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おいしい本箱Diary

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活字中毒患者ERIの読書日記です。
毎日更新できるかどうかはわかりませんが、その日読んだ本の話を中心に、
いろいろ書いていくつもりです。「おいしい本箱」のサイトものぞいてみてね!

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タイトル 日 時
村上華岳展 京都現代美術館 何必館 
村上華岳展 京都現代美術館 何必館  先週の日曜美術館で特集をやっていたのを見て、ふらっと行ってきました。祇園の花見小路近くにある、小さな美術館です。京都でも一番賑やかな繁華街にあるのですが、中に入ると、すっと空気が変わります。 ...続きを見る

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2012/05/19 00:51
氷山の南 池澤夏樹 文藝春秋
氷山の南 池澤夏樹 文藝春秋 少年(正確に言うと、少年と青年の間ぐらいか)を主人公にした、成長・・ではなく、教養小説です。なぜ成長ではないかというと、この物語の主人公JINには、成長痛がないから。彼は感じ、学び、受け取り、貯めこんだ分、みごとに広がっていく。子どもと大人の境目にいる年齢の青年が、ある特殊な環境の中に放り込まれることで、そこにいる大人たちからたくさんのことを学び、人生とは何ぞやと考える。読者は、その筋道をたどりながら、様々な思考の流れを楽しむ、そんな小説ではないかと思います。例えば、トーマス・マンの『魔の山』。... ...続きを見る

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2012/05/11 01:31
そろえてちょうだい?2 いくえみ綾 祥伝社
そろえてちょうだい?2 いくえみ綾 祥伝社 萌え萌えの猫との蜜月記でございます。もうもう、とってもかわゆい!!いくえみさんの猫マンガは、一番ツボをついてきます。この甘甘っぷり(笑)一緒や〜! ...続きを見る

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2012/05/06 01:32
天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘 菅野雪虫
天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘 菅野雪虫 巨山国のイェラ王女を主人公とした外伝です。彼女は、個性の強いこの物語の登場人物の中でも、際立って魅力的な人。このサイドストーリーを読んで、ますます彼女のことが気になる存在になってしまいました。 ...続きを見る

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2012/05/05 01:16
ソラガアオイ 朽木祥 飛ぶ教室 2012春号
仕事から帰ってきたら、アマゾンから「飛ぶ教室」が届いていた。夕飯を作らなくては、と思いつつ、お目当ての朽木さんの『ソラガアオイ』の頁をめくって飛び込んできた一行目が衝撃的で、思わず「あとで落ち着いてから」と呼吸を整えた。そして、一日の仕事を終え、頁をめくり・・結局他の部分を読みつくしてから最後に心を決めて開き、案の定号泣しながら一回目。その日はそのまま寝入ってしまい、起きてから、また何度も何度も読んだ。読めば読むほど、最後に「僕」が見上げた空の青が眩しかった。とても心に沁み込む青だった。 ...続きを見る

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2012/05/01 01:31
詩の樹の下で 長田弘 みすず書房
詩の樹の下で 長田弘 みすず書房 昔から樹が好きだ。できれば、たくさんの葉が風に吹かれて音をたてるような樹がいい。実家の近くの公園に大きなクスノキがあって、朝夕にそこを通って心の中で挨拶をしながら10代を過ごした。大きな樹は、いつも何かを語りかけてくれるように想う。どんな時も、あの樹が待っていてくれると思うと、気分が沈んだ帰り道も少し元気が出たものだった。この詩集を読んで、久しぶりにあの樹のことを思い出した。今も元気でいてくれてるかなあ・・。この詩集は、長田さんが樹に寄せて書いた詩を集めたものだ。 ...続きを見る

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2012/04/29 01:40
ジェンナ 奇跡を生きる少女 メアリ・E・ピアソン 三辺律子訳 小学館SUPER YA
ジェンナ 奇跡を生きる少女 メアリ・E・ピアソン 三辺律子訳 小学館SUPER YA ここ一週間ばかり、パソコンの調子がいまいちで、正常終了が出来なくなっていました。そこで、今日は一日何だかんだとメンテナンスをしていたのですが・・。結局「システムの復元」で、過去の状態に戻すという安易な方法を選択してしまいました。この手は時折使うんですが、便利ですよね。バックアップはパソコンでは大切です。しかし、それが人間だったらどうなのか。バイオテクノロジーによる生命操作で復元された少女であるジェンナが、「自分は何者なのか」と問い続ける、とても読み応えのある物語でした。 ...続きを見る

