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<<   作成日時 : 2007/12/02 21:28   >>

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画像坂木さんの新刊。がんばる人への応援歌、という色合いが
最近強い坂木さんですが、これもやはりそう。
世話焼きで、正義感がやたら強くて、じっとしていられなくて・・長女。
うわあ、ちょっと若い頃の自分っぽくて、どことなく辟易しながら
読んだんですが(笑)この沖縄の、懐の深さと人の大きさが、良かった
ですねえ。

若いってことは、大変なことだと、最近よく思うんですが
主人公のヒロちゃんも、色々悩む道の途中なわけです。
いつも一生懸命で、しっかりもの、なんて人に言われたりして
自分でもそんな感じで生きてきたのに、気がついたら
自分というものがはっきり見えてこなくて、心は千々に乱れる。
でも、人には乱れているところは見せられなくて、意地を張る・・。
うわあ・・もうねえ、顔から火が出るくらい、このヒロちゃんが
昔昔の自分とかぶって、お願い、もうやめて、って身もだえして
しまいました(笑)人間、自分を見つめるのはなかなか辛いことです。
こうやって突っ張らかって自分が仕出かしたあ〜んなことや
こ〜んなことを、思い出さされてしまいましたわ・・イタタ。
だから、ヒロちゃんが、沖縄という土地の懐に抱かれて、ちょっと
まあるく、アバウトになれたことが、妙に嬉しかったですね(知らんがな)

でもねえ・・人間、三つ子の魂百まで、といいますが
私も大分角が取れておだやかになったと自分では思ってますが
(人にはそう言われないけど)
どうも、やっぱり本質は変わらないみたいで・・。
今でも、喧嘩っ早いところや、すぐに人の世話を焼きたがるところなんかは
どうしても治らない・・。まあ、年とってちゃんと自分をここまで、って抑える
線は、ちゃんと見えてるつもりやけど、得てしてこういうタイプは
自分だけの正義感に陥りやすいので、自分でも気をつけるようにしています。
ヒロちゃんに願うことは、自分を大切にして、生きていってほしいってこと。
それが、結局人も大事にすることなんだっていうことを、知ってほしいなあって
思います。・・・あ、これは、結局若い頃の自分に言いたいことなのかな。
「シンデレラティース」の咲ちゃんもちらっと登場して、懐かしい。
友達、っていう対象がちらっと見えることで、作品に奥行きがでて、これもいいですね。
若い人に、読んでもらいたい本です。


おいしい本箱 http://www.oishiihonbako.jp/index_f.php

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ホテルジューシー 坂木司
(本の内容紹介より) 大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。だがこの夏のバイト先、ホテルジューシーはいつもと相当勝手が違う。昼夜二重人格の“オーナー代理”はじめあやしげな同僚達や、ワケありのお客さんたちに翻弄される日々。怒りつつもけなげに奮闘するヒロちゃんにさらなる災難が…。注目の覆面作家がおくる、ひと夏の青春&ミステリ。 ...続きを見る
眠れない夜のことば遊び
2007/12/08 12:26
ホテルジューシー 坂木司
装幀はtheGARDEN石川絢士。「野性時代」掲載+書き下ろし。連作短編集。 語り手の柿生浩美は大学の夏休み、石垣島の民宿でアルバイト。オーナーから頼まれ那覇のボロ宿、ホテルジューシーへ。先輩の松谷さんはさらりと去って残る& ...続きを見る
粋な提案
2008/01/07 04:16
ホテルジューシー(坂木司)
沖縄に行きたぁーいっ。「南の島」っていうのはあまり興味がないんで(海でばちゃばちゃっ(笑)てのがイマイチ好きじゃないので)、今までそんなこと思ったこともなかったんだけどね。このお話を読んだら、沖縄に行きたくなっちゃった。美味しい沖縄料理をタラフク食べたいっ!・・・そっちか!(笑) ...続きを見る
Bookworm
2008/02/02 15:12
ホテルジューシー 坂木司
ホテルジューシー ■やぎっちょ書評 読み終えましたホテル・ジューシー。シンデレラ・ティースとの姉妹本ということで興味津々でした。 普通に考えたら、全然別の本として別の物語を書けばいいんだけど、友達同士の夏休みの過ごし方という設定をしてくれたおかげで、どこ.... ...続きを見る
"やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書...
2008/02/11 16:44
『ホテルジューシー』
 坂木司  角川書店 ...続きを見る
blog mr
2008/02/22 21:17

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
TBさせていただきました。
私も自分の中に、ヒロちゃん的部分がいっぱいあったので、読んでいてわかるわかると思いながらも、辛かったです(T.T)
シンデレラ・ティースはまだ読んでいないので、読みたいと思っています。
こおろぎ
2007/12/08 12:36
こんばんは♪シンデレラ・ティースは、痛くなかったんですよねえ・・。となると、やっぱり私のタイプは、ヒロちゃんらしい(笑)生きるのに不器用なヒロちゃん。
その不器用さが、ちょっと愛しかったり、またそれも痛かったりしました・・。
ERI
2007/12/10 01:01
あけましておめでとうございます。
ご挨拶、遅くなりました(汗)。
ヒロちゃんの不器用さが私にもあることを、レビューを読ませていただいて思い当たりました。
お正月の記事にも目を通させていただいて、いろんなことがあったらしいことも。
昨年は大変お世話になりました。言葉にできないほど感謝しています。素敵な本との出会いがいっぱいの年にしたいですね。

『渋谷に里帰り』にもトラバさせていただきました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
藍色
2008/01/07 04:15
>藍色さん
あけましておめでとうございます。
まあ、人間、人生なんていつも何かありますわ(笑)
ありがとうございます、ねぎらっていただいて。お世話なんてしてませんよ。私は、大阪のおばちゃんなんで、なんでも首つっこんで言いたがりなんです。本当に今年もよろしくお願いしますね。自分からTBをつけにいかない私に、いつも丁寧な対応、本当に痛み入ります。
ERI
2008/01/08 22:51
初めまして。
実は、以前からちょくちょく覗かせてもらっていたんですが、ERIさんの「うわー凄い!」というレビューに気後れしてしまって、なかなかご挨拶が出来ずにいたんです。今回、私も同じような気持ちでヒロちゃんの物語を読んだので、嬉しくなっちゃって勇気を出してみました^^;
私もこのお話を読んで、ヒロちゃんに自分の若かりし頃を垣間見せられたような気がして、居たたまれないというか痛い思いを感じてしまいました。でも「ヒロちゃん、そこまでやっちゃ・・・;;;」と思うあたり、私も少しは丸くなってるのかな、と思いましたけど(笑)

これからも、ちょくちょく覗かせてもらいます。宜しくお願いしますね。
すずな
2008/02/02 15:23
>すずなさん
こちらこそよろしくお願いしますねm(_ _)m
いや・・凄いなんていうことはなくて、ただ長いだけ(笑)けっこう、本読みの人たちには、ヒロちゃん派が隠れているんじゃないか、とにらんでいます。
生きることに不器用なヒロちゃんが、イタくも、ちょっと愛しい物語でした・・。愛しく思えるあたり、私もちょっとは大人になった、ということでしょうか。
ERI
2008/02/03 01:07

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