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zoom RSS 風の館の物語 1 あさのあつこ 講談社文学の扉  講談社

<<   作成日時 : 2007/05/26 00:11   >>

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画像あさのさんの、ちょっと久々かな、と思う大人向けではない物語。
ここのところ、大人の小説を書くことが多いあさのさんですが、
私はやはり、このジャンルに帰ってきたときの、あさのさんが好きだなあ。
こんなことを言うと、あさのファンに怒られてしまいそうだけど、大人の文学の
あさのさんは「ちょっと、無理してる」感じがあって、しんどいことがある。
あさのさんの魅力の、ストレートな爽やかさが、ちょっと影を潜めてしまう。
これは、久々に直球で、面白かった。

主人公の洵は、12歳。病気になってしまった母親が入院している間、
大おばさんの家に、妹の沙菜と引き取られることになる。
そこは、地元の人に「風の館」と呼ばれる、大きな、お屋敷だった。
やってきたその日から、起こる不思議な現象の数々。
姿を見せない、当主の大叔母の、亡くなった息子にそっくりといわれて戸惑う洵。
「風の館」の秘密とは?

冒頭、幼い妹と二人きりで、物寂しい駅に降り立った洵の気持ちが
がらん、とした駅前の様子とあいまってひしひしと伝わってくる。
この寂しさと、心細さ。その中で、妹を支えてがんばらなくちゃ、という
長女特有の責任感。「きついね。」と、その目の光を大おば・琴音に言われる
洵だが、こういうタイプは、えてして心の中に、もろいナイーブなものを抱えていがち。
心をボーイッシュな形に隠して、凛と立とうとする洵のキャラが、とてもいい。
筋を通そうとする性格は、大叔母の琴音ゆずりなのかもしれない。
多分、とっつきにくそうで、この屋敷で一番こわくないのは、この琴音だろう。

物語は、洵が見た、不思議な世界とともに展開していくらしい。
とうに亡くなったはずの、大叔母の息子、洵吾が、この屋敷にはいる。
それが何故なのか。ワクワクしますね。ストーリーテラーのあさのさんの
面白さが、これからどんどん味わえる気がする。
個人的には、猫のポロの入れたお茶を飲んでみたいところです。
猫が入れたお茶だから、ぬるい(爆)いいですね〜♪
他の人には、見えないものが見えてしまう、洵。
そのしなやかな心と感性が、この屋敷にもたらすもの。それが、楽しみです。

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