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zoom RSS 賢者はベンチで思索する 近藤史恵 文藝春秋

<<   作成日時 : 2005/07/09 21:48   >>

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「出会い」って、いいですね。ふっとした出会いが、人生をいろんな風に変えていく。
「出会い」なんてないよ、とか思っていても、考えてみれば周りにいるすべての人とは「出会い」で結ばれているんですよね。

この本も、そんな出会いの一つを描いた物語。久里子は21歳の女の子。専門学校をでたのはいいけれど、就職もきまらないままファミリーレストランでアルバイトの日々。弟も二浪のひきこもり状態で、すごいく悪くなくても、なんだかぱっとしない毎日。そんな久里子ですが、ふとしたことからバイト先で知り合った「国枝」という老人に出会い、近所で頻発する殺犬事件を解決することになったことから、毎日がかわっていくのです。

なんだか先が見えなくて、どうしたらいいかわからなくて袋小路に入ってしまった久里子に、時々かける国枝老人の一言が、いいんです。たいしたことを言ってもらうんでもなく、お説教でもなく、ふっと背中を押すような一言をかけてもらうことで心が動きだす、そんな一言。これって、なかなか難しいですよ。私も若い人たちと話をする機会も多いんですが、こんなふうな一言を言ってあげられたらいいのにな、と本当に思います。若い、ってしんどいことだものなあ。特に今のように、確かな先が見えない時代には。

しかしこの国枝老人は、なかなかの曲者で、その人物像も面白い。ふらっとやってきて、ふらっと去っていく。やっぱりこの人もギ蟲師のギンコのようにお助けマンですね。さすらいのお助けマン特集でもしますか。

おいしい本箱へ →http://www.oishiihonbako.jp/detail.php?book_no=000344



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