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zoom RSS ナマズの幸運。(東京日記3) 川上弘美 平凡社

<<   作成日時 : 2011/03/04 22:58   >>

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画像川上さんは、やっぱりちょっとヘンな人だ。このエッセイを読みながらツッコミどころがあまりに満載で、はじめはいちいち付箋を付けていたんですが、しまいにやめてしまいました。だって、ぜーんぶツッコミたくなるんですもん(笑)

「大阪はきっと有名人がたくさん歩いているだろうから、ぜひ駆け寄ってサイン帳を差し出そうと思っていたのだ」って、川上さん、あなたは有名人だらけの東京に住んではるんとちゃうんですか・・。大阪歩いてても、逢うのは吉本の芸人さんくらいですからっ!(笑)背が伸びたと自慢したら、お医者さんに「それは生物としてありえない」と言われて、「生物じゃなかったんだ!」とあおざめるって・・そこかいっ!とか(笑)全編、嘘かホンマか、ちょっと・・いや、大分ズレた川上さんの言葉を聴いているうちに、大抵のことがどうでもよくなってくるという、楽しいご利益つきのエッセイでした。

実はここのところ、非常に体調がよろしくなくて、うまく文章が書けない。身体のどこかに痛みがあるというのは、なんとも言えないストレスだ。しかし、その痛みがストレスから来てるんじゃないか、と言われると、何だか果てしない堂々巡りをさせられている気分になって、何とも滅入る。だから、こういう川上さんの文章を読んでいると、ふっと肩から力が抜けて気分が軽くなるような気がした。川上さんの視点は、凡人の私とはだいぶ違っているのだけれど、その違い方の「間」がとてもいいんです。そして、ひょい、っとはぐらかされた「間」に笑っているうちに、ふっと何かが後ろに立ってるような怖さもあって、その「怖さ」が川上さんの魅力でもありますね。無邪気な子どもが、穴を掘ってるとぶわあっと何か出てくるような。川上さんの手には、そんな魔力がある。・・・やっぱりヘンな人です。
川上さんとナマズ。もう、あまりにその組み合わせがぴったりで、タイトルにも笑ってしまいました。あんなに綺麗な人なのに、何でや知らん、「ナマズ」が似合うってねえ。そこもツッコミどころかも。表紙も装丁もとても可愛くてそこもいい感じです。美味しいお茶とおせんべいを齧りながら読みたい一冊でした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
このタイトルいいよねぇ!
新聞の下の方に出ていた広告がぱっと目に入って
すごく読みたいと思ってたんよね〜。
やっぱりおもしろそう…って、川上さんだから当然か?
何しろこの人のずれ具合が好きです。
これだけずれててもちゃんと生きていられるなら、
大概のことは大丈夫のはず、と思わせてくれます。
いちいち深刻に悩むのがアホらしくなる
フランス映画の味わいにも似ているような。

S
2011/03/05 19:58
>Sちゃん
今日はコタツで寝込んでて失礼しました(; ̄▽ ̄)
川上さんはいいよねえ。ちょっとズレてる私たちが、ツッコムことが出来る人がいる!というのがとても嬉しい(笑)
物凄くアホらしいフランス映画見たいわあ・・。今度紹介して(*^m^*)
ERI
2011/03/07 22:16

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