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2012/04/27 01:49
無菌病棟より愛をこめて 加納朋子 文藝春秋
無菌病棟より愛をこめて 加納朋子 文藝春秋 加納さんが、急性白血病で闘病してらっしゃることなど、何一つ知らず・・・。この本も頁を開くまで小説なのかと思っていたのでした。何と、2010年の6月から、ずっと闘病してらしたらしい。これは、その闘病の記録です。 ...続きを見る

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2012/04/26 21:53
ある一日 いしいしんじ 新潮社
ある一日 いしいしんじ 新潮社 命が生まれる特別な一日を描いた小説です。いしいさんの筆が、父になった誇らしさに満ちてます。もちろん、生まれてくることは喜びだけではなくて、不安とか、畏れとか、悲しみとか、そんなものと一緒に生まれてくるのだけれど。出産という特別な一日から広がる時空が、全ての命と繋がっていく様子が、何ともドラマチックで輝きに満ちてるんです。いしいさんの物語が編んできた、水や、音楽や、食べ物、つまり命の記憶も、ここに全部繋がっているような気がしました。 ...続きを見る

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2012/04/20 00:29
もうすぐ絶滅するという紙の書物について ウンベルト・エーコ ジャン・クロード・カリエール 
もうすぐ絶滅するという紙の書物について ウンベルト・エーコ ジャン・クロード・カリエール  このタイトルがいい。紙の書物が「もうすぐ絶滅するという」ことを、この世で一番信じていない二人の対談にぴったりだ。私も、この世界から紙の本が無くなる、ということを全く信じていない一人なのだけれど、この本を読んで、ますますそう思った。 ...続きを見る

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2012/04/17 02:34
京都でお花見&一条寺恵文社
京都でお花見&一条寺恵文社 今日は京都に、本屋と桜の小さな旅に行ってきました。そう、本屋さんがメインです(笑)友達と、ずっと「行きたいね」と話していた、一乗寺の恵文社さん。今日は絶対行くぞ!と、観光客でごったがえす京都駅からバスに乗って、熊野神社のあたりでふと「平安神宮さん、行こか!」といきなり決断(笑)しだれ桜を堪能してきました。平安神宮さんは神苑が見事なんですよねえ・・。しだれ桜の天蓋を見上げながら歩く楽しさ。手入れも隅々まで行き届いて、気持ちいい。近くの疎水の桜並木も満開で、ソメイヨシノも満喫・・という最高のお花見日... ...続きを見る

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2012/04/13 23:31
春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 池澤夏樹 中央公論新社
春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと 池澤夏樹 中央公論新社 この本を読んで色々考えているところに、京都でおこった怖ろしい事件の報道を聞いた。まだ詳細はわからないのですが、8人の方が亡くなったとか・・。理不尽という昏い穴は、私たちのすぐ横にぽっかり口をあけているのだと、こういうことがある度に思い知らされます。しかし、思い知らされることと、納得することは違います。どこに納得できないのか・・昨年私たちを襲った最大級の理不尽以来、ずっと抱えているこの宿題に、丁寧に向き合う一冊です。 ...続きを見る

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2012/04/13 00:35
相田家のグッドバイ 森博嗣 幻冬社
相田家のグッドバイ 森博嗣 幻冬社 これは家族の物語です。殺人も、事件も、何にも起こりません。相田家という、昭和を生きた、ごくごくまっとうな、真面目な家族の日々を、淡々と綴ってあるだけ。でも、これがもう、見事にミステリーなんですよ。それぞれの家庭は、それぞれの価値観で出来ている社会の最小単位で、いわば密室。「家」というハコに入ってしまうと、そこでどんな会話が交わされ、どんな食事を取っているのかも、よそからは見えません。一つの家族が、どんなメンバーで成り立ち、お互いの相互作用で、どんな価値観を作り上げ、生き、死んでいくのか。そのを、... ...続きを見る

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2012/04/09 22:25
3月のライオン 7巻 羽海野チカ 白泉社
3月のライオン 7巻 羽海野チカ 白泉社 出たところなので、あまりネタばれしたくないし、さらっとだけ思ったことを。7巻を迎えて、ますます泣かせ度が高くなっているような・・。冒頭の、前巻で悪役だった順慶くんの隠された一面に、のっけからやられました。このマンガの、人間の描き方が、演歌的にツボにはまってきます。勝負の世界に身を置くことの恐さと、それに魅入られてしまった男の悲哀と、純粋さに、胸がきゅんきゅんしました。行方不明になっていた鳩の銀が帰ってくるシーンは、号泣ものです。うちの猫のぴっちゃんが、数日行方不明になってしまった時のことを思い出... ...続きを見る

