを見る

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2011/10/21 01:26
帰命寺横町の夏 柏葉幸子 講談社
帰命寺横町の夏 柏葉幸子 講談社 死んだ人が生き返る。そんなことは、絶対に無いのだけれど。もし、自分の周りに、そんな人、いや、亡者がいたら・・・。この物語は、思いがけず、そんな出来ごとに遭遇してしまった男の子のお話です。こう書くと、一瞬ゾンビ系のホラーと思われてしまいそうが、決してそうではなく。「生きる」ということの切なさ、かけがえのなさが、胸いっぱいに満ちるような柏葉ワールドでした。 ...続きを見る

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2011/10/10 23:12
あそびましょ 石井睦美・文 こみねゆら・絵 アリス館
あそびましょ 石井睦美・文 こみねゆら・絵 アリス館 石井睦美さんと、こみねゆらさんがタッグを組んだ、とっても可愛い絵本です。ちょっとスモーキーな色遣いで描かれた、こみねゆらワールド。しかし、これが可愛くて、なんとも曲者の絵本で、うっとり眺めているうちに、ふわっと違う次元に連れていかれます。 ...続きを見る

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2011/10/07 01:55
写真展『水の宴』&コラボレーションDANCE『天地のものがたり KIZUNA』
写真展『水の宴』&コラボレーションDANCE『天地のものがたり KIZUNA』 先日ご紹介した、大塚忍さんの写真展『水の宴』に行ってきました。場所は、東京・銀座の一丁目。奥野ビルという、昭和11年に建てられたという、古いビルです。とても風情のあるレトロなビルで、何とエレベーターが古い映画にあるような、手動でドアを開けるタイプのもの。一度乗ってみたかったんですよねえ。扉の上では、時計のように針が階を示してくれます。(私の拙い写真では、その魅力が伝わらないと想うので、大塚さんの写真にリンクしておきます。 http://immigrantp.exblog.jp/15627742... ...続きを見る

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2011/10/04 00:17
1/12の冒険 マリアン・マローン 橋本恵訳 ほるぷ出版
1/12の冒険 マリアン・マローン 橋本恵訳 ほるぷ出版 小さいことは、チェスタトンが「棒大なる針小」で書いていたように、ドラマチックなこと。例えば・・・この身体が、ウルトラマンサイズになってしまったとしたら。ちょっと歩けば家を踏みつぶす。山を歩けば崖崩れ。海辺を歩けば、港を壊す。迷惑この上ないですよね。(昔テレビで、ウルトラマンが怪獣と格闘するたびに、私はそれがとても気になっていた。怪獣よりも、ウルトラマンが潰してる家の方が多いかもしれん、と憂鬱になったりしていた。気が小さい子だったんです)だから、でっかくなってしまったら、ひたすら何も無いところで、... ...続きを見る

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2011/09/29 22:02
シンポジウム 子どもの物語・大人の物語
昨日、大阪産業創造館であった、日本ペンクラブ主催のシンポジウムに行ってきました。パネリストは、今江祥智さん、里中満知子さん、越水利江子さん、令丈ヒロ子さん、進行はひこ・田中さんという豪華なメンバーです。いやー、ほんとに楽しかった!会場には、他にもいろいろと作家さんが来られていて、話が広がるわ、広がるわ、初めのテーマからどんどん膨らんで・・・。皆さん、とてもお話がお上手です。そろって関西出身でらっしゃるせいか、心やすく楽しい雰囲気が初めから漂って、とてもリラックスした空気の中、有意義なお話をたくさ... ...続きを見る

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2011/09/25 22:19
ブリギータの猫 ヨアンナ・ルドニャンスカ 田村和子訳 未知谷
ブリギータの猫 ヨアンナ・ルドニャンスカ 田村和子訳 未知谷 タイトルに惹かれ、内容については全く予備知識なしに読み始めたのですが、これが、自分が今考えたり感じたりしていることに、何故かリンクしている内容で・・・。本については、私は結構そういうことがある。嗅覚というか、アンテナがぴりっと動くというか。不思議に、本の方から、「読んで」と言ってくれることがある。そして、大体その勘は外れないというのが、我ながら不思議です。 ...続きを見る

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2011/09/23 09:50
犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳 東京創元社
犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳 東京創元社 非常に淡々とした文章で描かれた小説です。それはもう、見事なまでに淡々とした文章で、読んでいて「これは小説なのかしら?」と少々不安になるほど。警察の調書のような(と言っても、実際に見たことは無いんですが)雰囲気が漂う文章です。テーマは、タイトル通り、「犯罪」。様々な犯罪を描いた短編が11篇。内容としてはセンセーショナルなものなんですが、三文記事的な扇情的な匂いはありません。人としてこの世界に生まれ、人生を歩いていくことの根源的な悲しみというか。寄る辺なさというか・・そんなものを感じてしまう。それは... ...続きを見る

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2011/09/20 01:47
パンプキン!模擬原爆の夏 令丈ヒロ子 講談社
パンプキン!模擬原爆の夏 令丈ヒロ子 講談社 とろとろと書いているうちに過ぎ去ってしまったが。9月11日は、アメリカの同時多発テロがあった日であり、あの3月11日の震災から、半年という日でもあった。10年前のあの日も、半年前のあの日も、呆然としてテレビの前で座り込み、延々と繰り返される映像を見ていた。生きている間に、こんな恐ろしい光景を見ることになると、想像したこともなかった。しかも、リアルタイムでその光景を、メディアが伝える映像で繰り返し見る、ということを体験し、私は「見る」ということについて、いろいろと考えたり、本を読んだりしてずっと考... ...続きを見る

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2011/09/16 23:09

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