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help リーダーに追加 RSS ブルースカイ 桜庭一樹 早川書房

<<   作成日時 : 2007/09/24 21:18   >>

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画像二年前に書かれている、桜庭さんのSF。
ライトノベルではなく、ハヤカワ文庫での作品ということで
珍しいですよね。「GOSICK」の世界を彷彿とさせる、中世ヨーロッパを
舞台にした出だしが、ワクワクとスリリングで、一気に引き込まれました。
こういう世界は、桜庭さんのお得意ですね。
SFということで、一気にタイムワープして、シンガポールの近未来。
そして、これもまた桜庭さんのキーワードである「少女」の住む現代の鹿児島。
桜島の爆発によるタイムスリップが繋ぐ異世界・・・。という趣向です。

とってもテンポ良くて面白いんですが、前半のドイツの町で繰り広げられる激しいロマンチシズムが、後半になって失速していく感があるのが惜しいです。この物語の一番の核となるべきなのは「ソラ」という現代の少女だと思うんですが、彼女が迷い込んだ先で果たして
いる役割が、もう一つわからない。ただ流されていく無力感だけが響いているようで・・。
ソラが、異世界で何を感じたのか、それが読者に任されるのはきっと桜庭さんの
趣向だと思うのだが、私には、その心性がもう一つわからなかった。


SD(と言ってもいいのか)のディッキーが作成したゲームの世界が、第一部の
ドイツの世界のようですね。
「繋がる」という言葉が、呪文のように繰り返されるんですが、その繋がりが
非常にはかない。そのはかなさのせいか、全体を貫くメッセージというものは
もう一つなんですが、あちこちに潜んでいる、情景が、いい。
こういうイメージの喚起力は、何かしら持って生まれたものなのかも。
桜庭さんが持っておられる脳内のたくさんのイメージを楽しませていただきました。


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『ブルースカイ』桜庭一樹
 ★★★ ...続きを見る
こばんばこ
2007/09/26 08:54
ブルースカイ 桜庭一樹
カバーディレクション&デザインは岩郷重力+WONDER WARKZ。2005年10月初版。書き下ろし。再読。時空を超えた3つの世界を3部構成で描いたSF。 第1部1627年ドイツの街・レンス。「GOSICK」を思い出させる雰囲気。少女マ ...続きを見る
粋な提案
2007/12/16 17:21

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ERIさんこんにちは♪
うわわ。桜庭さんこんな本があったのですか!一応ラノベじゃないんですよね?なら読んでみようかなぁーー★
やぎっちょ
2007/09/25 17:27
>やぎっちょさん
私も、友達に教えてもらったんですよ。SFでした。
ハヤカワ文庫って珍しいですよね!!
ERI
2007/09/26 01:19
面白そうな世界を見せられて、それをよく見ようと目をこらしたところで別の世界に放り出される…といった気分になりました。
あとがきの、桜庭さんとお父様のお話がほほえましかったです。
小葉
2007/09/26 09:22
一番初めの、ドイツでの世界が一番面白かったんですよね・・その分、後半のまとまりのなさがもったいなかったなあ。桜庭さんがどんな少女時代を送られたのか、ちょっと興味がありますね。
ERI
2007/09/28 01:44

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