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2012/04/03 01:40
それでも三月は、また (アンソロジー) 講談社
それでも三月は、また (アンソロジー) 講談社 日米英同時刊行の本です。3月11日を、日本の作家たちはどう捉えたのか、ニュースやインターネットとは違う方法で、それを伝えたいと編まれたアンソロジーです。 ...続きを見る

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2012/04/01 01:02
グリフィンとお茶を 〜ファンタジーに見る動物たち〜 荻原規子 徳間書店
グリフィンとお茶を 〜ファンタジーに見る動物たち〜 荻原規子 徳間書店 動物、というのはファンタジーと縁が深い。どちらも、「物語」の源流に近いものだからかもしれない。人が焚火の前で子どもたちに語ってきかせた、生のままの物語。そこでは、きっと自然に住まう神々と繋がるものとして、たくさんの動物たちが登場したはずだ。かって、真の暗闇に住んでいた頃、私たちは動物よりもずっと下の存在だったはず。彼らのような運動能力や、嗅覚や、するどい爪や、翼を持たない私たちは、自然の大きさの中ではいつも弱者だったろうと思う。何しろ、つい100年くらい前まで、日本にだってお狐さまや、タヌキに化... ...続きを見る

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2012/03/27 01:31
なのはな 萩尾望都 小学館
なのはな 萩尾望都 小学館 震災のあと、月刊誌に連載しておられた作品を、まとめられたものです。 萩尾さんの想いが、深く込められた一冊。 特に表題の『なのはな』『なのはなー幻想「銀河鉄道の夜」』は、胸に迫ります。 ...続きを見る

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2012/03/22 00:29
ネジマキ草と銅の城 パウル・ビーヘル 野坂悦子訳 村上勉絵 福音館書店
ネジマキ草と銅の城 パウル・ビーヘル 野坂悦子訳 村上勉絵 福音館書店 村上勉さんの表紙と挿絵に、思わず手が伸びました。子どもの頃から、村上さんの絵が大好きなんです。佐藤さとるさんのコロボックルのシリーズは言うまでもなく・・昔、村上さんの挿絵の「家なき子」を持っていたんですよ。今でも、頭の中にくっきり浮かぶほど印象的な本だったんですが、残念なことに、もう手元にはありません。村上さんの絵はとても躍動感があって、頭の中で、イマジネーションが膨らみます。だから、寓話の要素を多く含んでいるこの物語のような作品には、まさにぴったり。 ...続きを見る

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2012/03/20 01:02
紅に輝く河 濱野京子 角川書店 銀のさじシリーズ 
紅に輝く河 濱野京子 角川書店 銀のさじシリーズ  『碧空の果てに』『白い月の丘で』に続く、シューマ平原の国々を舞台にしたファンタジー3作目です。国の行く末を左右する運命を背負った王女・・というドラマチックな設定。濱野さんのリリカルな魅力が満載の物語です。そして、いつもいいなと思うのが、登場人物たちがいつも自分の想いに忠実なこと。生まれる時代、国、家庭・・自分がいる場所のルールというものに、私たちは意識する、しないに関わらず左右されて生きているわけですが。大切なことを決断する時、自分の心が欲するところよりも、そのルールを優先させてしまうことがあっ... ...続きを見る

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2012/03/18 01:02
個人はみな絶滅危惧種という存在 彫刻家・舟越桂の創作メモ 集英社
個人はみな絶滅危惧種という存在 彫刻家・舟越桂の創作メモ 集英社 目にするたびに、何故か気になる存在だった舟越桂さんの本を見つけた。木の手触りをそのまま残しながら、どこかいびつだったり、異形だったりする舟越さんの彫刻たち。彼らは、一心にどこかを見つめているように見える。見ているのは私なのに、なぜか見られているような気がして、ぎょっとする。わかりやすい美しさではない。生々しい肌理と、みっしり詰まった体躯に愚直な魂を感じつつ・・でも、彼らは静かで、時を超えて佇んでいる。こんなふうに、時を超えて佇むものを作る孤独と喜びとはどんなものだろうと、私は思う。この本は、舟越... ...続きを見る

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2012/03/17 00:30

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