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zoom RSS 風神秘抄 荻原規子 徳間書店

<<   作成日時 : 2005/06/21 22:39   >>

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「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」という、日本の歴史的時代を舞台ににた勾玉シリーズの4作目。今回は平安末期が舞台で、、後白河法皇、源頼朝、という有名人も登場します。このシリーズ、大好きで心待ちにしていたので、楽しく一気読みしました。時間を忘れて読んで、「面白かった〜」としみじみ満足するのは、本当に楽しいですねえ。今回も期待にたがわず、魅力的なファンタジーでした。

荻原規子さんのファンタジーは、いつもラブロマンスがきっちり書かれていて、そこが魅力です。今回の主人公、草十郎と糸世、という少年と少女の恋も、とても素敵です。二人とも神にも通じる笛と舞も才能をもち、運命で結ばれたように恋に落ちます。神性を持つ二人の恋がなんと初々しくて、まぶしいこと。しかし、その恋がこの世の理を変えてしまうほどの力を産むために、二人は大きな苦境にたたされるのです。

この物語の白眉は、二人がその天賦の才能を発揮する、今で言うなら、コンサートを開くときの部分でしょうか。文章で音楽や舞を表現するのは、とても難しいと思うのですが、見事に視覚化してあって、二人の姿が目に浮かぶようです。この二人が現代にタイムスリップしてコンサートなんかしたら、どうなんだろう・・。とか、想像してしまいました。音楽や踊りというのは、昔から神に近づくもの、ですよね。それに特別な才能がある人は、やはり神に選ばれしものなのでしょう。この二人のパフォーマンスが見てみたい!

はらはらして読んでほしいので、あまりくわしい事は書かずにおきますが、おなじみの「鳥彦王」や糸世に忠誠を尽くす「日満」という僧など、脇を固めるキャラクターも多彩で、けっこう長いお話なのですが、最後まで飽きさせません。鳥の王である「鳥彦王」と草十郎のやりとりも、楽しい。膨大な資料を駆使してお書きになったと思われますが、そんな難しさを全く感じさせない(これはすごいことですよ)わかりやすい筋運びで、いろんな世代の人が楽しめるファンタジーです。

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