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zoom RSS 白いへび眠る島 三浦しをん 角川書店

<<   作成日時 : 2005/07/29 21:47   >>

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2001年に刊行された「白蛇島(はくじゃとう)」の文庫版。文庫だけの掌編がついているというので、再び読み返してみました。やっぱり面白い!ぞくぞくするホラーの要素たっぷりです。排他的な島の雰囲気。その島に主人公である悟史が里帰りするところから物語は始まります。13年ぶりの大祭を前に、島に不穏な気配がじわじわと満ちてくるのですが、そのじわじわさがとてもうまい。ちょっとした伏線と「見える」悟史が感じるいろんな気配で、少しずつ「あれ」がせまってくる恐怖を感じさせます。こうやって隠れてしわじわ来られるほうが、こわいんだよね。読んだことがあるのに、一度ページをめくり始めると、とまらない。ノンストップで最後まで読んでしまいました。

持念兄弟として絆で結ばれている悟史と光市のコンビがいい感じですね。こういう「男の友情」というか、「男の絆」に女心がキュンとしてしまうんだなあ。光市くんは、天然系のたくましいタイプ、悟史くんは「見える」だけあって、繊細な知性派かしらん。とか思い描くだけで楽しい。もう一組の島の謎を握る怪しい雰囲気の「荒太」と「犬丸」のコンビも、これまた不思議な結びつきの一組。その二組の絆の対比がこの物語を貫くテーマなんじゃないかと思います。

「契約のいらない友愛、約束のいらない拘束」
「どこにいても、どんなに離れていても、二人は緩やかにつながっていて、かつ自由だ。」

この悟史の独白がすべてをあらわしています。おまけのお楽しみ掌編は、荒太と犬丸が主人公。これもまたキュンとするいい話です。ネタばれになるので、これは秘密。読んでみてください。

おいしい本箱へ → http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000413
三浦しをんさんの本 → http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000190


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白いへび眠る島*三浦しをん
☆☆☆・・ 高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、 今も因習が残る拝島(おがみじま)だった。 十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。 言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。 不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄 ...続きを見る
+++ こんな一冊 +++
2005/07/30 08:57

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
+++こんな一冊+++にお越しくださりありがとうございました。
コメント&TBも嬉しかったです。
こちらからもTBさせていただきました。
わたしはもともとの『白蛇島』は読んでいないのですけれど
文庫版の書き下ろしが≪これから≫を期待させる効果を出している気がします。

またお邪魔したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
ふらっと
2005/07/30 09:06
こちらこそありがとうございます!
ブログをはじめたばかりですが、こんなに本が好きな人が
いるんだなあと、うれしく思ってしまいます。また遊びにいきますね。
ERI
2005/07/30 22:40

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