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zoom RSS そらとびタマシイ 五十嵐大介作品集 講談社

<<   作成日時 : 2005/06/08 20:43   >>

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やはり風邪をひいてしまったようで、昨日はパソコンも立ち上げずにダウンでした。
なんでこんな時期に風邪・・。夏風邪は馬鹿がひくといいますが、ほんとにそうかも。

というわけで、やはり本は読めず。今日もコミックでいきます。

五十嵐大介さんの世界観が大好きです。本当にたまたま買った「女神」にはまってからいろいろ集めて読んでいますが、(とは言っても、全作品集めてもそんなに多くない)オタク心をくすぐる人ですよねえ。この一頁書くのに、どれだけ手間がかかってるんだろうと思うほどの繊細な絵。次々にあふれてくるイメージ。現実と非現実の間を行ったりきたりするような感覚にいい感じに惑わされて、彼の作品を読んだあとは、空気のにおいまで違ってくるような気がします。

彼の作品は、はっきりと筋のあるお話が好きな人には向かないかもしれません。どうしようもない割り切れなさとか、この世界の混沌を、幻想というイメージにのせて見せるような非常に感覚的な作品が多いので。でも、そういう作品にありがちな独りよがりさが、彼にはない。さいきんの作品である「リトルフォレスト」を読んで思ったのですが、それは幻想とともに、「地に足をつける生活」が彼のバックボーンになっているからかもしれません。


この作品集は、彼の幻想性が堪能できる作品集です。個人的には「すなかけ」が好きかな。
体中の皮膚から砂が出てくる特異体質の女性のお話なのです。

この体から砂が出てゆく感覚って、女の人なら生理的に納得できる感じがあるのでは。自分の体だけどコントロールできない、自分のものであって自分のものでない、そんな太古からの体の不思議って、やはり女の人なら誰でも感じるものなのだと思います。それをありのままに受け入れていくことって、今特になかなか難しい。誰かを守るために、そんな不思議な体を使い果たしてしまうというのもやはり母性につながる不思議さなのかも。そんな微妙なところを、どうしてこの人はわかってしまう
のかな、とそこにも感心してしまいます。「文学」に近いマンガかも。

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